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概要

1974年生まれ、東京都出身。

学生時代より演劇を始めるが、仲間の演技の才能に圧倒されその道を諦め、映画監督を目指して日本映画学校に進学する。その後ドキュメンタリー制作会社に就職し、取材やインタビューを手がけていた。しかし現場に向かないことを自覚し、映像関連業界に関わる最後の目標として脚本家を目指す。

その後、ドラマ『ラッキーセブン』や『主に泣いてます』などのフジテレビ系列のドラマや映画『図書館戦争』シリーズ、映画『アイアムアヒーロー』、ドラマ『空飛ぶ広報室』、『掟上今日子の備忘録』、『重版出来!』、『逃げるは恥だが役に立つ』、映画『罪の声』などの漫画・小説原作の実写化作品の脚本を担当。

また、『重版出来!』で仕事を共にした土井裕泰の強い薦めでオリジナル作品に挑戦するようになり、以降2018年には『アンナチュラル』、『獣になれない私たち』、『フェイクニュース』、2020年には『コタキ兄弟と四苦八苦』、『MIU404』といったオリジナル脚本作品を執筆した。

そのうち、『重版出来!』で東京ドラマアウォード2016にて脚本賞を受賞して原作ファンの批判の対象となりがちな漫画・小説の実写映像化において、原作オリジナルのエピソードに独自のつなぎのエピソードも適切に加えつつ原作の魅力を損なうことなく実写映像化作品としてまとめ上げる手腕を高く評価され、『アンナチュラル』では法医学という馴染みの薄い重い題材を社会問題も巧みに織り交ぜつつユーモアを交えた会話劇や魅力的なキャラクターにより明るくポップな空気感に仕上げ、さまざまな要素を盛り込みながらも散漫さを感じさせない高い構成力が評価され、東京ドラマアウォード2018脚本賞、コンフィデンスアワード・ドラマ賞年間大賞2018脚本賞、平成30年度(第69回)芸術選奨文部科学大臣新人賞放送部門の各賞を受賞している。

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野木亜紀子
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