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虎嘯

こしょう

才に秀でた人物が活躍する喩。本稿では、小野不由美の小説『十二国記』に登場するキャラクターについて解説する。

曖昧さ回避

虎嘯(こしょう)とは―

  1. がほえること。これをに優れた能力を持つ人(英雄豪傑)が世に出て活躍することを意味する言葉。
  2. 1.に因んで、世に出るほどの才に秀でた人物を評する呼称としても用いれる。例:虎嘯(こしょう)いて風生(ふうしょう)ず
  3. 小野不由美の小説『十二国記』に登場するキャラクター。 ⇒ 本稿で解説

概要編集

 cv:西凛太朗


 巌(いわ)のような体格に、黒い髪の大男で、夕暉の兄。

慶東国和州で安宿を経営していた。

 「風の万里_黎明の空」において、圧政を敷く州候・呀峰、郷長・昇紘を追放するため同志を募り「殊恩党」を結成、その首謀者として謀反をおこす準備を進める(和州の乱)。

 そのさなか、身分を隠し、かつて名君・達王の大師であり、「松塾」を主宰し人材の育成に勤めていた遠甫に政治・民情を学んでいた景王中嶋陽子は州候・呀峰、郷長・昇紘の圧政を知り、さらに留守中、冢宰・靖共の息のかかった暴漢に遠甫は襲われて拉致、陽子の友人となった少女・蘭玉は殺害、蘭玉の弟・蘭桂は瀕死の重症を負う事件が起こった。

 これらの事件によって、圧政の黒幕に冢宰・靖共がいること知った景王・陽子は「殊恩党」に合流、「松塾」の残党、恭州国からの旅人・祥瓊才州国から陽子を訪ねてきた大木鈴らとともに靖共・呀峰・昇紘ら圧政に加担した官吏を一掃した。

 

 和州の乱後、新たな冢宰に「松塾」の高弟であり、麦州で善政を敷いていた浩瀚を登用する一方、祥瓊・鈴は女史として陽子の側近くに仕え、虎嘯は大僕として景王・陽子の警護をまかされ、弟・夕暉は陽子の推薦により首都・瑛州の小学に入学している。


 また、戴極国から予期せぬ来客が景王・陽子を訪れたおりには、重い傷を負っていることと、景王との面会を強く求めたことから、彼女を止めずに陽子に会わせている。

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十二国記

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