概要
世界文化社から刊行、2024年3月20日に発売された大谷翔平の伝記絵本。
文・とりごえこうじ、絵・山田花菜。
大谷の特別協力を得て、子供に寄せた「君なら なんだってできる!!」というメッセージとともに、半生を絵本化した。売り上げの一部は日本赤十字社へ寄付される。
絵本では、大谷が8歳の頃に少年野球チームに入りプロ野球選手を目指した幼少時代から、プロ野球、北海道日本ハムファイターズ時代の活躍、MLBにおいてもロサンゼルス・エンゼルスで二刀流で活躍する現在までを描く。
また、世界文化社では2023年8月に児童絵本雑誌『ワンダーランド』にて大谷の特集を組んだことがあったことから、それを土台とし、日本全国の小学校へのグローブ寄付や、ロサンゼルス・ドジャース入団といった最新のエピソードも織り込んだ。
巻末には大谷選手へのインタビューや写真、等身大手形を入れた『もっとしりたい! 大谷翔平しんぶん』を収録。
余談
この絵本が発売された翌日の2024年3月21日、大谷選手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博で多額の負債を出し、大谷の資金を着服してその補填に充てていたとしてドジャースから解雇される事態が発生した(水原氏は翌月に銀行詐欺の容疑で訴追された)。
この絵本にも終盤に大谷選手がドジャースの入団会見を行うシーンで水原氏が描かれているページがあり、事件後に発売された第3版以降は該当ページから水原氏の姿が消されていることが報告されている(参考)。
尚、水原氏が描き込まれている初版~第2版は書店によっては既に完売しているところもあるとのことで、今後は入手が極めて困難になると思われる。
恐らく、古本屋や転売サイト等では相当なプレミア物になることだろう。
水原容疑者の載っていた版がメルカリで高額転売されていることも伝えられ、問題視されている。