「一回くらいは頑張ってあげようかな」
※『魔法少女おりこ☆マギカ』は本編と本編を補完する[新約]「sadness prayer」、これらとは別の時間軸を描いた[別編]「noisy citrine」、「symmetry diamond」、「the last agate」が存在する。以下、特に注意書きがない場合は本編についての記載とする。
概要
浅古小巻とは友達であり命の恩人。
林間学校にて火災が発生し命を失いかけた際、「みんなを守るため」に契約した小巻に助けられてから仲良くなっている。
初登場は[新約]「sadness prayer」。
本編での時間軸において見滝原周辺を騒がせた事件「魔法少女狩り」の発端となった、最初の犠牲者である。
作中での活躍
小巻の妹である小糸から小巻の最近の様子について相談を受け、行動を起こしたことから事件に巻き込まれてしまう。
登場期間は短いが、小巻と同じく、
キリカの性格が本編のように壊れ「魔法少女狩り」がはじまったきっかけなど、本編の時間軸での話の元となるエピソードに関わる重要な役割を担っている。
家を抜け出してどこかに行っているらしい小巻のことを調べるため、晶は小巻の携帯に追跡アプリを入れて居場所を探っていた。
GPSが指したのは町外れの工場であり、晶は小巻の身に何かが起きていることを悟り心配する。
そして、その中に入ると、魔法を使う見知らぬ少女と小巻が戦っている場面に出くわす。
晶は警察に連絡しようとして小糸にかけたりするくらい混乱していたが、命の恩人である小巻を庇おうとして、激化する戦いの中に踏み込んでしまう。
その結果、晶はキリカが小巻の動きを封じようと結界の中に巡らせた攻撃に貫かれ、命を落としてしまう。
その後、小巻は友人を殺されたことで激怒。キリカも自分の攻撃で一般人を巻き込んで死なせてしまったことを受け入れられずに戸惑ったまま、自分の置かれている状況にパニックになってしまう。
小巻は怒りに任せてキリカに突進し、目をつむったまま武器を振るったキリカに頭部を貫かれ、小巻自身も死亡した。
殺人を犯してしまったキリカは、それがトラウマとなって幻覚を見るほど精神を病んでしまう。
そんなキリカの様子を見て織莉子がキリカのことを切り捨てようとした矢先、織莉子の不在中に訪ねてきた美幸から、キリカは小巻と晶が織莉子の同級生だったことを知る。
キリカは自分の殺した二人と織莉子が友人であったと思い込み、キリカは罪悪感に耐えきれずに錯乱し、織莉子に許しと助けを乞う。
織莉子はその罪悪感につけこんで、たとえ人殺しだろうとどんなことでも自分に従うように仕向け、キリカは絶望に染まった心から抜け出すため、「助けてもらった」ことを感謝し、織莉子に忠誠を誓う。
この件をきっかけとして「魔法少女狩り」に発展し、事態は更に激化することになってしまうのだった。
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