概要
『学校であった怖い話』に登場する語り手荒井昭二に、4番目に語ってもらうと聞くことができる話に登場する女の妖怪。
出会ってしまったものに、ある約束を守るように詰め寄ってくるが…
この話では、名前の通り画面上に逆さになった女の顔の上半分が降りてきて非常に心臓に悪い。
SFC版では赤系の実写取り込み、プレイステーションの『学校であった怖い話S』では、青系のCG色が強いモノに。
人気があったので『四八(仮)』でも和装で寄り目な逆さ女が登場する。
アパシーシリーズのVNV最終版ではボランティアで集まったファンが熱演している。
余談
いわゆる一発ネタ的なビックリ箱怪談なので「SFC以外は劣化」と騒がれ「昔の人はこんなのが怖かったの?」と言われがち。
↓を前情報無しで見せられた当時のユーザーはトラウマになったのだ。SFCだけ怖いと言われるのは最初に見たからだと思われる。
類似したもの
- 94年7月発行の児童書『ひとりでいらっしゃい』に天井から逆さに現れる少年の生首が現れる。主人公が初対面の6人の大学生と助教授から怪談を聞く、話の登場人物に仮面の少女を彷彿とさせる「狐面の少年」や元木早苗と同姓同名の女性がいたりと学怖の元ネタではないかと一部で噂されている。
- ホラーRPG『スウィートホーム』ではゾンビの垂直反転色違いとして「さかさゾンビ」が登場した。間宮邸の罠にかかって死んだ者のゾンビという設定だが、実は逆さゾンビのグラフィック反転がゾンビだった。(攻略本に掲載されたゾンビの設定画は異なる)なおエンディングのスタッフロールに「さかさバンビ」がいる。
- 『トワイライトシンドローム』究明編では、実写取り込みの逆さの女子高生の霊が登場する。
- 江戸時代に描かれた『稲生物怪録』では、三日目に現れた怪異に逆さの女の生首が登場する。なおこの怪異は『デジタル・デビル・ストーリー女神転生Ⅱ』にも“悪霊”サカサクビの名で登場した。
- 同じく鳥山石燕の妖怪画集には、天井から降りてくる「天井下」という公式で醜女の妖怪が紹介されている。
- 「逆さ男」という妖怪もいるが、こちらは手足の位置が逆で頭が逆さについている。