阿部氏

あべし

阿部氏とは日本の武家の家系。

概要

孝元天皇の皇子大彦命の後裔と伝わるが明確では無い。

武家の阿部氏は阿部正勝が徳川家康に仕え、三河一向一揆や武田家との戦いなどで活躍した後に家康の関東入国では武蔵鳩ヶ谷(埼玉県鳩ケ谷市)に5千石の領地が与えられた。

正勝の子正次が関ヶ原の戦い後に5千石加増で1万石となったことで大名となり、以降転封を繰り返し備後福山(広島県福山市)10万石で明治維新を迎えた。

華族令制定後、伯爵に叙された。

分家

• 豊後守家

正勝の次男・忠吉を祖とする家。忠吉の子・忠秋が豊後守に叙されたことが由来。

忠秋が下野壬生(栃木県壬生町)2万5千石を与えられて大名となり、以降転封を繰り返し陸奥棚倉(福島県棚倉町)4万石(戊辰戦争で奥羽越列藩同盟に参加したことにより10万石から減封)で明治維新を迎えた。

華族令制定後、子爵に叙された。

• 因幡守家

正次の子・重次の次男・正春を祖とする家。正春が因幡守に叙されたことが由来。

重次の没後、宗家を継いだ兄・定高より上総大多喜(千葉県大多喜町)の新田分1万6千石を分地された。その後2回転封した後、上総佐貫(千葉県富津市)で明治維新を迎えた。

華族令制定後、子爵に叙された。

外部リンク

阿部氏 - Wikipedia

関連タグ

武家　安倍氏　福山藩　佐貫藩　棚倉藩　中部勢

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