SCP-990とは、未収容のSCPオブジェクトである。
概要
海外のシェアワールド「SCP_Foundation」に登場する人物。
SCP-990は通常、冷戦時代のビジネススーツを着た成人男性の見た目をしている。
彼は、財団職員の夢を通じて現れる。しかし、彼と現実世界で接触できた者はおらず、彼が実在する人物なのかも不明である。現在、財団職員以外の人物の夢にSCP-990が現れたとの報告はあがっていない。
当然収容不能であるがゆえに、オブジェクトクラスはKeterに指定されている。むしろ「収容方法が見つかったら報告してください。誰でもどんな提案でも歓迎します」と財団そのものが匙を投げている状態に有る。
[削除済]から財団職員の夢に登場し始めていた彼は、エージェントたちの夢に現れる不思議な存在として注目された。しかし、事案記録990-07が発生するまでは、SCP-990は正式にSCPに分類されていなかったようだ。
事案記録990-07では、エージェント██████が長時間の睡眠後慌てて飛び起き、夢の中でSCP-990からある情報を得たと証言したことが記録されている。
██████████博士の報告によると、エージェントは中央ヨーロッパと東アジアに戦術核ミサイルが打ち込まれ、最終的には人類の98%が死に絶え、人間社会が崩壊する様子を事細かに説明したという。
その後、機動部隊██-█が派遣され、危機は避けられた。しかし、エージェント██████は心労に耐え切れず、ショック死してしまったそうだ。
事案-990-07以降、SCP-990は多くの財団職員の夢に現れ、同様の脅威を発生させている。彼は、████博士、██████博士、████博士の死亡や、監視室Ε-38の崩壊、そして[削除済]を予知している。規模の大きさにかかわらずSCP-990が予言する脅威はすべて財団当局に報告しなければならない。
SCP-990が夢の中に現れた場合、財団職員は自由にSCP-990と会話を行い、SCP-990自身に関する情報を集めることが奨励されている。
SCP-990に対して行ったインタビューや詳しい概要については、該当記事へ。
関連イラスト
関連タグ
- 人型
- 男性
- スーツを着用している
- オブジェクトクラスがKeterである
など、SCP-990と多くの共通点があるSCPオブジェクト
外部リンク
■CC BY-SA 3.0に基づく表示■
SCP-990 - Dream Man
by Dave Rapp
http://www.scp-wiki.net/scp-990
http://ja.scp-wiki.net/scp-990
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