概要
周りのユーザーへの迷惑など考えず、考えなしに追悼コメを書き込む困った人達。無自覚な荒らしの一種であるのだが、追悼は無条件で善行になると信じ込んでるゆえに、彼らは迷惑行為を行っている自覚がまるでない。所謂、ありがた迷惑。
本来、追悼を行うことは悪いことではないが、場所を弁えずに行えば迷惑行為、マナー違反でしかない。彼らは明らかに追悼を目的にしたものではないイラストや動画、漫画であっても、追悼コメントだらけにしてしまう。
迷惑をかけてしまった人、追悼厨というレッテルを貼られてしまった人は、今一度この記事を読んで、よくよく自省してほしい。
「小さな親切大きなお世話」「地獄への道は善意で舗装されている」という諺を覚え、戒めにすることもオススメする。
客観視してほしい
想像してほしい。漫画を読む読者は、当然コメント欄には漫画の感想が書いてあるものだと思うであろう。それが追悼コメで埋まっていたら、「みんなの感想を読みに来たのに、なんだこれは!?邪魔!」と不愉快にならないであろうか。亡くなった漫画家も喜ぶどころか、却って「追悼コメばかりが上位コメにくるなんて、僕の漫画はそんなに内容が薄っぺらかったのか」と悲しむであろう。
(少なくとも、そういう仕様の場所においては追悼コメに「いいね」を押してしまう連中も同罪と言える。)
漫画のコメント欄は漫画の感想について語る場所(コミュニティ)であり、追悼をする場所ではない。
想像してほしい。動画を見るリスナーは、当然コメント欄には動画の感想が書いてあるものだと思うであろう。それが追悼コメで埋まっていたら、「みんなの感想を見に来たのに、なんだこれは!?邪魔!」と不愉快にならないであろうか。亡くなった動画製作者の動画でコメントした場合は、「追悼コメでコメント欄が埋まるなんて、僕の作った動画はそんなに内容が薄っぺらいのか」と、亡くなった動画製作者を喜ばせるどころか却って悲しませる結果になるであろう。動画のコメント欄は動画の感想について語る場所(コミュニティ)であり、追悼をする場所ではない。
要するに、無自覚に迷惑行為を行う、所謂、無自覚な荒らしになっているのである。
彼らのやっていることはリアルで例えるなら
- 電車やバスで「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」と大声で叫んだら他の客から怒られるであろう。
- 歌手のライブで「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」と大声で叫んだら出禁になるであろう。
- トンネルに「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」とスプレーで落書きをしたら器物損壊罪で逮捕されるであろう。
- 遺族の家に無断で勝手にズカズカ上がり込んで「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」と一礼されても不審者にしかならないし住居侵入罪で逮捕されるであろう。
- 故人の「◯◯美術館」などのイベントで展示物に無断で「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」とスプレーで書いたら(ry。
- 亡くなった漫画家の単行本に、まだ買ってないのに「亡くなった◯◯さんの御冥福を祈ります!」とサインしたら(rv。
- ハロウィン会場で「◯◯さんの御冥福を祈ります!」と渋谷のハロウィンの如くドンチャン騒ぎしたら(ry。
- 漫画、動画の感想についてみんなで雑談するコミュニティで、「◯◯さんの御冥福を祈ります!」と亡くなった作者の話ばかりマシンガントークしたら(ry。
追悼厨のやっていることは、これらと全く同じである。
本題
要するに、追悼行為そのものが悪いわけでも、追悼コメントをSNSに書き込むことそのものが悪いわけでもない。
場所などを弁えずに追悼コメントをするから、トラブルになるのである。
そもそも、それほど惜しまれる人物であったなら、ほぼ確実に追悼イラストや追悼動画が存在する。
追悼とは心。迷惑行為、マナー違反の追悼は却って故人や遺族に失礼である。
周りの人への迷惑など考えず、追悼コメントを連発し埋め尽くすことほど軽々しい追悼はない。
追悼コメは追悼を目的とした場所で行うのが、亡くなった方に対しても礼儀である。
ところが、厄介なことに、彼らは自身の追悼に圧倒的正義を感じている場合が多い。
追悼は追悼イラストで、追悼は追悼動画で、などの誘導に対して「不謹慎だ!」「故人をバカにするな!」「追悼することの何が悪い!」「自治厨うぜえ!」などと、かなりの確率で逆切れする。
そうではない、迷惑行為になっているから、それを不快に感じた人から怒られるのである。そして、そういうコメを1つでもされるということは、一定数の人が不愉快に思っているということである。
己が追悼が自己満足になってはいないか、ここのコメント欄は客観的に考えて追悼をしても問題ない場所なのか、迷惑行為になっていないか、今一度コメントする前に、自分の心に問いかけてみるべし。
ピクシブにおいては追悼イラストがランク入りする場面が非常に多く、そんな中高ランクに追悼イラスト以外がランク入りした場合、「場違い」「空気読め」など勘違いも甚だしい追悼厨の存在が問題視されている。