特徴
赤く錆びた鉄の茨を全身に巻いた鎧を身にまとっており、
右手にはそれなりの大きさがある剣を装備し、背中には鉄茨が巻かれた大盾を背負っている。
狭間の地の至る所にあるボロ家などに夜間限定で唐突に出現するという特徴を持ち、
何も知らない褪せ人はいきなりのボス戦に混乱に陥るだろう。
狭間の地の4(後述を含めると5)箇所に出現し、撃破すると各鈴玉を獲得可能。
(円卓にいるNPC「双子の老婆」に渡すことで品揃えが増える。)
出現箇所
余談だが、その場所にいるNPCと数回会話しないと何故か出現しない
- リムグレイブ(嵐の丘)「戦学びのボロ家」にて出現
- 湖のリエーニエ「結びの教会」にて出現
- アルター高原(王都外廓)「世捨て商人のボロ家」にて出現
- ケイリッド(グレイオールの竜塚)「隠遁商人のボロ家」にて出現
ボスとして
剣でディレイを織り交ぜた攻撃を繰り出したり、背中に背負った盾を叩きつけ衝撃波を起こしたりなど、一般的なボスのような攻撃をしては来るのだが
こいつの最大の特徴が…
剣を飛ばして攻撃してくる
そう、まさかこのボス、あろうことか手に持った剣を自由自在にぶん回して攻撃するという中距離攻撃をしてくる敵なのである。
つまり接近戦でダメージを受け、下手な距離を開けて回復などをしようとすると、剣を飛ばしてきて…
一応鈴玉狩りは「フィールドボス」扱いであり、馬に乗ったり、その気になれば遠くから弓や魔術などでちまちま削ることもできるが、
そんなことをした矢先、全速前進でこちらに駆け寄ってきて剣を飛ばしてくるという接近戦が苦手な人からしたら地獄のような強さを持つ敵となるのだ。
(ちなみに聖杯瓶を使用した際もダッシュしてくるので注意。)
暗闇で赤黒く輝く光剣を操る姿はさながらスターウォーズの敵のようであり、初見で相対した褪せ人は腰が抜けることだろう。
攻撃のパターン
(詳細は各wikiや攻略動画などを参照してください。)
- 右からの三連撃
接近時に使用する攻撃。
初段はディレイがかかるので注意しよう。
- 左からの二連撃
こちらはディレイなしの攻撃となっている。
- 剣飛ばし
メイン技
いくつかの派生があるのでパターンをよく見極めよう。
共通点として剣を飛ばしてくる際は剣に赤いオーラが宿るのでそれで判別しよう。
- 掴み攻撃
左手になんらかの赤いオーラを発生させたのち、プレイヤーを掴んでくる。
ガード不可で結構ディレイもかけてくるので注意。
- エオヒドの剣舞
最大の技
剣をゆっくり浮かし、長めのディレイをかけた後にプレイヤーに向かって高速回転する突きを放つ。どう見てもドリルである。
多段ヒットであり、飛距離も長いため、完璧なタイミングでのローリングを推奨。
(ガードすると並みの大盾であってもスタミナをごっそり削り取られて剝がされる可能性がある、注意)
- タックル
左肩を前方に突き出し、高速でプレイヤーに接近する技。
威力自体は高くないが、高速かつ判定が割と長く残るため気を付けよう。
- 盾での叩きつけ
背後にいると主に使用する技。(正面にいても使用してくる)
背中の盾を取り出して地面に叩きつけ、衝撃波を起こす。
前方で発動した際、赤いオーラを纏って爆発させる派生技も存在する。
対策
- 思い切って接近戦に持ち込む
あくまでも中距離攻撃は「距離が空いている場合」のみ使用してくるため、密着すれば通常攻撃もしてくる。(ただし派生で飛ばしてきたり、最初から使用してくるのもあるため注意)
また、パリィも有効である。(二回成功で体勢を崩す、赤いオーラを纏った攻撃などは*パリィ不可)
他にも、体勢値は高くないので、隙ができた際にタメ攻撃を合間に入れていくと、意外にもすぐに体勢を崩したりすることもある。
逆に言うと脆くて接近戦が苦手な魔術師は辛く、魔力無効のレナラと並んで魔術ビルドの天敵と言える。こいつ自身が雷以外の非物理属性に耐性を持っているのも逆風だ。
- 出血などを用いる
鈴玉狩りは出血や冷気などの耐性が低いため、出血武器(もしくは派生した武器)を使うと、一気にHPを削り取ることが可能。
- 盾チク戦法
ガード強度の高い大盾を持ち、刺剣や槍などでガードしながら攻撃をする、いわゆる盾チク戦法も可能、しかしこちらは「ガード不可」の攻撃を覚える必要がある。
- 遠距離攻撃
弓などでかなり遠く離れて攻撃をすることも可能だが、あまり離れすぎると鈴玉狩りが元の出現位置にテレポートするため、やや厳しいか。
どうしても倒せない人向け
上記の方法でどうしても倒せない場合は以下の方法を試してみてほしい。
鈴玉狩りを出現させる
↓
頑張って背後に回り込む
↓
高確率で盾たたきつけをしてくる ※
↓
叩きつけを斜め前ローリングで躱し、再度背後に回り込む
↓
※が来るので繰り返す
このような疑似的にハメることも一応可能である。
ただし稀に普通に振り向いてくる場合があるので注意。
鉄茨のエレメール
アルター高原に位置する日陰城のボスエネミーで、鈴玉狩りと同じ見た目というか瓜二つであることから、鈴玉狩りの「本体」と思われる。
性能は攻撃力とHP以外、各地の鈴玉狩りと特に変わっていない。
こちらは鈴玉狩りと違って遺灰を召還可能である、積極的に召喚しよう。
撃破すると「マレー家の執行剣」、「鉄茨の大盾」を獲得でき、また円卓の指読みエンヤから「鉄茨シリーズ」の防具を購入可能になる。
マレー家の執行剣はトロコン対象である「伝説の武器」の1つなので、目指している方は頑張って撃破しよう。(エレメール自身もトロフィーこと実績の対象ではあるが)
ちなみにケイリッドの個体(鈴玉狩り)は本体よりもめちゃ強い、なぜなのか
設定(ネタバレ注意)
少し謎に包まれた人物であるが、防具のテキストによると
「エレメールは、数多の師範、商人たちを殺し
鈴玉狩りとして恐れられた」
と書かれていることから、かなりの残虐性と猟奇性を持った人物だと思われる。
しかしなぜ彼(彼女?)は師範や商人を殺していったのかの動機は不明。
一応鈴玉狩りとして出現する場所は、商人などがいる場所となっているため、
「鈴玉狩りが狙いを付けた家に、たまたま褪せ人が通りがかって、戦闘となった。」かどうかは不明。
防具のテキストには
「巻き付けられた、錆びた鉄茨は
咎人、特に死刑囚であることを示し」と書かれているため
一度はお縄になったそう。
しかし、マレー家の執行剣のテキストには
「鈴玉狩りとして恐れられた、鉄茨のエレメールは
処刑場でこれを奪い、自らの得物とし
故郷たるエオヒドの戦技を付与したのだ」
とあり、おそらく死刑執行の寸前にこの剣を何らかの方法で奪い取ったのちに、逆に城を乗っ取ったという曇天返しを見せて、今に至るというわけである。
(現に城主である敵対NPC「マレーマレー」は日陰城の外に佇んでいる。)
エオヒド
彼に関する装備のテキストを見れば分かるが、彼はエオヒドという小国で生まれている。
そして上記にあるエオヒドの戦技というのが、直剣カテゴリである「エオヒドの宝剣」という武器に詳細が書かれてある。
「滅びた小国、エオヒドの宝剣
その赤金は、決して朽ちることが無く
使い手の気を宿し自在に動く
エオヒドの剣は、空を舞うのだ」
関連装備
- マレー家の執行剣
彼が使用する大剣。
筋力の他に神秘を要求されるという珍しい筋神向けの伝説の武器。
魔力攻撃力を有しており、神秘を上げることで魔力攻撃力が増加していく。
(なお鈴玉狩りことエレメールの攻撃は全て純物理属性である。)
専用戦技は「エオヒドの剣舞」。
エレメールの最大の技を放つことができ、
火力、強靭削りに非常に優れている。
- エオヒドの宝剣
彼の故郷であるエオヒドの直剣。
マレー家の執行剣が筋神武器に対し、こちらは技量神秘向けの武器である。
こちらも魔力属性を有している。
専用戦技は同じく「エオヒドの剣舞」。
但し戦技自体の性能はあちらより低め。
- 鉄茨の大盾
彼が背負っている大盾。
木製でカット率とガード強度は控えめだが、出血の付帯効果がついており、
シールドバッシュなどで出血を起こすことが可能。
- 防具「鉄茨シリーズ」
彼が着ている防具で、「鉄茨のエレメール」を撃破すると、円卓の指読みエンヤが販売してくれる。
ソウルシリーズの「トゲシリーズ」と同じような性能で、防具を一部分でもつけると、
ローリング時に攻撃判定が付与される。
(ステップ戦技などの移動をする行動にも適用される。)
ちなみに足防具は敵の頭上に落下した際の踏みつけのダメージと、戦技であるキックの威力も高まる。
なお、防具としての性能はカット率と強靭度がやや低いが、頑健が高い。
余談
現バージョンでの彼は各地の商人などを殺しまわっている、かのフロム常連小悪党もドン引きな、屈指の外道なのだが、初期バージョンの彼は背景が違かったらしい。
元々はただの騎士だったのか、それともただの悪役なのか、
その辺りの考察は彼らに任せます。
「マレー家の執行剣」テキストにて(Ver1.00より)
敗軍の騎士、鉄茨のエレメールは
処刑場でこれを奪い、自らの得物とし
故郷たるエオヒドの戦技を付与したのだ
なお、本作のショップは円卓の双子の老婆と各地の商人が担っているのだが、あちこちに散らばっており、そもそも行き辛い場所にいることの多い商人達を巡るのは面倒である。一方で、商人が死んだら落とす鈴玉を円卓の老婆に渡せば、その商人の品物は円卓で買い物できるようになる。
そのため、買い物を円卓に一本化すべく自分が「鈴玉狩り」になる褪せ人が後を絶たないという……
関連タグ
夜の騎兵、死儀礼の鳥(死の鳥):(いずれもエルデンリングのボスかつ夜間のみ出現という共通点も同じである)