蒼乃ゆうき
あおのゆうき
平成31年(2019年)3月1日に活動を開始した、Pictoria出身のバーチャルYouTuber。相方のオカマなオオカミ・おーさまとコンビで動画を配信している。
2020年5月4日にPictoriaからの移籍と短期の活動休止を発表。同月25日には447 Recordsへ参画するとの報せを携えてブォンの前に再び姿を現した。
単発企画やゲーム実況、生放送にも取り組んでおり、特に「歌ってみた動画」では力強い歌声を披露しているが、普段のノリとのギャップから「歌担当が別にいる説」が公然と囁かれている。
【蒼乃ゆうき】千本桜/黒うさP【歌ってみた】
最初の動画投稿は3月1日だが、Twitterアカウントの利用は2月7日から。動画用のイラストを自作するほどに絵心があり、時折Twitterでもイラストを投稿している。ちなみにファンアートはハッシュタグ「#蒼乃絵巻」にて募集していた(せんちゃ氏による設定画 / 私服一覧)。復活後は「#アオノユウキ」タグに統一されている。
初回動画と第1回生放送のクイズ企画コンボによって早々にアホの子っぷりが露呈する一方で、生き物系の問題には造詣の深さを覗かせるなど、知識にはだいぶ偏りがある。
Twitterで報告されるハプニングや不運ネタは公私を問わず、10万円の液晶タブレットの電源コードが捻じ切れる、自宅で友人と騒ぎ過ぎて隣の住人に警察を呼ばれる、頑張って貯めたポイントカードの詰まった財布を落とす、なけなしの500円玉をマンホールに食われる、家の前の道路が消える、自宅の火災報知機が誤作動を起こす、一粒のタピオカで窒息しかける、靴が両足同時に破損してコンクリートの上で転倒する等々、ブォンからはどうやって生きてきたのかを心配する声も聞かれるほど。
おーさま
ゆる系のぬいぐるみのようなオオカミの神様で、動画内では浮いたり蒼乃の頭上に乗ったりしている。蒼乃とは普段から懇意にしており、互いの評には歯に衣着せない間柄。
性別は真ん中のレディ。好きなものはかわいい系の男の子で、早朝の新宿2丁目で寝転がったりしている。座る時には「どっこい清少納言」と呟いているらしい。
蒼乃ゆうきを「立派なメス鬼」に育てるために奮闘しているが、一般常識や教養にあやしい点の多い蒼乃に手を焼いており、生放送ともなると視聴者のコメントを噛み砕いて説明してやったり、彼女のやらかしを速やかに詫びたりと苦労も多く、ブォンからは労いの声が上がっている。
後述の養命酒事件では仔細を知らないままに生放送用の養命酒を買いに行かされ、放送中に事の経緯を聞くこととなった。
ブォン
何のことはない、蒼乃ゆうきがファン名称についてツイートした際に寝ぼけて「ファン」を「ブォン」と打ち間違えただけである。
ファンの呼称については直前の(「反省会」という名目の)生放送中に議題に挙がっており、視聴者が書き込むチャット欄の中から「蒼乃小学校PTA」や「保護者」「ア保護者(あほ-ごしゃ)」などの有力候補が出揃っていた中での一撃であった。
本人の訂正もお構いなしに歓迎ムードのフォロワーたちに抵抗する蒼乃の声はプロデューサーに一蹴され、「蒼乃ゆうきのファン」を指す語は「ブォン」に決定、挨拶や語尾など様々な用途に使われている。
アオノユウキ
約5ヶ月の活動休止期間を挟んで2020年10月3日にお目見えした、諸々を一新した新形態。自ら選んだ「鬼」というモチーフから脱する形で、実は着脱式だった角とお別れした。いくらかボーイッシュな印象が増しているが、喋るとそのまんま。おーさまとの茶番も変わりない様子である。
アラカルト
◆ 好きな食べ物: ハンバーグ、オムライス、カレーライス、梅シート
◆ 得意なこと: 料理、生物関係のクイズ、梅シートの味利き
◆ 人に振る舞えるほどの料理上手だが「さしすせそ」は知らず、クイズを出された際には「砂糖・塩・酢・背脂・ソルト」と回答
◆ オオカミ(おーさまではない)が好き
◆ ヤゴを飼育してトンボに孵したことがある
◆ 1~2駅ぶんの電車代を出すくらいなら徒歩を選ぶ
◆ 電気代節約のために夜間は蝋燭の灯りで過ごしている
◆ お酒には弱く、特に日本酒が苦手
◆ かわいいくしゃみが出来ず、生放送中にこよりを使って練習している
◆ 掛け算の7の段がめちゃくちゃ苦手
◆ 書道有段者で字は綺麗に書ける
◆ 引っ越す度に怪現象に見舞われている
◆ おめでたいことは「祝(いわ)」でお祝いする
事件発生は7月8日。Vティークの公式アカウントがTwitter上で告知したvol.4の発売、そこには新人として蒼乃ゆうきの名前と、彼女のアカウントIDが記されていた。しかしVティーク編集部サイドを襲う「_(アンダーバー)」が消えるという不具合から、リンク先では放棄されたと思しき一般人のアカウント(登録は2010年、ツイート数3つ)が発掘されることになる。その自己紹介文には「養命酒 始めました」の一文が記されていた。
これに何を思ったか、蒼乃がVティークの誌面にて対談した同期の三角形・斗和キセキが自身のアカウントでこの様子を投稿。蒼乃が返した陽気な反応は瞬く間にブォンの知るところとなり、蒼乃が冠してきた二つ名の新候補に「養命酒」が躍り出る。
曲がりなりにも自身のエピソードから二つ名が生まれていた蒼乃にとっては完全な貰い事故であり、斗和がVティークの対談企画になぞらえて投下した「アストレイレッドフレーム改 VS 養命酒」という意味不明すぎるワードが斗和・蒼乃界隈を駆け巡る。斗和の執念が実を結んだのか養命酒の一件は見事にバズり、蒼乃のTwitterフォロワー数およびYouTubeチャンネル登録者数は急増。スタッフがやけくそ混じりに祝杯を挙げる傍ら、この顛末を誌面に反映させるべく、蒼乃は斗和もろとも発売を待つのみとなっていたはずのVティークの原稿を修正する羽目になる。苦悶の一夜を過ごした蒼乃は、翌朝すべてを受け入れたのだった。