「一番、やりたくないことをしに来ました」
概要
初ライブである2017年7月22日にCDデビューと共にサプライズ発表された。
22/7結成秘話や「当番回」と呼ばれるキャラクターにピックアップした話などが描かれる。全12話+1話。
長らく続報がなかったが、アニメ化の告知がされてからちょうど2年後である2019年7月22日に正式な放送日が2020年1月であることが発表され、公式サイトとTwitterが開設。ティザービジュアル及びティザーPVが公開。
TOKYOMX、群馬テレビ、とちぎテレビ、日テレプラス(日本テレビ傘下の3つのCS局のうちのひとつ)他で放送されるとのこと。AbemaTVなどの配信サイトでも順次配信予定。
2020年1月4日に新宿バルト9で第1話と第2話の先行上映+キャストによるトークショーが行われた。
2019年12月24日のバースデーイベントにて「神木みかみ」・「東条悠希」・「柊つぼみ」ら3人を加えた11人全員が登場するExtra episode(13話)「8+3=?」の制作が発表された。このエピソードはDVD&BD第6巻に映像特典として収録される。
アニメ第1話の見どころやリアルメンバーたちの3年前のデビュー時や練習風景を収録した「放送直前リハーサル」がTOKYOMX・AbemaTVなどで2020年1月4日に放送。
アニメーション製作はA-1Pictures。なおこのアニメーションスタジオはアニプレックスの関連会社である。
アニメ放送前にはG.I.Pの公式ウェブサイトが開設。一時期、砂嵐をバックにメンバーたちの名前の表示と日常のワンシーン音声を切り取った「エントリー動画」が話題になった。その後、G.I.Pのサイトはアニメ放送後にメンバーの一覧やサイン、G.I.Pのスタッフが該当話の裏話を書くブログなどリアル方面でも連動を見せている。
毎週月曜日から金曜日までアニメとの連動要素として、以下の企画が行われていた。
曜日 | 企画名 |
---|---|
月曜日 | ナナニジリクエスト |
火曜日 | アイドルお仕事募集 |
水曜日 | キャッチコピー選手権 |
木曜日 | メンバーお悩み相談室 |
金曜日 | 壁からの指令 |
あらすじ
ある日、滝川みうの元に芸能事務所「G.I.P」から「自分がアイドルに選ばれた」という内容の黒い封筒が届く。
自分にアイドルなんて向いていないと卑下するみうは集合場所である東京動物園のゴリラ檻前へと足を運ぶ。
そこに現れたのは天真爛漫な藤間桜、元気で明るい戸田ジュン、いかにも真面目そうな佐藤麗華、冷静沈着な丸山あかね、セクシーさを武器にする立川絢香、お調子者の河野都―――そして、誰よりもアイドルになりたいと願う斎藤ニコルの7人。彼女たちは住むところが違えば、目的も意識も違う噛み合わない歯車のようであった。
G.I.Pの社員であり、マネージャーを務める合田蒼は彼女たちにメジャーアイドルとしてデビューしてもらうことを告げる。
合田に連れられ、G.I.Pに向かった彼女たちは自分たちのためだけに作られた設備の数々と「壁」と呼ばれる造形物を目の当たりにする。曰く、「壁の指令は絶対」だと。
G.I.Pがプロデュースするアイドルグループは正体不明の壁の指令を元に活動するのだと言う。合田の言葉に少女たちは異議を唱えるも相手にされなかった。
アイドルに嫌気が差したみうは辞退するがバイト先をクビになってしまい、立つ瀬が無くなってしまう。
結成日当日。結成までのタイムリミットが刻一刻と迫る中、痺れを切らしたニコルはみう抜きでグループを結成するべきだと合田に進言する。しかし、それと同時にみうが控室に姿を現す。
大切なものを守るためにアイドルになることをみうが宣言すると壁が大きな音をたて、指令を吐き出す。こうして、「22/7(ナナブンノニジュウニ)」が誕生するのであった。
「2時間後、22/7審査会を行う」という指令の元、準備をするメンバーたちだったがみうはニコルからアイドルを侮辱したとして敵視されることに。意気消沈したまま審査会に臨むみうとメンバーたち。その中でもニコルは頭1つ以上の実力を見せ、「斎藤ニコルこそセンターに相応しい」という印象を植え付ける。
審査会を終えたメンバーに壁が下したのは「センターは、滝川みう」という指令。重圧に耐えかねたみうはまたも逃げ出してしまうが(ニコルを除いた)桜たちの励ましにより、改めてアイドルに、そしてセンターというポジションに向き合う。
お披露目会当日、みうが目にしたのは母・紗幸の姿であった。紗幸はG.I.Pから招待状を受け取っていた。母の姿を見て思わず動揺してしまう彼女に追い打ちをかけるように器材トラブルが発生。このままではお披露目会が中止になってしまうと誰もが思った矢先、みうはスタッフの制止を振り切り、持ち前のピアノと何かを察したニコルの機転によりメンバー全員が場を繋げ無事、お披露目会を成功させることが出来た。
こうして、アイドル活動をこなし、ファンを増やし、仲間たちとの絆を深めていく22/7―――結成1周年ライブを12月に控えたある日、壁は「解散せよ」の指令を吐き出す。活動も順調の最中に下された突然の解散指令。戸惑うメンバーたちに対し、合田もまた動揺しながらも解散の手配を行う。
自分たちが築き上げた思い出や絆が大人の言葉1つ行動1つであっと言う間に消え去ってしまう。誰かに怒りをぶつけることもできず、謝罪の言葉さえも用意された解散会見後、メンバーはそれぞれの生活へと戻って行った。
そして、12月24日―――22/7が結成した日。誰に言われたわけでもなく、皆で決めたわけでもなく、彼女たちは再びG.I.Pの地下7階で再会する。いつもの制服に身を包み、思い思いにこれまでの活動を振り返り、涙と共に吐露していく……
登場人物
22/7
謎の存在「壁」によって選別された少女たち。
第2話でみうがセンターに、第6話で麗華がリーダーにそれぞれ壁によって指名された。
第10話では何の説明もないまま、壁からグループ解散の指令が出され解散する。
DVD/BD第6巻映像特典第13話「8+3=?」に登場
マネージャー
22/7のマネージャーを務めるスーツを着た、「蒼」という爽やかな名前にそぐわない大柄な男性。
その風貌からジュンに「ゴリラ」呼ばわりされるが何事も無かったかのように受け流した。一見するとコワモテではあるが壁ちゃんを見て目を丸くして驚いたり、笑ったり、汗をかいたりと表情は様々。
G.I.Pから飛び出したみうに対しても怒ることはせず、「あなたは必ず来る」と戻ってくることを確信している発言をする。
みうの母・紗幸に招待状を送ったことに関しては関与どころか招待状を送ったという報告すら受けていなかったことが第4話で判明する。
一部視聴者からは「壁は絶対です」としか言わないBOT扱いされているが第3話でのお披露目会場での会議や指示出し、指令が吐き出された際の仕事の手配・進行、諸事情によりジュンしか動けるメンバーがいなくなった時にジュンを軽々と担ぎ上げて奔走したり、星見荘ではメンバー分の荷物を持ったりするなど22/7のスケジュール管理や細かな仕事などはきちんと行っている。
第10話にて解散指令が吐き出されたため、立ち去ったものだと思われていたが第11話にてG.I.Pの表向きの事務所にいた。
コミカライズ作品「22/7+α」では「今田」となっていた(1月24日に修正済み)。
余談だがG.I.P男性スタッフ役の声優に「合田葵」氏がおり、Twitter上で一時話題になった。
メンバーの親族など
滝川紗幸(さゆき) CV:久川綾
みうの母親。女手1つでみうとはるを育ててきたが重い病気を患っており、入院。
現在は退院してはいるものの以前のように働けなくなってしまった。ただし、絶対安静というわけではなく買い物程度の外出なら問題無い模様。
第2話の最後にG.I.Pから招待状を受け取るがみうに何も聞けないままライブ会場へと足を運ぶ。
みうがアイドルになったことに関してはお披露目ライブまで秘密だったこともあり相当驚いていたが理解はしているようで、彼女のグループに対する思いを聞いてからは快く送り出した。
滝川はる CV:天野心愛
みうの妹。彼女のことを「ねーねー」と呼び慕っている。
桜の両親。豪邸住まいでメイドを雇っている。
常日頃から仕事が忙しいせいで家にいないことが多く、桜からも快く思われていなかった。
桜がG.I.Pからの手紙を受け取った時に必死になって止めようとするがその思いに根負けし、「ある条件」を付けることで日本行きを許した。
藤間さくら CV:土井美加
桜の祖母。身体の具合が悪いらしく、車椅子で生活をしている。
桜自身が彼女がいれば他に何もいらないと言い切るほど精神的な支えになっていた。
ある日、体調を崩し入院することになるが…
母はバツ4で女手1つで都たちの面倒を見ている。都曰く「けったいな人」だが子供たちを大切にしている。
父は1人目の結婚相手。都が「お父ちゃん」と呼ぶ眼鏡を掛けた茶髪の男性。現在、連絡が取れない状態であり、都がアイドルを志すきっかけとなった。
都の弟・妹。半分は血の繋がっていない異父兄弟だがそれを感じさせないほど明るく、時折喧嘩もするが都含め家族と仲が良い。
キャストには記されていないが下にもう2人男の子と女の子がいる。
母は身体が弱く、医者が言うには「母子ともに出産して生きていること自体が奇跡」。麗華にやや似た顔つき。自らの全てを投げ打ってでも娘・麗華の無事を願った。その後、他界。
父は配管工だが麗華の友人曰く「パッとしない」。だらしない性格だが娘を思う気持ちは妻同様真剣そのもの。
麗華が東京行きを渋ったことに対しては「麗華が生きてくれていればそれでいい。この世界に君がいる、それだけでこの世の誰よりも幸せなんだって」という恥ずかしいセリフと共に彼女の背中を押した。第10話で再登場した際は部屋を娘とグループのグッズで埋め尽くすほどに(もちろん麗華から怒られた)。
呼吸器系の病気を患っていたジュンの付き添いやお見舞いなど娘を心配する様子を見せていた。ジュンの病気が奇跡的に完治したことに安堵した表情を見せる。
ナナニジ解散後は逆に元気が有り余るジュンを心配していた。
(画像向かって右の女の子)
5年前にジュンが病院で出会った女の子。
自分の病気のみならず人生を悲観するジュンに「私、人生は遊園地だと思うの。せっかく遊園地に来てるのに悲しい顔してたら勿体ないよ」と声をかけ、友情を育む。
ジュンの退院が決まってからは大部屋から個室に移ったことが判明し……
父はアトリエ「シルクロ」を営み、娘の自由気ままな絵を称賛するも時には優しく諭す。
母は父とは真逆であかねには「これからの女性は自立しなければならない」と言い放つほど厳しい教育熱心。このことからあかねは母は自分のことが嫌いなのだと思っていた。
あかねが引き起こした「ある事故」を境に2人は離婚してしまうことになる。
あかねのアイドル活動は「学業を疎かにしない」という理由で許可を出していた。
絢香の母 CV:井上喜久子/絢音(あやね) CV:上田麗奈/絢菜(あやな) CV:小坂井祐莉絵
母はよく泣く絢香を「お星さまの歌」であやしていた。
絢音は次女。絢香からは「ね(音)ーねぇ」と呼ばれている。12年前は絢香のことをからかっては泣かしていた。現在は会社で働きながらたまに絢香の寮に泊まりに来ている。
絢菜は長女。12年前は6年生。絢香からは「な(菜)ーねぇ」と呼ばれている。絢香のために喧嘩をした絢音と絢音が自分のことを嫌いだと思っていた絢香に「好きか嫌いかなんて関係ないでしょ。私たち、姉妹なんだから」と諭した。
ニコルの母 CV:納富ももこ/ニコルの父 CV:白石兼斗/ニコルの伯母 CV:織江珠生/
両親は自信が持てないニコルを見守り、押し付けられてしまった魔女の役に対しても喜んでいた。
ニコルが小学生の頃から同じタワーマンションに住み続けているので資産などはそれなりに有しているものと思われる。
用語
22/7
芸能プロダクションG.I.Pが立ち上げたアイドルグループ。オーディションで選ばれた……のではなく、G.I.Pが既に「選別」を終え、それによって選ばれた8人の少女たち。合田曰く「偶然ではなく選ばれた8人」。
学芸会や音楽の成績がパっとしなかったという都に「だからこそいいのです。我々が求めているのは新しいアイドルです」と肯定したところから特別な才能などは求められてはいないようだ。
元からアイドルを志しているニコルや興味があるぐらいのジュン、毛嫌いしているみうのように第1話時点では彼女たちには共通点も無く、互いに顔見知りですらない。
「壁が吐き出す指令を元に行うこと」「メンバーには寮としてマンションの一室が与えられ、希望者はそこから事務所に通うことができる」「事務所内では用意された制服で過ごすこと」がそれぞれ義務付けられている。また、メンバーが事務所にいる時は地下の控室で待機することになっている。
壁からの指令を元に遂行されているプロジェクトなのでメンバーが欠ける、与えられた指令が失敗した後に壁からの指令が無い場合、グループの未来は保証されない(=解散?)。
G.I.P
東京動物園の地下に設立されている22/7をプロデュースする芸能プロダクション。みうたちに送られた黒い封筒には「G.I.Project」と記載されていた。
入口は2つあり、動物園側から中に入るルートと外にあるG.I.P事務所から入るルートがある。ただし、動物園側では専用のカードキーが必要になる。
G.I.P公式サイトには設立日が「2016年1月XX日」と記されていることから(この記述を信用するのであれば)22/7のデビュー日である2016年12月24日までの1年間もの間、壮大な下準備を続けてきたことになる。第10話では合田含めたスタッフ全員も壁によって召集されたことが明かされる。
確認できるだけでも地上3階・地下7階にも及ぶダンススタジオやレコーディングルーム、トレーニングルームをはじめとしたレッスン設備やスタッフたちの事務所、22/7の控室などがあり、「これらの施設は全て今日のため。あなた方への期待の表れです」という言から彼女たちのためだけに作られたと言っても過言ではない。第7話で仮眠室、第8話では地下5階に大浴場があることが判明した。
壁と呼ばれる存在、誰が何のためにG.I.Pを設立し、応募すらしていない彼女たちの元に誰がグループ結成の手紙を送りつけたのか、など謎が多い。
桜が言うには「今回のオーディションのために日本中の可愛い女の子に声をかけている」という噂が立つ程度には存在が知られているようだ。
給料は1日分が銀行口座を通じて振り込まれるが具体的な金額は不明。家計が苦しいであろう滝川家に於いてみうが「妹のはるが食べたいと言っていた400円のたい焼きをお土産に買おう」と即決で思わせるぐらいの額が入金されていたようだ(これに関しては1月19日配信分の「くらてん!」でも言及されている)。
第10話にて壁の指令によりスタジオ・施設などが完全閉鎖された。
コミカライズ作品である「22/7+α」では手紙の差出人こそG.I.Pだがプロデュースする事務所は「バズウェーブ」となっていた(これは22/7のリアルメンバーが所属する事務所と同じ。1月19日に修正済み)。
階層 | 部屋 |
---|---|
3~1F | 表向きのオフィス?(第1話では記載無し) |
B1F | レッスンルーム |
B2F | レコーディングスタジオ、ボイストレーニング |
B3F | エントランス |
B4F | トレーニングルーム |
B5F | 浴場、ラウンジ |
B6F | オフィス、会議室 |
B7F | 22/7控室 |
壁
G.I.Pの地下にある極秘施設と共に存在する神秘的なレリーフが施された壁。
合田が言うには「細かいことに関しては我々も知らされていません」「壁からの指令は絶対」とのことであるが……
レリーフの下にある排出口から銀色のプレート状の「指令」が時間を問わず不定期に吐き出される。指令が吐き出される時は金色の照明、鐘の音と共に階が離れていても感知できるぐらいの揺れが発生する。第5話で絢香が言うには日に日に音が大きくなっているようだ。
G.I.Pが設立されてから合田含め誰も指令を吐き出されたのを見たことが無いという。
第2話にてみうがセンターに選ばれたことを不服に思ったニコルが壁を直接問い詰めるが合田から「壁に質問することは許されない」と止められる。
壁の力はメンバーも不思議がるほどでトントン拍子に仕事が決まり、「漫画ならネットで叩かれるな、『ご都合』って(絢香)」「神がかった力が働いているとしか思えません(あかね)」とこぼすほど。
それもそのはず、壁が吐き出してきた一部を除く指令は各企業が22/7に事前にオファーを出し、その中から壁が許可を出したものであることが第6話にて合田の口から語られた(上述の「指令が吐き出されたのを見たことが無い」というのも第1話時点ではグループも結成されておらず、第3話での「テレビ局も来てる…」というみうの台詞からメディアへの露出も今まで無かったためであると思われる)。
壁が吐き出した「指令」
壁が不定期に吐き出した指令の数々。その指令には絶対従わねばならない。
話数 | 内容 |
---|---|
第1話 | ようこそ22/7へ |
第2話 | 2時間後、22/7審査会を行う |
第2話 | センターは、滝川みう |
第3話 | 2月27日お披露目ライブを行う |
第4話 | 一目千本桜でグラビア撮影を成功させよ |
第5話 | ITFに参加せよ |
第6話 | リーダーは、佐藤麗華とする |
第6話 | 沖縄のビーチで写真集の撮影 |
第6話 | (個人宛や差し入れを指定した指令)×18 |
第7話 | 9月22日 3000人規模のワンマンライブを行う |
第9話 | 12月24日一周年記念ライブ |
第9話 | 箱根温泉 星見荘1泊2日の温泉旅行 |
第9話 | 解散せよ |
第10話 | 出演番組全て降板 |
第10話 | 事務所完全閉鎖 |
第10話 | 不明(スタジオ完全閉鎖?) |
第10話 | 不明(設備完全閉鎖?) |
第10話 | 解散会見せよ |
壁ちゃん
第3話にて都がお土産屋で買ってきたぶち猫のような動物のぬいぐるみ。右目側が緑色のサングラスになっている眼鏡を掛けている(沖縄に持ち出された時はハート型のサングラスをかけられていた)。
壁からの「無茶ぶり」の印象を緩和する意味合いで指令が吐き出される台座の上に置かれている。どんなに揺れても落ちない安定性を見せる。
桜やジュン、あかねからは好評で麗華は私物を勝手に置いて怒られないか心配していた。壁ちゃんを見つけた合田は文字通り目を丸くして驚いていたがその後も置かれていたことからお咎め無しとなったようだ。
しかし、緩和されるのはあくまで見た目だけであり、指令自体は緩和されないので第4話では「不穏な佇まいにも見えてきました(あかね)」「イノセントな怖さあるよなぁ(都)」と突っ込まれた。
沖縄での写真撮影や箱根温泉などでジュンが外に持ち出しており、前者では(指令で)沖縄へ来たことに感謝していたが後者は「大丈夫だよ、ただのぬいぐるみだし(ジュン)」という理由で温泉の中に突っ込まれていた。
お好み焼き円陣
第5話にて都がグループ結束のために提案した円陣とコールのこと。
産地がバラバラでも混ぜて焼けば何とかなるという都の格言に引っかけ、出身地も動機もバラバラのメンバーがお好み焼きの材料になぞらえてコールする。
メンバー「担当具材」×8→全員「ひっくり返して!22/7!」となる。
第5話では麗華がどもったり、ニコルが明らかに乗り気でなかったが第8話では一応の形を見せ、第12話にて完成する。
各話リスト
第3話から第11話まではweb版次回予告が配信されている。
話数 | タイトル | 放送日 | 当番キャラクター |
---|---|---|---|
第1話 | さよなら、私のささやかな世界 | 2020年1月11日 | なし |
第2話 | めまいの真ん中 | 1月18日 | なし |
第3話 | こんにちは、新しい世界 | 1月25日 | 滝川みう |
第4話 | 約束に咲く花 | 2月1日 | 藤間桜 |
第5話 | ひっくり返せばええねんで! | 2月8日 | 河野都 |
第6話 | 偶数と奇数のあいだ | 2月15日 | 佐藤麗華 |
第7話 | ハッピー☆ジェット☆コースター | 2月22日 | 戸田ジュン |
第8話 | ゆめみるロボット | 2月29日 | 丸山あかね |
第9話 | お星さまのララバイ | 3月7日 | 立川絢香 |
第10話 | さよなら、私たちの世界 | 3月14日 | なし |
第11話 | ただその背中を追いつづけて | 3月21日 | 斎藤ニコル |
第12話(最終回) | ナナブンノニジュウニ | 3月28日 | なし |
第13話(Extra episode) | 8+3=? | DVD・BD6巻映像特典 | 神木みかみ・東条悠希・柊つぼみ |
主題歌
OP「ムズイ」
(第1話~第12話、第12話ED)
ED「空のエメラルド」
(第1話~第2話、第10話)
キャラクター別エンディングテーマ
話数 | タイトル | キャラクター | 限定版収録巻 |
---|---|---|---|
第3話 | One of them | 滝川みう(CV:西條和) | 2巻 |
第4話 | 生きることに楽になりたい | 藤間桜(CV:天城サリー) | 2巻 |
第5話 | 夢の船 | 河野都(CV:倉岡水巴) | 3巻 |
第6話 | 優等生じゃつまらない | 佐藤麗華(CV:帆風千春) | 3巻 |
第7話 | 人生はワルツ | 戸田ジュン(CV:海乃るり) | 4巻 |
第8話 | 感情無用論 | 丸山あかね(CV:白沢かなえ) | 4巻 |
第9話 | Moonlight | 立川絢香(CV:宮瀬玲奈) | 5巻 |
第11話 | 孤独は嫌いじゃない | 斎藤ニコル(CV:河瀬詩) | 6巻 |
第13話 | 神様に指を差された僕たち | 神木みかみ(CV:涼花萌)・東条悠希(CV:高辻麗)・柊つぼみ(CV:武田愛奈) | 6巻 |
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プロモーションビデオ
ヒット祈願!五都市PRミッション
BD/DVD発売決定&発売中CM
みう&桜編 都&ニコル編 麗華&絢香編 ジュン&あかね編 みう&あかね編
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アニメ第11話~13話及びAbemaTV配信「未来予想図(#5)」未視聴者はこの先、ネタバレがあります。
壁ちゃん CV:中尾隆聖
「ミ、ミミ、ミナサン。ヨウコソ、ナナブンノニジュウニヘ…」
キャスティングでは「壁ちゃん」と表記されているがぬいぐるみの方の壁ちゃんではなく、「壁」の方。
22/7を作り上げた絶対的存在。合田たちG.I.Pスタッフは彼(?)の指令により22/7のプロデュース活動を遂行していく。
「~です」「~ます」の丁寧語で話すがどこか人を小馬鹿にしたような雰囲気を感じさせる。その目的は「交流」ではなく、「観察」であり、今まで22/7が何を考え、どう行動するのかを記録するのが目的の主体であることを語る。
観察対象は地下7階の22/7控室のみならず、現場での言動すらも報告されていた。曰く「アイドルという信仰対象を用いて、群衆の心を動かせるのか」という実験を行っていた。22/7メンバーを集めたのは「完全なランダム」「全くの偶然」と嘯く―――が、下記の真意を考えるとどこまで本当か、どこまで嘘なのかは不明。
みうたちが壁の内部に踏み込んだ時には既に誰もおらず、壁を壊した先にあったのは数台のモニターとコンピューター、指令を生成すると思われる機械にメンバーの幼少期から現在までの写真が貼られている赤色灯が灯る不気味な部屋だった。これに対して、都が「どこがランダムやねん!」と憤慨していたが正にその通りで無作為に選んだにしては不自然過ぎて始めから彼女たち前提でプロジェクト22/7が遂行されていたことになる。
部屋の規模からして最低でも数人はいたと思われる。部屋の奥には地上1階までの直通の階段がある。壁の中に入った時点では誰1人おらず、壁とメンバーによるリアルタイムでのやり取りや装置などを動かしていたであろう彼らはどこからどのようにして立ち去ったのかは不明のままである。
みうたちが乗り込むより前に壁から制服の準備やマイクの置き位置、観客の誘導など1周年ライブを行うための下地となる大量の指令が吐かれる。
それらに加えて「彼女らが来なければ何もするな」という指令も受け取っていた合田の言葉から解散会見通りに全員が1周年ライブの日以降もG.I.Pに集まらずに元の生活に戻ってしまった場合や壁から「用済み」と告げられ、本当にアイドルを辞めてしまった場合は真の意味でプロジェクト22/7が終了したとも推測される。
この1周年ライブではファンたちの「(22/7が)本当に来た!」という台詞から22/7がライブ会場に来るかどうか知らないまま待っており(第11話にてニコルが1周年ライブ中止の張り紙を見ているシーンがある)、このままメンバーたちが来なかった場合には会場の何割かの観客たちがアンチに転向していたとしてもおかしくない、メンバーにとってもファンにとっても諸刃の剣ともいえる指令であった。
そのため、一周年ライブは「ただ単にアイドルの1イベントとして終わらせる」のではなく、22/7とファン双方の結束を確かめあうための大がかりなイベントであったとも言える。
壁は22/7が「やらされているアイドル」から「真にアイドルでいたいという気持ちを持ち、ファンと心から信じあえるアイドル」へと覚醒させるためにわざと悪役を買って出た可能性も有り、彼女たちにとってはメンバーの結束を固めるための超えるべき「壁」でもあった。
そして、誰もいなくなったはずの22/7控室に「新メンバー 三人加入」の指令が吐き出される……
その後、一部が破壊された壁は一夜のうちに綺麗に修復されており、控室にやってきた都たちを驚かせた(あかね曰くロッカールームにカメラは無かった)。
G.I.Pのスタッフたちも徐々に戻ってきてはいるが壁の正体や構成メンバーなどは依然として不明のままである。