出所
2016年1月2日に放送放送されたリアル野球BANの最終局面、石橋ジャパンが侍ジャパンに2点リードを許した状況で打席に立ったのは、「野球の上手い芸人」こと杉谷拳士。
逆転に向け燃える杉谷に対して、2015年にトリプルスリーを達成し飛ぶ鳥落とす勢いの山田哲人が放ったのが、この畜生発言であった。
後に2019年1月2日、2年振りに野球BANに復帰した際も山田に言われている。
以後、侍ジャパンチームから「左で打て」と命令された杉谷がその挑発に乗るのはリアル野球BANの名物となっており、発言されると毎回SNSでトレンドワード入りする。
何故発言が出た?
事の始まりは2015年1月2日放送分のリアル野球BANまで遡る。
この年初登場となった杉谷拳士に対して、「杉谷、左で打て。俺の言う事は聞いとった方がえぇぞ。」と恫喝したのは、北海道日本ハムファイターズ所属で杉谷の一年先輩である中田翔であった。
ちなみにこの時の結果は、「栗山監督見てて下さい、男・杉谷行きます!!」と意気込んだは良いものの、結局凡打で凡退となり、石橋貴明から「お前は右で打て!!」とダメ出しを喰らうハメとなった。
あまり知られていない事実
実は、左では打てていなかったと思われがちな2015年シーズンの杉谷は、右打席の.288に対して左打席では.300と、左打席の方が打率は上であった。
そして翌年は右打席.177に対し、左打席.333と昨シーズンを更に上回っている。
「去年はね、左の方が打ってるのよ。あの人知らないだけだから!」
ヒダリデウテヤの歴史
2015年 発言者:中田翔
「拳士、左で打て。オレの言う事は聞いとった方がえぇぞ。」
2016年 発言者:山田哲人
「スギヤ、ヒダリデウテヤ」
※ただし、字幕は「左で打て」で、「や」が抜けていた。
2017年 発言者:中田翔
「拳士、左でも打てるってトコロを栗山監督に見せといた方がえぇんとちゃうか?」
2019年 発言者:山田哲人
「スギヤ、どっち立ってんねん。ヒダリデウテヤ」
2020年 発言者:山田哲人
「おいスギヤ、分かってるやろ? ヒダリデウテヤ」
「(指をさして)ツケロヤ」
※この前の打席にて、杉谷が巨大サングラス(通称:スギノールグラス)をつけて登場し、侍チームの戦闘力を図るギャグを披露したあと打席に立っていた。しかし、このサングラスはつけると視界が狭くなるという難点があり、そこをつけこまれてしまった格好。
2021年 発言者:村上宗隆
「おいスギヤ、分かってるやろ? ヒダリデウテヤ」
※当時村上は20歳で杉谷の10歳年下。そのような年少者からの挑発に、さすがの杉谷も「オイ~!お前は山田哲人じゃねえんだよ!!」と返していたが、その後杉谷は村上が緊張しているのを見て例年より早く左打席に入るという大人の対応を見せている。
「杉谷さん、左で打ってくれませんかね?」
※緊張のあまり敬語で言ってしまった。これに対する杉谷の返答も全て敬語だった。
…なお、翌2022年は杉谷の後輩にあたる阪神の原口文仁に、さらに翌々年の2023年には杉谷自身にこの流れで「プロ球種での選択」を挑発する形となっており、本項での煽りは2021年時点で一旦途絶えた形となった。
2024年 発言者:鈴木誠也
「左で打て、左で」
3年振りの復活。
1打席目に三塁打、2打席目に本塁打を打ち、手をつけられなくなった杉谷に対し、侍JAPAN(鈴木・甲斐・近藤健介・松本剛)の4人全員で出てきて、代表で鈴木がこの発言。
杉谷も例年通り返答、「右で調子良いから怖いのか!?」と煽るが、鈴木の無言の圧に「やってやろうじゃねぇか!!!」といつも通り左打席で挑むこととなった。
なおちゃんとヒットにした。
(その代わりなのか、2024年は前述のプロ球種の挑発が行われなかった)
2025年 発言者:小園海斗
「おいおい杉谷、左で、左で打てよ」
2年連続でこの挑発が行われた。この後、杉谷はバットを持ち替え、「スギーマン」バットで左打席に。結果は二塁打。
ちなみに、小園はこの挑発を3度行った山田哲人のリトルリーグの後輩にあたる。
関連動画
テレ朝公式
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リアル野球BAN伝統芸
石橋貴明…初打席時、「ぐわらき~ん」の打球音から「花は桜木 男は石橋」という前口上を披露。試合の後は王会長ー!と呼びかける。
ゴルゴ松本…初級カーブを申告され、大抵空振りか凡打に終わる
原口文仁…現役選手のため侍ジャパン側が追いつめられるとプロ球種での勝負を申し出される。
吉岡雄二…リアル野球BANの通算打率は6割越えで、その後石橋が控えていることからチャンスの場面で敬遠されてしまう。
塩バット…前田健太考案。打てなくなるとバットに塩を振る。後に侍ジャパンが継承している。
土下座…5イニングで負けたチームがホームベースで一列に並んで行う。最近ではプロ野球のファン感謝デーでも採用されている。
ミスターダブルプレー…鈴木誠也の別名。リアル野球BANに登場する度にダブルプレーを打ってしまっていることから石橋貴明によって名付けられた。2025年では2度も打ってしまっている。