2022年7月28日付けでプライバシーポリシーを改定しました。

詳細

鶴姫

つるひめ

戦国時代に実在したとされる女性。または彼女をモデルや元ネタにしたキャラクター名や人名。
目次[非表示]

概要(史実)

生没:詳細は不明(1526~1543年前後?)
出身:伊予国
一族:(父)大祝安用、(兄)大祝安舎、大祝安房
家紋:折敷の内に三の字

 正しくは大祝鶴姫(おおほうりつるひめ)。伊予国大山祇神社(愛媛県大三島)の大宮司・大祝安用(おおほうりやすもち)の娘として生まれる。
 元来、大祝氏は神職の家系であり戦場に立つ役割はなかったが、伊予河野氏一門に加わっている経緯から、陣代(主君の代理として陣頭に立つ役割)として一族を出仕させることがあった。
 周防国の大内氏による侵攻を度々阻止することに成功するも、二男・安房が1534年の侵攻の際に討ち死にしてしまい、同年10月に再度侵攻の魔の手が迫る。その折にわずか16歳で陣代として出陣し、「我は三島明神権化の者なり、我と思わん者は出だせたまえ」と大音声を張り上げて味方を奮起させ、大内軍を撃退したというのが鶴姫であった。
 その後1543年に大内義隆は、陶隆房(晴賢)に水軍を派遣させて大侵攻を決行。この戦で鶴姫率いる伊予河野軍は劣勢の中を耐え続け、最後に兵力を集約した決死の反撃により敵軍を壊走に追い込み、見事勝利をおさめる。
 しかしこの戦いで、鶴姫の右腕で恋仲にあったとされる越智安成(おちやすなり)が戦没。先立つ兄や恋人への思いや、戦などでの心労からか、18歳で自害しこの世を去った。
 辞世の句は……
わが恋は 三島の浦の うつせ貝 むなしくなりて 名をぞわづらふ

 以上が現在伝わっている『鶴姫伝説』の概要である。なお彼女が身につけたという鎧、紺絲裾素懸威胴丸(こんいとすそすがけおどしどうまる)が現存しており、史料として女性用甲冑の唯一の現存例とされている。

関連タグ

巫女 戦国時代 歴史創作
戦乙女 女武者 女傑

  • 後藤久美子…… 日本テレビ年末時代劇スペシャル「鶴姫伝奇」(1993年)で鶴姫を演じた。
  • 村上海賊の娘…… 主人公「村上景」が憧れの人物に挙げている。

創作物上の扱い

幾つかの創作上の人物のモデルになっている。

鶴姫(戦国BASARA)

きこしめしませ


こちらを参照。

鶴姫(忍者戦隊カクレンジャー)

鶴姫


こちらを参照。

鶴姫(つる姫じゃ~っ!)

土田よしこ原作の漫画『つる姫じゃ~っ!』の主人公。

戦姫つる(歴史大戦ゲッテンカ)

戦姫つる


こちらを参照。

戦国無双シリーズ

戦国無双2で弓兵タイプの護衛武将として登場。その後、間を開けて4の流浪演武で再登場。この時はパートナー武将で使用可能。(武器は薙刀)

他の記事言語

Tsuruhime

関連記事

親記事

四国勢 しこくぜい

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました