概要
- 札幌市北区北40条西5丁目にある札幌市営地下鉄南北線の駅(N01)。同線の起点にあたる。読みは「あさぶ」。
- かつて岐阜県揖斐郡大野町大字麻生にあった名古屋鉄道揖斐線(現在は廃線)の駅。読みは「あそう」。
麻生駅(北海道)
前述通り、名前の読みは「あさぶ」と読むのだが、某議員や某市の区名と読み間違えられる事もしばしば。(あっちは『あそう』、『あさお』。)
また、漢字は違うが東京の『麻布十番』とは読みが似ている(違いはさに濁音が付くか付かないか)。
でも札幌市民でも多くは「あざぶ」と読んでいたりする。
1971年の南北線の開業当時には存在せず、1978年の延伸時に営業を開始した。
JR北海道札沼線の新琴似駅に近く、実質的な乗換駅として機能しており、どちらの道を使っても札幌駅(さっぽろ駅)には行くことが可能。
駅構造
島式1面2線の地下駅。ホーム両側に両渡り線、北側に引き上げ線があり、かつては2番線で乗客を降ろしたあと引き上げ線に入り、1番線にて乗車扱いを行う便がほとんどだったが、2012年より終日、1・2番線を交互に使用するようになった。
利用状況
- 2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員は20,678人である。
- 利用者数は乗換駅であるさっぽろ駅・大通駅・新さっぽろ駅に次いで札幌市営地下鉄全体で4番目に多く、日本有数の歓楽街にあるすすきの駅や札幌ドーム最寄駅の福住駅すらも上回る(平成終盤までは副都心の新さっぽろ駅すら上回っていた)。これは地下鉄のない新琴似、屯田、石狩市花川方面のバスからの乗り換えが多いためと思われる(もっとも、麻生駅周辺も札幌では有数の歓楽街である)。
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 22,030人 | 44,060人 |
2009年(平成21年)度 | 21,257人 | 42,514人 |
2010年(平成22年)度 | 21,693人 | 43,386人 |
2011年(平成23年)度 | 21,156人 | 42,312人 |
2012年(平成24年)度 | 21,348人 | 42,696人 |
2013年(平成25年)度 | 21,389人 | 42,778人 |
2014年(平成26年)度 | 21,116人 | 42,232人 |
2015年(平成27年)度 | 20,668人 | 41,336人 |
2016年(平成28年)度 | 20,930人 | 41,860人 |
麻生駅(岐阜県)
名鉄の岐阜地区600V線区の前身、美濃電気軌道が黒野駅から揖斐方面に向けて路線を延伸した際に開業。
しかし開業から15年ほど経った1944年に休止され、復活することなく1969年に廃止された。
揖斐線廃止当時、中之元~黒野間に単式ホーム1面1線の駅らしき痕跡があり、これが麻生駅の跡地だった。現在も駅の痕跡が残っている。