マァ……トオイトコロマデ……。
ヨク…キタ……ネェ……ッ!
イイケド…ネ……。
ココ…デ……シズンジャエ…バ…イインジャナイ?
概要
2018年の初秋イベント『抜錨!連合艦隊、西へ!』のE-4(作戦名:ジェノヴァの風)のボスとして初登場した深海棲艦。
船渠(せんきょ)とは、船を建造、修理する場所。いわゆるドックのことである。
「入渠中駆逐艦 船渠棲姫」とあるところから修理中だったと推測され、それを裏付けるように砲・魚雷などを装備していないことが確認されている。
容姿
青白いメッシュの入った黒髪をツーサイドアップにまとめ、「たこ焼き」と通称される深海側の新型艦載機に似た帽子らしきものを被っている。衣装は袖無しのセーラーワンピース。
両手にはトンカチとスパナを持っているが……貴女、修理される側なのでは?
シズンジャエバ!?
ヤナヤツ…! キライッ!
イカナイヨ…ソンナトコッ!
ヤメテヨ!
背後からはドックの構造物と思われる艤装が伸びており、周囲には本体とお揃いの帽子を被りボート状のものに乗ったお供を2隻連れている。モチーフからすると、港で使われる艀などがモデルだろうか。
フーン、スコシハ ヤルンダァ…?
デモネェ…ゼンッゼンアマイカラ! ソレッテバ!
「壊」状態になると青白かったメッシュが、赤(ピンク?)に変化する。表情も不機嫌そうな顔から怒りをあらわにした顔になる。2隻のお供の姿は消え、帽子っぽい何かは涙目になっている。
余談
史実においてジェノバの地に散ったある艦娘によく似た外見をしている。その為、彼女は「『ある艦娘』が深海棲艦化してしまった姿」という推測が可能である。
のだが、『その艦娘』は船渠棲姫を倒すべく友軍艦隊で颯爽と現れる。
つまりこの説は正しくないか、正しいとすれば友軍艦隊の出自そのものが謎に包まれる事になる。
しかし対存在の艦娘と深海棲艦は多数登場している。前回のイベント時にも自軍の瑞鶴や武蔵・瑞鳳が居るにもかかわらず、彼女達の深海化版と言える深海鶴棲姫が登場しているし、そもそもイタリア艦自体が深海棲艦と紐づいていない艦の方が多数である。
「深海棲艦=深海棲艦化した艦娘」というのは飽くまで一つの説に過ぎず該当しない艦など多数存在しいる。
その辺りが艦娘と深海棲艦の謎を解く鍵なのかもしれない。
ヤダ…ヤラレチャッタ……。ソンナコト…アルンダ……。
シュウリシテ……シュウリ…スレバ…。アタシダッテ…マタ コノウミデ……ステキナ ウミヲ…オモイドオリニ…ハシッテ……。
エッ…? なに…? すごい…きれい…あたたかい…。いいの…? そうなんだ……。
つまり…なにかを恨まず…自分が…。そうか…自分が前に、進めばいいんだ! …よしっ! Ciao!