概要
藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』の登場キャラクターで、映画『がんばれ!ジャイアン!!』のキーパーソン。声優は佐々木望(劇場版)→高城元気(わさドラ版初代)→下野紘(わさドラ版2代目)。
原作漫画ではTC40巻の「泣くなジャイ子よ」で登場。隣町に住む同人作家で、漫画が好きな小学生。その名の通り、何故かやたらと女の子にモテにモテる少年。ジャイアンいわくバレンタインデーにはチョコレートを100個近く貰ったことがあるという。
劇中での活躍
泣くなジャイ子よ
ジャイ子は彼に一目惚れをし、それを知ったジャイアンはドラえもんに相談をして、ひみつ道具・身代わりマイクを使って二人を近づけようとするが、訳も分からず強制的に「友達になりたい」と喋ってしまったジャイ子は逃亡してしまう。(その時に彼女はスケッチブックを落としてしまう)
しかしもて夫はそのスケッチブックをジャイ子に届け彼女の漫画を絶賛し、それが切っ掛けで晴れて友達関係になった。
ジャイアンとジャイ子
ドラえもんの道具「カンヅメカン」のおかげでなんとか締め切りに間に合ったジャイ子の同人漫画を読んで、乱暴者な兄に苦労させられながらもそんな兄を慕う妹の姿を描いた内容の漫画を「実に素晴らしいストーリー」と大絶賛した。
がんばれ!ジャイアン!!
この作品のみ名前が「茂手モテ夫」とカタカナ表記になっており、微妙に名前が変わっている。原作版のようにイケメンの設定があるかどうかは不明だが、原作に無い設定として彼はスポ根のような少年漫画を描いている部分が見られる。
また、劇場版では二人が出会った経緯が若干変わっており、また出会う前にのび太と本屋で遭遇をして彼に欲しかった漫画を譲っている。
ジャイ子がジャイアンを追いかけ回している時にモテ夫とぶつかって原稿用紙を落としてしまい、それによってお互いの作品を見た二人は絶賛をしあっている。
身代わりマイクを使うシーンも変更されており、静香やスネ夫も加担しているが、ジャイ子はそれに気づいておりジャイアンにきつく当たって(その時原稿用紙31枚を紛失してしまう)モテ夫と別れようとした。しかし、翌日にモテ夫は事前にのび太から渡されたジャイ子の原稿用紙2枚を彼女に返し、改めて共に同人活動をしようと勧めた。
エピローグでは、二人の描いた同人誌が見事に売り切れ、またのび太とも漫画を通じて友達関係となっている。
余談
劇中の活躍から一部のファンからモテ夫はセワシの祖先の一人ではないのか、またのび太と容姿が似ているためのび太とジャイ子の子供達はモテ夫とジャイ子の子供として生まれたのではないかといった考察がされることがある。
劇場版で声を演じた佐々木とジャイ子の声を演じた青木和代は、アニメ『おぼっちゃまくん』でも共演している。