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驚異の小宇宙人体

きょういのしょううちゅうじんたい

1989年に放送されたNHKスペシャルのシリーズおよび、小学館から刊行された番組のコミカライズ作品。
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1989年にNHKスペシャルで放送されたドキュメンタリー番組のシリーズ。続編に1993~94年「人体II 脳と心」および1999年放送の「人体III 遺伝子」がある。ここでは第1シリーズを中心に解説する。


番組の概要編集

全6集。放送当時の最新の研究成果によって解明された人体の神秘をテーマとしている。司会はタモリ、小出五郎(NHK解説委員)。オープニング他のBGMを久石譲が手掛けていることでも有名(メインイラストはオープニング映像のパロディ)。


タモリは本シリーズの28年後、2017年に放送された「人体_神秘の巨大ネットワーク」および2020年に放送された「人体VSウイルス」でも司会を務めている。


各回のテーマ編集

  1. 生命誕生
  2. しなやかなポンプ ~心臓・血管~
  3. 消化吸収の妙 ~胃・腸~
  4. 壮大な化学工場 ~肝臓~
  5. なめらかな連携プレー ~骨・筋肉~
  6. 生命を守る・ミクロの戦士たち

DVDの他、NHK出版から各回ごとの解説書全6冊と別冊「CG図鑑」「人体データブック」が刊行されている。


コミカライズ編集

小学館から番組のコミカライズが新書版・愛蔵版(ハードカバー)・新装版(ソフトカバー)と判型を変えながら3度も刊行されている。作画はひきの真二。


1巻が第1・2集、2巻が第3・4集・3巻が第5・6集の内容に対応しているが、特に1巻の前半がテーマ的に(R-18ではないが)色々と際どいので、話題になる場合がある。主人公の林は実在の人物がモデルだが、それ以外の番組スタッフは大半が架空の人物とされる。


あらすじ編集

チーフプロデューサーのはドキュメンタリー番組の企画案がなかなか通らずに苦慮していた。仕事部屋に戻ると、同じ部署の治美が連れて来たペットのウサギが逃げ出して蓋を開けたままの通風孔へ逃げ込んでしまう。


治美に頼まれて渋々ながら通風孔の中を覗き込んだ林はそのまま奥へ吸い込まれ、外に出て来ると体が縮小化して豆粒大になってしまっていた。林もスタッフも一様に驚くが、元の大きさに戻る方法を必死に考えるでもなく「このサイズになったからこそ出来る取材活動をしてみたい」と言い治美の夫で同僚の若月を強引に説得し、水と一緒に飲み込ませる。


林からの連絡が途絶え「まさかの中で消化されてしまったのか」と他のスタッフが不安に思う中、林はどう言う経路をたどったのか精巣に漂着していた。そこへ林が備品を入れていたリュックから「バニーちゃん」と名乗る関西弁のウサギが現れる。バニーは「通風孔をくぐり抜けた時に知能が急激に発達した」と言い、場所が場所だけに戸惑うばかりの林に2ヶ月で3億個の精子が製造される精子工場の中を案内する。そこでようやく他のスタッフとの交信が回復したが、林はドキュメンタリー番組の企画として「精子と卵子が出会うまでの旅」、つまり受精から出産までの一部始終を収録するため、部下である若月夫妻に子作りを命じたのであった。


そして収録当日、神殿のような仰々しいセットで夫妻はカメラを前に合体し、林とバニーは膣内射精された億単位の精子の大群と共に治美のから子宮を経由して卵管で精子と卵子が受精する瞬間の撮影に成功した。


やがて受精卵は治美の子宮に着床し、出産の日に向けて少しずつ生育して行く。その間に、細胞分裂で人間の形が形成されて行く過程や胎盤を通じて母体から胎児へ栄養の受け渡しを行うメカニズムにスタッフ一同は驚嘆し、無事に出産の日を迎えるが帰還して元のサイズに戻った林は十月十日を共に過ごしたウサギを抱きながら「次はどこへ探検に行こうか」と続編の構想を練るのであった。


備考編集

1巻の後半以降は全て男性の体内が舞台である。いわゆる人体学習漫画で生殖を題材にしたものはごく少数で、正面から取り上げたものは本作の他に学研の『まんがからだ事典』第3巻ぐらいしか見当たらない。


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