概要
イレギュラーハンターの中でも特に問題を起こしているハンターで階級はA級。
原作同様に執念深く、異常なまでに好戦的だが、シリーズを重ねていくうちにエックスとの決着に執着しながらも状況に応じては彼との共闘も辞さない柔軟な性格へと落ち着いて行く(とはいうものの任務継続不可と判断した場合は仲間でも制裁として致命傷寸前のダメージを与えることがある)。
また、かなりの酒好きなのか漫画版では一回きりだった(と言うよりは飲んでいない可能性がある)バーボンを何度か飲酒しているシーンが登場している。
但し、それなりの拘りを持っており、安物の酒を買わされた場合は怒る。
本編での活躍
X1編
問題を起こしたとして営倉に入れられていたが、反乱直前にシグマの手引きにより脱出し、ライドアーマーを駆りエックスと戦う事になる(但し、初代のように傘下に入ったわけではなく、イレハン同様に自分がエックス以上の脅威であることを証明するために動いている)。
セントラルハイウェイの戦いでゼロの攻撃を前に撤退後、ライドアーマーと己の強化のためにバーニン・ナウマンダーとブーメル・クワンガーを殺害し、クワンガーの弟であるグラビティー・ビートブードから恨まれる事になる(その為原作ゲームとは違い、ビートブートはエックスを恨んではいない)。
最期は決戦の地であるシグマパレスにてゼロを捕らえた上でエックスを追い詰めていくがゼロの決死の自爆でライドアーマーを失い、更に怒りに駆られた彼に何度も殴られ完全に機能停止する(この時、エックスのバスターを破損させて数発しか撃てないぐらいのダメージを負わせたが皮肉なことに武装を使われずに止めを刺されることになった)。
「サイバーミッション」編
シグマに洗脳されたテクノのハッキングによって過去のデータとして登場。
飽くまでもコピーのため、オリジナルのような執念深さはない。
「X3」編
ドップラーの手によってVAVAMk-Ⅱとして強化復活を果たす。
前回の戦いで殴られ続けた影響でひどい頭痛に悩まされ、鎮静剤で痛みを誤魔化しながらも自分を地獄へ落したエックスへ執着を強めていく。
初戦である廃工場では、事前に用意したドラえもんの偽者の人形でエックスを誘き寄せ、彼を完膚なきまでに叩きのめす。その後、マーティたちが駆けつけたことで撤退するがこの敗北がエックスを「鬼」化をさせる要因となり、ドッペルタウンでの死闘では遂には「鬼」と化したエックスにまた敗北する事になる。
※因みに漫画版と違い、ブラウンベアの出番はあったもののエックスの手によって一瞬で破壊されている。
「X6」編
ドッペルタウンでの戦いで再び死亡したVAVAだが、その後ベルカナたちに回収され、ある人物の手によって二度目の復活をする。
その際にボディは初期のものに戻り、後遺症だった頭痛も直った模様。
新たなライドアーマー「ビッグアーム」に乗り込み、戦場を掻きまわすがエックスの気配を察するとそちらに向かうなど気まぐれな一面がある。
ワイリーのバトルシップ内でエックスと再会し、再戦を行うが、エックスと共に来ていたマーティがシグマを倒すと共にワイリーが防衛機能を復帰させて袋のネズミにされるがエックスに共闘持ちかけ、敵対していたとは思えないコンビネーションで潜り抜ける。
また、ワイリーにより動揺したエックスを彼の強さを内心は認めてるだけに迷いが出た際に一喝。
「今回のてめえの情けない面は見なかったことにしてやる。次、会う時までに直しておけ。」
そう言い残して彼の前から去って行った。
「X7」編
ブラックゼロの指示で原作エックスの世界へ行っていたがよりによってゼロたちよりも先にシグマを倒してしまっていた。
その後、ゼロ一人を残してパーティは全滅(飽くまでも気を失って戦闘継続不能になっている程度)。
彼の本気を出させるべく、アイリスを餌にして覚醒化させるが時間切れのため、一緒に来ていたクワンガーに止められてしまった。
尚、ゼロたちと戦う前に原作エックス世界でのシグマや自分自身の「体たらく」に対して容赦なく詰った。
「X4 鉄人兵団」編
ネオゲッターロボのテストの様子を遠くから見ていてその力に興味を抱いて自分の物にしようと様子を窺っていた。
鉄人兵団の襲撃を目くらましにしてネオゲットマシンを狙おうとしたが格納庫を攻撃された際に巻き添えを食らい、ビッグアームを壊されてしまう。
八つ当たりで鉄人兵団の兵士を破壊した後にシャドウの挑発と言う名の頼みに敢えて乗っかり、エックス達を倒されない為にネオベアー号に搭乗し、トレーニングなしの初乗りながらもかつてのゲッター3系統の操縦者達の様に苦もなく扱って彼らの危機を救う。
その後は拘束され、営倉に入れられる。
暴れもしていなかったがDr.タマとDr.ポチの作ったパイロットスーツで怒り狂ったマーティやその原因となった博士達に説教をかまし、エックスにも手綱を握っておけと注意するなど、少し苦労人な部分を見せる。
ゲッターに乗っている事で言動と言う意味では流竜馬、知性と言う意味では神隼人を感じさせる。
各形態
言わずと知れた基本の姿でイレハン版同様に額のエンブレムは自身のものとなっている。
「X6」編では、この姿に戻されているのだが戦闘能力はMK-Ⅱ以上になっており、更にダブルギアシステムを搭載していることで一時的なブーストを行うことができる。
「X3」編で強化再生された姿。
漫画版同様に背部に強固なシールドを背負っている。
全体的に性能が向上しているがそれ以上にVAVA自身の「鬼」としての本能が強さの秘訣となっている。
※ちなみにMK-IIIではなく、初期の姿に戻ったことでVAVA.Vになるかどうかは不明(尤もX8のVAVAは性格が破綻してしまっているようにも見えるので本作の彼がここまで変貌するか怪しいが)
登場したライドアーマー
初期タイプ
言わずと知れた最初の戦いで使用した機体。後にエックスのバスター対策として耐ビームコーティング処理を施している。
DRA-00
カンガルーに酷似しているタイプ。廃工場でエックスと交戦した際に使用。
ブラウンベア
ドッペルタウンでの戦いで登場。エックスに一瞬で破壊される。
ビッグアーム
本作で登場するオリジナルのライドアーマー……と言うよりは別作品のゲームであるソニックシリーズのメインヴィラン、Dr.エッグマンの搭乗するメカの一つ(但し、オリジナルには頭部の辺りに専用のカバーが取り付けられている)。
脚部は存在せずブースターにより飛行で移動しており、外付けで追加装備を増設することができる他、外部からの遠距離操作で動く事も出来る。
「X7」編でも登場しており、「鉄人兵団」編では鉄人兵団の攻撃で破壊されてしまう。
ネオゲッター3/ネオベアー号
厳密にはライドアーマーではないが彼の乗機のためここに記載。
本来のパイロットは、シャドウなのだが彼が負傷して復帰の見込みが立たなくなったため、流れで乗せられる。
今のところ武装はほとんど使っていない。