魔弓のエンネア
まきゅうのえんねあ
身喰らう蛇の蛇の使徒第七柱《鋼の聖女》アリアンロード直属の鉄機隊に所属する隊士。
蠱惑的な雰囲気を放つ妖艶な女性で、デュバリィやアイネスより1つ年上。魔弓の二つ名通り、弓を獲物にしているが、戦闘時には敢えて相手の間合いに入る騎士道精神を持つ。
三人の中では大人の余裕も持ち合わせるような女性で、アイネスと共にデュバリィをからかうこともある。
かつては悪魔を崇拝して異能を生み出す研究をしていた『D∴G教団』の被験者であった(青髪がグノーシス投与か地の色なのかは不明)。しかし、彼女は特務支援課のティオ・プラトーや同じ結社の殲滅天使のように誘拐されたわけではなく、両親によって被検体として売り渡されたのである。
詳細は不明だが、彼女もまたティオとレン同様の地獄の中で魔弓の能力を獲得していた。そのさなか、教団のロッジを壊滅すべく襲撃したアリアンロードとデュバリィに敗れ、死を受け入れようともした。
が、アリアンロードは『せめて世界をその目で見る』様に諭した。エンネアはこの時、初めて自分が人として生まれ変わることが出来たと実感したのである。
『閃の軌跡Ⅳ』では相克としてクロスベル湿地帯に出現した星の霊場にてリィンとデュバリィを待ち構えるが、このときに以下のメンバーを連れて行くとエンネアに絡んだ台詞を聞くことができる。
ランディ・ユウナ - ランディが『零の軌跡』にてD∴G教団生き残りの司祭・ヨアヒム・ギュンターと戦ったことから、教団名こそ出さないがエンネアがいた教団がD∴G教団であることを匂わせる台詞を言う。
ガイウス - 恩師である星杯騎士バルクホルンが教団壊滅作戦に関わったことを言う。
アリサ - 同じ弓使いだが、自分以上の弓の腕であるエンネアの真実に驚きを見せる台詞を言う。
後に洸弾のイクスと呼ばれる同じ教団出身(ただしこちらは被験者ではなく幹部司祭の一族)で同じように銃の弾道を自在に曲げる異能を持っているため彼もエンネアと同じ施しを受けたのではないかと思われる。
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