概要
古くは「関中」とよばれた渭水盆地の中心部に位置する。古都・長安の後身である。長安としての歴史は同記事参照。
刀削麺、ビャンビャン麺、涼皮、餃子、小龍包などの小麦粉料理や、西域の影響を受けた肉夾饃(中国版ハンバーガーともケバブとも言われる)などの羊肉料理などが名物である。
歴史
1369年(洪武2年)、明朝は元朝の奉元路を廃止し西安府を設置、これが西安の名称の初見で、明朝末期には長安に戻されたが清朝に再び西安に戻された。
1928年、西安に初めて市制が施行され省轄市としての西安市が成立。
1936年には国共合作による大日本帝国への対抗を目指す張学良が蒋介石を軟禁した西安事件の舞台となった。
1948年には国民政府行政院轄市に改編、中華人民共和国成立後は延安に代わって陝甘寧辺区の首府となり、西北行政区轄市、中央直轄市、計画単列市と改編が続き、1954年に陝西省の省都、副省級市となって現在に至っている。
関連タグ
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