曖昧さ回避
- 英語の「Compressor」をカタカナ表記したもの。compress(圧縮する)+or。「圧縮機」の意で使われる事が多い。
- エアー・コンプレッサーの事。空気圧縮機。
- 楽器用のエフェクターの一種。
- ビデオとオーディオのエンコードを行うmacOS用アプリケーション。
- 空気を抜いて寝袋を圧縮し、コンパクトにする装置。→スリーピングバッグコンプレッサー
- スプリングを押し縮める装置。→スプリングコンプレッサー
※過給器を表すドイツ語「KOMPRESSOR」もカタカナ表記すると「コンプレッサー」となる。
エアー・コンプレッサー
エアブラシからアクチュエータの動力源、或いはジェットエンジンの構成要素まで様々な場面で使われる重要な装置である。
なお、吐出側の圧力が200kPa以下のものは「送風機」と呼ばれる。
形式
レシプロ式
シリンダー内をピストンが往復運動することで空気を圧縮する。給油式とオイルフリー式がある。
斜板式
レシプロ式圧縮機のシリンダーを円形に並べ、ピストンを斜めに配置した円形の板を回転させることで連続的にピストンを動かすもの。
ダイアフラム式
ピストンではなく薄い板(ダイアフラム)を振動させて空気を圧縮するもの。
スクリュー式
「リショルムコンプレッサー」とも。
ネジ状のローターを2本組み合わせて空気を潤滑油ごと連続的に圧縮し、潤滑油は圧縮後に分離する。吐出量は少ないが振動・騒音が少ない。
工具用圧縮空気源、鉄道車両、スーパーチャージャー等に使用される。
スクロール式
渦巻状のローターを回転させて容積変化で空気を圧縮する。低騒音低振動が長所。
ロータリーピストン式
「ルーツ式」とも。
一対のひょうたん型のローターが噛み合うように回転して空気を圧縮する。
自動販売機、スーパーチャージャー、浄化槽のブロワー等に使用される。
スライドベーン式
ローターに外壁と接触する複数の可動翼を取り付けて容積変化で空気の圧縮を行う。
パワーステアリング等に使用される。
遠心式
放射状に羽のついたタービンを回転させ、遠心力で空気を圧縮する。
ターボ冷凍機、ターボチャージャー、スーパーチャージャー、ガスタービンエンジン等に使用される。
軸流式
多数のファンと固定翼を交互に配置し、ファンの発生させる圧力差で空気を圧縮する。
関連タグ
エフェクターの「コンプレッサー」
大きな音量を小さく、小さい音を大きくし、音の粒を揃える楽器用のエフェクター。
音量レベルを整えてギターのアルペジオやカッティングを綺麗にしたり、減衰を長くすることで長いサステインを得たり、音圧を稼ぐのに利用される。
主な製品
CP-1X(BOSS) Compression Sustainer CS-3(BOSS) MXR M102(ダイナコンプ) HYPERGRAVITY COMPRESSOR(TCエレクトロニック) VELVET COMP VLC-1(プロヴィデンス) COMPADRE(ストライモン) Deep six(ウォルラスオーディオ)