プロフィール
■生年月日:明和五年(1768年)六月二十二日
■出身地:江戸
■身長:五尺七寸
■体重:十一貫目
■血ノ型:AB型
■武器銘:自作・無銘
■流派:神夢想一刀流
■好きなもの:南蛮菓
■嫌いなもの:だんご
■コンプレックス:……妄りに語ることではありません
■尊敬する人:兇國日輪守我旺様
■剣の道について:一度、手を血に染めれば最期まで……
■特技:直立の姿勢で眠れる
■平和を感じるとき:刀を置き、茶の湯に興じているとき
■好みのタイプ:全てを受けいれてくれる包容力のある人物
■CV:斎賀みつき
概要
『サムライスピリッツ零』で初登場。橘右京の師、黒河内左近(『斬紅郎無双剣』のストーリー中で壬無月斬紅郎の手により殺害される)の子。
右京などと共に剣術を教わり、徐々にその才能を発揮するが、15歳の時に身体的な問題で父の怒りに触れ、家を追われる。3年後、兇國日輪守我旺に心酔して臣下となり、以来我旺のためにますらお探しに東奔西走していた。
『天下一剣客伝』では一介の剣客として幻術(他のキャラの姿になってその人物の技を繰り出す)を封印した上で御前試合に参加する。
『零』の羅刹丸のエンディングでは、覇王丸の姿に変身して羅刹丸の首を刎ねた。このため羅刹丸からは私怨を抱かれている。
流派の神夢想一刀流、父親の黒河内左近はそれぞれともに実在したものであるが、夢路自身はあくまで架空の人物である。
ちなみに言葉使いが非常に丁寧で、パピーにも「犬殿」、パクパクにも「猿殿」と畏まった言い方をする。…天然ボケのような気もするが。
また、右京と対峙した時はかなり動揺していた様子であり、右京対夢路戦のデモでは他キャラの時と異なり「黒河内夢路……参る!」と少し間を置いている。
ゲーム中では『天草降臨』までの羅刹右京のコンパチキャラであり、「秘剣 ささめゆき・閃」「秘剣 陽炎」を羅刹右京から引き継いでいるが、その他の技は右京含む他キャラの技及び容姿をコピペして使用するのが殆ど(「秘剣 ツバメ返し」が右京の姿のまま)。
アーケード版零ではCPU専用だがPS2移植版に限り三九六と共に使用可能となっている。
『天下一剣客伝』では前述通りコピペ技は廃止された。
その声や容姿(さらに父親に勘当された理由)からして女性とも思えるが、プロフィールの関係および『零』のストーリーにも掲載されている生い立ちなどからして、性別不詳となっている(スタッフは「皆様のご想像通りです」と女性とも取れる発言をしている)。
なお、2009年にSNKプレイモアが配信した携帯アプリ版クイズゲーム『NEOGEO検定 めざせ!最強クイズファイター』では、女性であると明言されている。
ちなみに右京さんが秘剣(非剣)ささめゆきでリンゴを投げるのに対し、夢路はカキを投げて斬る。…何処から調達しているんだろう…。
余談
担当声優の斎賀みつきは天下一剣客伝にて声優変更が行われなかった数少ないキャストの一人。
同じく零から変更されなかった炎邪と水邪は六番勝負版にてそれぞれ風間火月と風間蒼月と同じオリジナルキャストへ変更可能(ポリサムでの「炎邪火月」「水邪蒼月」を踏襲した形)となったので、結果的に六番勝負版含め天下一剣客伝でもオリキャスのままだったのは夢路ただ一人となった。
夢路の登場は、2Dサムスピでは設定上でもキャラクター性能上でも報われなかった右京の救済と言え、花諷院骸羅や千両狂死郎などストーリーに関わらないキャラはとことんネタ方面に吹っ切れていた零の旧キャラのストーリーの中でもラスボスの我旺の側近となった夢路に大きく関与しているだけに優遇されていた方だった。
夢路は登場しないが『零SPECIAL』での右京は性能上でも強キャラに返り咲いている。
また、作品としても時系列上でも後の作品となる2019年版では、夢路本人は登場しないがストーリーモードで右京が鞍馬夜叉丸と対戦し勝利した際、夜叉丸の姿が「友に似ている」と、恐らく夢路と夜叉丸を重ねるような台詞を呟く。