轟沈・弓張月(ごうちん・ゆみはりづき)
- ランク:B+
- 種別:対艦宝具
- レンジ:5~50
- 最大捕捉:一隻(便宜上)
「剛弓、全力使用可能。」
「不撓不屈たる我が剛弓、これを以て全てを薙ぎ払う。『轟沈・弓張月(ごうちん・ゆみはりづき)』……即ち、月光大砲――発射!」
たった一矢で船舶を沈めた逸話を再現した宝具。
その威力は、最早矢と呼べるものでなく、着弾時に大規模な魔力の爆発も伴うため、撃ち返すのはほぼ不可能に近い。
名前の由来は上記の逸話と彼が主人公である読本『椿説弓張月』からと思われる。
この宝具の本質は「一人を狙った矢」である事。つまり必ず一人を狙撃する必中の一撃に等しく、余波による爆発は副次的効果でしかない。
本編では絶大なバックアップの元でとは言え、威力は神代の聖剣・魔剣に匹敵しており、相手がジークフリートでなければ例え防いでも余波で消し飛び、そのジークフリートでも三発同時発射には二射目までしか捌けなかった程。
なお、木造船であった頃はまだ本気を出していなかったが、サーヴァントとなった状態ではむしろ全力を出す。
海(水上)では宝具を裏打ちする神秘が増すため、現在においてはイージス艦も一撃で致命傷を負わせ、原子力潜水艦ですら矢から逃れることは難しい。
その威力ゆえに、宝具の連続使用にはかなりの負担と時間が必要とされるが、合間合間に連射による牽制、あるいは三本に分割しての使用など、創意工夫を凝らして相手を寄せ付けない。