概要
赤、黄、緑の組み合わせにより、速度の上限を細かく指定する。なお、下記の数値は特記なき限り一般的なJR線のものであり、鉄道会社によって制限速度は異なる。
JRの2現示式であれば基本的に赤と緑のみだが、自動列車停止装置の速度制限情報と連動している三岐鉄道北勢線等では、2現示式でも赤と黄の組み合わせとなる場合がある。
赤 | 停止。進んではいけない。列車が通過した際や交換所で見られる |
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黄+黄 | 警戒。25km/hか30km/h以下で進んでよい。駅の手前で見られる |
黄 | 注意。45km/h-65km/h以下で進んでよい。 |
黄+緑 | 減速。65km/h-85km/h以下で進んでよい。最高速の高い鉄道路線で見られる |
黄+緑点滅 | 抑速。105km/h以下で進んでよい。C-ATS導入路線の一部区間に存在。点滅は1分間に80回で最高速の引き上げられた鉄道路線で見られる |
緑 | 進行。信号機による速度制限は運用最高速とし、C-ATSでは130km/h以下。 |
緑+緑 | 高速進行。130km/h-160km/h以内の運用最高速で進んでよい。成田スカイアクセス線に存在し、スカイライナーにのみ現示する。2015年のダイヤ改正まではほくほく線において、はくたかにも現示していた。 |
なお、鉄道において、色灯式信号機が故障を含む何らかの理由で消灯していた場合、その信号機が現示できる最も制限される現示を行っているものとみなされる。(その信号機が赤の現示ができるものでは赤信号の扱いになる。)
故障であって、すぐに復旧できない場合は、該当する色灯式信号機へ、白色の大きな「×」の形をした板を列車の運転士に見える向きに取り付けることで無効にできる。
単線において信号場を廃止する場合にあっても、信号機を撤去するまでは同じ措置を行う。