概要
両名とも十二鬼月の上弦の鬼であり、黒死牟が上弦の壱、猗窩座が上弦の参。
武を究めんとする武人という共通点があり、黒死牟は向上心のある猗窩座に期待している節があった。
二人について
黒死牟は戦国時代に鬼となり、猗窩座は江戸時代に鬼となった。二人は十二鬼月の中でも古参の鬼である。
名前 | 黒死牟 | 猗窩座 |
---|---|---|
身長 | 190センチ | 173センチ |
体重 | 93キロ | 74キロ |
趣味 | 囲碁 | 鍛錬 |
呼称 | 猗窩座/お前 | お前 |
原作内での絡み(ネタバレ注意!)
刀鍛冶編にて
俗に「上弦会議」とも言われる原作98・99話が、初めての黒猗窩回である。
猗窩座は無限城にて上弦が招集された際、他の鬼に対しては無視・無反応か、拳を振るうかだったが、黒死牟に対しては『上弦の壱はどこだ まさかやられたわけじゃないだろうな』とわざわざ鳴女に問うた。対する黒死牟も、それに対してわざわざ『私は…ここにいる……』と返した。
上弦の弐である童磨に、上弦の参で格下であるはずの猗窩座が拳を振るったことに対し、黒死牟は、猗窩座の拳を目にもとまらぬ速さで切り落とし、『お前は…度が過ぎる…』と、猗窩座をたしなめた。
『私の…言いたいことは…わかったか…』と問う黒死牟に対し、猗窩座は『わかった』と答えたものの、直後に『俺は必ずお前を殺す』と、反骨心むきだしである。そんな態度を取られても、黒死牟は『そうか…励む…ことだ…』と、むしろ猗窩座の成長を楽しみにする素振りを見せた。
無限城編にて
猗窩座の死を知った黒死牟は、ひとり『敗北するとは…猗窩座…私に勝つのでは…なかったか…』とつぶやき、多数立っていた部屋の柱を切り落とす。これまであまり感情を表に出さなかった黒死牟が、初めて強い憤りを露わにした場面であった。
原作内における黒死牟と猗窩座の絡みはこれだけなのだが、後に公式ファンブックにて更なる情報が明かされ、鬼界隈は騒然とするのであった…
公式ファンブックにて
「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」において、黒猗窩の更なる情報が明かされる。
黒死牟と猗窩座は入れ替わりの血戦(下位の鬼が上位の鬼に申し込む戦いで、下位の鬼が勝つと数字が入れ替わる)をしたことがあった。
通常は、下位の鬼が負けると、上位の鬼は下位の鬼を(鬼舞辻無惨の許可を得たうえで)喰って吸収するのだが、黒死牟は猗窩座のことを吸収しなかった。なぜなら、猗窩座は黒死牟のお気に入りであり、黒死牟は、猗窩座に血戦を申し込まれて嬉しかったからである。
これは例外ともいえる行為だが、無惨もまた猗窩座を気に入っているが故に許された行為であるともとれる。
余談
・両名は、経緯や理由は違えど、強さを渇望する鬼である。
・公式からの情報量が比較的少ないカップリングであるので、その分ファンの間では様々な憶測が飛び交っている。少なくとも十二鬼月が黒死牟と猗窩座の二人きりだった期間は存在すると言ってもいいだろう。今後のアニメ化による補完、公式からの情報に期待したいところである。