- 怪談あるいは都市伝説の一つ。
- ゲーム『女神転生』シリーズに登場する悪魔。
- ゲーム『幕末浪漫 月華の剣士』に登場するキャラクター。読みは「しきょう」。
- ゲーム『東方Project』のスペルカードの1つ。→正体不明「紫鏡」
女神転生と東方のものは都市伝説に由来している。本記事では東方を除いた3つについて説明する。
都市伝説の紫鏡
「紫鏡」や「紫の鏡」などの単語を二十歳になるまで覚えていると死ぬ(あるいは呪われる)と伝わるもの。
怪談として語られる場合は「何故その言葉が呪われているのか?」の話になるが、地方によって内容のバリエーションが多い。
何故、呪われているか結論から言ってしまえば中国の道教思想と陰陽五行説によるもの。
紫は本来は道教において最高の尊貴な色として認識され、特別視されている。
だがしかし鏡を紫に染めると言う行為は死者の通る黄泉路を作り出すと言う事でもあり、
鏡を見た人間を黄泉路に引き込むと言う意味をもたらしている。
「白い水晶」「ホワイトパワー」等もやはり陰陽五行説によるもの。
つまりは映画作品におけるキョンシーの札程度のもので大した意味はない。勅令とかね。
だから安心していくらでも覚えているといいだろう。
バリエーションの一例
- 言葉を忘れないと「不幸になる」「鏡の破片に全身を刺されて死ぬ」「結婚できない」。
- 「水色の鏡」「ピンクの鏡」「白い水晶」「ホワイトパワー」「永遠に輝く金色の鏡」などを言うと解除される。
- 他にも「20歳まで覚えていると呪われる」とされる単語に「イルカ島」「紫の亀」「血まみれのコックさん」などがある。
2010年には三原光尋によって、これを題材にしたホラー映画『ムラサキカガミ』が制作された(→公式サイト)。
美川べるのの作品の1つである『学園天国パラドキシア』に登場する、メリーさんの父親が「全国の小学生に紫鏡を20歳以上まで覚えていても死なない事を教える」仕事をしているらしい。
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女神転生シリーズにおけるむらさきカガミ
『ソウルハッカーズ』において、都市伝説を出典とする新種族「怪異」の最高位の悪魔として初登場した。
縁が紫色の手鏡のデザインで、終盤に雑魚としてエンカウントするほかファントムソサエティのダークサマナーマヨーネが戦闘で召喚してくる。
魔法を反射する「マカラカーン」の呪文や呪殺属性の即死技「うしの刻参り」などのスキルが使えるが、怪異は合体での作成も合体材料として使用するのもできないため、仲魔にするメリットは残念ながらほとんどない。
その後は現代を舞台にした作品が少ないせいか、都市伝説系の悪魔は出番が少なく、『ソウルハッカーズ』で怪異として登場した悪魔は、その後ターボばあちゃんとカシマレイコが『ペルソナ2』に登場したくらいに留まっていた。
しかし、10年以上のブランクを挟んで『デビルサバイバー2』で久々に再登場した。
作中では最高位の幽鬼であり、『物理と衝撃以外の属性は全部反射』の防御相性を持つ。
こちらでは普通に合体で作成できるため、弱点である物理と衝撃属性の耐性を付与すると、強力な仲魔として活躍できる。
なお、アニメ版でも最終話でしっかりと登場している。
月華の剣士における紫鏡
CV:モンスター前塚
かつては新撰組に所属していたが、殺人欲のみで動き不要な殺人も行っていたため、新撰組内で粛清の対象となった。だが、事前に次第を察して新撰組を脱退、以降は流浪のはぐれ人斬りとなった。
以降の詳細はこちらを参照。