概要
CV:小野賢章
ワグナリア(猫組)フロア担当の青年アルバイト。19歳の貧乏フリーターで、肉屋を経営しているギャンブル好きの父親(CV:川田紳司)のせいで、天文学的な多重債務を抱えており、収入はことごとく借金返済に費やされている。
わりとイケメンであり、佐藤(180代前半)を上回り、種島の顔が腹の位置に来るほど長身。
ワグナリアでの収入だけでは返済に不十分なため、他にも新聞の配達やホストやコンビニ店員など、様々なアルバイトと掛け持ちしているが、上記の事情もあって、(本来は衛生上の理由から違法行為であるため一応禁止されているが)キッチン担当の足立と河野から度々余った食材や料理を内緒で分けてもらえるため、ワグナリアでの仕事を一番ありがたがっている(本人曰く「金は入ったそばから蒸発していく」らしい)。
ホスト時の女性客がワグナリアに足を運んだ際には米と塩を無心し、バレンタインチョコを貰うと「これでしばらく餓死せずに済む」と泣いて喜ぶほど食うに事欠いている。
志保との関係
フロア担当の鎌倉志保とはワグナリアに入る以前からの幼馴染であり、志保の父親が運営する消費者金融会社が借金相手の一人。志保によれば6400万円以上の債権を抱えている。
幼少期の些細な出来事がきっかけで歪んだ好意を持つ志保からは「底辺以下」呼ばわりされては度々ひどい仕打ちを受けており、死亡フラグにぶち当たるようになる。初期には熊に襲われそうになった(と勘違いした)際に「あの鬼(もちろん志保のこと)を食べて下さい!!」と真っ先に見捨てたり、黒服の斉藤と並んで歩いているのを見ただけで「志保と結婚して子供作って幸せな家庭を築いてからどん底に落ちねーかな」と吐いたりと露骨に彼女のことを嫌悪していた。
しかし、ある日いろいろあって志保の事を呼び捨てにしてみたら意外にも反応が良く、斉藤からの懇願(という名の脅し)を受けて志保を昔のようにゾンザイに扱ったところ、実は彼女からは蔑まれていたわけではなく、友達になりたかっただけである旨を知らされ、凍てついた関係に罅が入っていくこととなった。
付き合い始めてからは志保の親父から命を狙われるくらいイチャついており、志保の親父から斡旋された建設業者に正式に就職、バイトを辞職する。
完結時点で猫組男子の中では一番彼女との仲が深く、唯一男女の仲になっていると思しき描写が見受けられる。
進藤「俺と志保と姫ちゃんと三人で映ってる写真撮って下さい」
妃「いいぞ」
進藤「万が一俺が子孫を残せず死んだとしてもその写真があれば悔いはありません」
妃「必至だなーオイ」
(猫組6巻より)