概要
1982年にフランスのアエロスパシアル(Aérospatiale)とイタリアのアエリタリア(Aeritalia)の二社による共同出資の形で設立された。現在はアエロスパシアルの後継としてフランスを拠点とするエアバス社、アエリタリアの後継としてイタリアに本社を置くレオナルド(Leonardo S.p.A.)がそれぞれ半数の株式を保有する。
ターボプロップ機のATR 42及びATR 72の二機種の生産を創立から一貫して続けている。
ターボプロップ機としてATRシリーズはカナダのボンバルディア DHC-8シリーズと競合している。2020年代に入るとボンバルディア側が苦戦して民間航空機事業の殆どを他社(日本の三菱航空機など)に売却したため、結果としてATRシリーズがターボプロップ機市場での覇権を握りつつある。
フランス・トゥールーズに本社が存在(なお欧州四カ国合弁の航空機メーカーであるエアバスの本社もトゥールーズにある)。
製品ラインナップ(2024年11月時点)
日系航空会社における運用
現在運用中のものは太字。未納入のものは斜字。
- 天草エアライン
- ATR 42-600(2016~)
- 日本エアコミューター
- ATR 42-600(2017~)
- ATR 72-600(2018~)
- 北海道エアシステム
- ATR 42-600(2019~)
- オリエンタルエアブリッジ
- ATR 42-600(2022~)
- トキエア
- ATR 72-600(2022~)