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概要

1982年生まれ、愛知県出身。本名は「吉橋 伸雄」。

レスリングに打ち込んでいた学生生活を経てプロレスラーを志し、アニマル浜口トレーニングジムでプロレスの基礎を学んだのち2007年に新日本プロレスの入門テストを受けて合格・入団した。


メキシコでの下積み生活の後、2012年より新日本プロレスのヒールレスラーのユニット、「CHAOS」のメンバーとなる。

CHAOSに加入してからはヒールレスラーとして活動。CHAOSの鉄砲玉として活躍する反面、ヒールらしからぬ天然ボケな一面をメンバーからいじられるようにもなった。


その後は兎に角パッとせず、ベルトに挑んでは敗北、大きなリーグ戦に出られないなど、精神的、技術的に伸び悩んだ。

肩の負傷により本人のパフォーマンスも落ち込んだことから、2018年には「結果を出せない男」として他選手からの批判に晒されることもあったが、花形選手の一人であったケニー・オメガから勝利を奪うなど、思わぬサプライズを見せる(この時、ケニーは相当頭に来たのか、IWGPヘビー級王座挑戦に逆指名している。が、特に見せ場なく終わった)等、ここぞという所で光る要素は出していた。

しかし結局、その後は逆境から立ち直りを見せることなく終わるという、散々な幕引きを迎えている。


上記の通り、凱旋からパッとしなかったYOSHI-HASHIだが、2020年以降は転機の年となっている。

新型コロナウイルスによる渡航制限のため、ジュニアヘビー級との混合で開催されたNew Japan Cupにおいて、蝶野正洋(年末に月亭方正にビンタしてる人)の必殺技の一つ、バタフライロックを披露。説得力のある逆水平チョップと打ち上げる形で振りぬくラリアット、蹴り技とヘッドハンターなどの技で首辺りにダメージを集中させ、弱ったところをカルマや熊殺しなどの投げ技で決めるかバタフライロックでタップを取りにかかるかを相手に迫るという渋い試合を見せた。

第2戦のBUSHIとの試合で、(攻められてないのに)足をぐねったことにより負傷。次の試合がその年からロスインゴベルナブレスデハポンを抜け、ヒールターンしたEVILだったこともあり、ボストンクラブでドクターストップ負けという結果には終わったが、解説席にいた獣神サンダーライガーから賞賛を受け、真壁刀義からもYoutubeチャンネルで「完全に花開いた」と評価されるなど、注目を浴びている。

2020年8月10日には、後藤洋央紀石井智宏と共にNEVER無差別級6人タッグ王座を戴冠。苦節13年目にして、遂に念願のベルトを勝ち取った瞬間だった。

その後も勝利を重ね、EVIL高橋裕二郎SHOのHouse of tortureに卑怯な手段で倒されるまで、V9という史上最高の防衛数を重ねている。


2023年では石井が(海外人気も含め)多忙になったこともあり、後藤洋央紀とのコンビ「毘沙門」を結成。Chaosおよび本体唯一のヘビー級タッグとして熟練したコンビネーションを見せるようになった。


ここにきて「鉄砲玉」というキャラ付けも意味を成してきており、「思慮深く様々な技で的確にダメージを入れる後藤」と「逆水平チョップやトラースキックで不意打ち気味に打撃ダメージを与えるYOSHI-HASHI」という形で試合を作っている。


人物像

試合後のノーコメントが異様に多かったが、近年では改善されている……が、大事な場面で噛んだり、合いの手としての「オイ」が多い等、後述する性格のせいかどうしても迫力はでない。特に公私ともに仲の良い後藤洋央紀と組んだ際には、チャンピオンへの挑戦表明で二人とも噛んだせいで場内にふわっとした空気が流れたりする。


天然?

不遜で挑発的な言動をすることが多いが、プライベートでの彼は非常にのほほんとした性格をしている。同じCHAOSの先輩である矢野通は彼を「幸せな家庭で育ったんだろう」と評しており、たまにうっかり敬語が抜けることがあっても、その場の注意で何となく許してしまっているのだとか。


  • それを象徴するようにCHAOSのDVDでは、居酒屋でCHAOSに関するクイズをやった所、ベロベロに酔って天然回答を連発した挙句、隣の後藤洋央紀(先輩)の肩に手を回し「コラ」と怒られていた。上下関係の厳しいプロレス界ではあり得ない光景である(「コラ」で済ませる後藤も人が好いのだろうが)。尚、次の日のロケでは完全に二日酔いで殆どニコニコしているだけだった。

また、有名な所で言うと2018年9月、ジェイ・ホワイトが外道と共にオカダを裏切り襲撃していたところ、花道をダッシュしてリングに入ろうとしたその矢先、転倒。額を強打し、流血。後に救急車で搬送された。ちなみに、この時そのままストーリーが進んでいれば、CHAOSを裏切っていたらしい。

  • どれだけ凄惨な試合をしていても人の良さが滲み出てしまう彼の事、今の仲の良いCHAOSを離れなかったのはある意味で幸運だったのかも知れない。

オカダ・棚橋との越境チームを結成した際には、後藤洋央紀とのお決まりムーブとなっていた、すしざんまいのポーズを振られたにもかかわらず、全く違うポーズを見せて会場を静まり返らせてしまったことがある。


また、オカダと組み、ゴールデン☆エース(棚橋飯伏)と対戦した時のマイクパフォーマンスでは、

  1. 棚橋に向かって叫んだところ、マイクが入っていない
  2. オカダがマイクチェックし、改めて棚橋を呼ぶ
  3. マイクを渡され改めて叫ぼうとしたところ、マイクのコードを踏みつけて落とす
  4. 慌てて拾い上げて叫んだら、落とした衝撃でマイクの音量が切れている

というミラクルを起こしている(当然、他の3人は死ぬ気で笑いを堪えていた)。

アニメ「タイガーマスクW」におけるYOSHI-HASHI

所属新日本プロレス
リングネームYOSHI-HASHI
CV岡本寛志

新日本プロレスのヒールレスラーとして活躍。

「CHAOS」のメンバーであるという点は実際と同じ。


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