概要
神崎将臣による漫画作品で講談社の『ヤングマガジンアッパーズ』に1998年から2003年にかけて掲載されていた。
掲載誌のイメージ通り非常に猟奇的な描写が多く、読み手を択ぶ作風。
敵対組織として「赤い海」が登場するなど『重機甲兵ゼノン』と世界観を同じくしており、『XENON』シリーズの一作となっている。
そして主人公の薬師丸鋼が女の子のためか、全体的にパンチラ、いやそれ以上の性表現が多めな作品となっている。
講談社掲載の作品であるが、秋田書店からコンビニコミックス版が発売された。
あらすじ
女子高生である主人公・薬師丸鋼は、身体に「宮本武蔵」の遺伝子を持っていた。
そして、自らの身体に武蔵の遺伝子を植え付けた「赤い海」と闘いながら、「寄生(パラサイト)計画」と「赤い海」、そして自らの出生の謎に迫っていく。
登場人物
主人公。武蔵の遺伝子を持つ元アマチュアバイクレーサーの女子高生。幼い頃に武蔵の遺伝子を植え付けられ、暴走族にレイプされそうになった時に遺伝子覚醒を起こす。「赤い海」により両親を攫われ、否応なしに戦いに巻き込まれていく。
生前の武蔵同様に二刀流を使用。主な獲物はサバイバルナイフ。自分が武蔵そのものになるのを危惧し、戦いの際には制服を着たがる。
連の用心棒を務めるガンファイターの青年。イカサマ関西弁のエロ男子。過去に恋人を「赤い海」に強姦殺人され、「赤い海」を憎悪している。
生前のビリー同様に二丁拳銃の使い手で、サブマシンガンも扱える。
「赤い霧」の脱走者。眼鏡のイケメンでゲイ寄りのバイセクシャル。鋼とステファンの司令塔を務める。
生前の千鶴子の力を受け継ぎ、透視やテレパシーが使える超能力者。
完全寄生者の少年。元「赤い海」の殺人部隊「ブラックベレー」所属だが、「赤い海」を裏切り連に味方する。鋼の戦闘教官を務める。
中盤から登場する少年。もともと一般人であったが「寄生者」同士の戦いに巻き込まれ、静香を守るために鋼一派に協力する。
伊織の幼馴染。突然空手王者になってしまった少女。
関連項目
魔界転生:元ネタの可能性あり
Fate/GrandOrder、仮面ライダーゴースト:本作と偉人被りが多い作品。