漫画『ぬらりひょんの孫』の登場人物は別ページで解説。⇒しょうけら(ぬら孫)
概要
「百怪図巻」「画図百鬼夜行」等に描かれている妖怪。屋根の上から家の中を覗き込む怪物。
人間の身体の中には「三尸」という虫がおり、庚申の夜になると人々が眠っているうちに天に昇り、人々の罪を天に申告して寿命を左右するとされる。しょうけらは庚申の夜を監視、あるいは、眠らない人間に害を与える存在であるようだ。
三尸そのものだという解釈もある。漢字で表記すると「精螻蛄」。
創作での扱い
寿命を左右する存在から疫病神、家の中を覗くという描写からストーカーや斥候などのキャラクター付けをされることがある。
水木しげる作品
ゲゲゲの鬼太郎の漫画版では端役でしか登場しなかったが、1980年代の最新版鬼太郎の「妖怪警察VS極悪しょうけらの巻」で妖怪刑務所から脱獄して人間界に逃げてきた妖怪として登場した。
アニメ5期鬼太郎にて登場した際(CV:楠大典)は、人間の子供達がやっているゲームに興味を持ち、負けたら寿命を奪われるゲームを相手の寿命が尽きるまで続けていた。後に鬼太郎に退治され、奪った寿命を子供達に返した。こちらは自分の影を分身として操る能力を持つ。
地獄先生ぬ~べ~
「しょうけらが窓からのぞく!リツコ先生最大の危機!!」に登場。下校中怪しい影を目撃したサッカー部員風間を狙った。この回をトラウマ回とするものもいる。
足洗邸の住人たち。
怪異によって妖怪に転生したとある人物。天井下の笠森仙と何か因縁がありそうだが…
防衛漫玉日記
桜玉吉による日記漫画。京極堂シリーズにはまり、編集者達とけんかして宴会の様子を外から覗いていた「俺がしょうけら」。