概要
サマルトリアの王女とは、『ドラゴンクエストⅡ』のプレイヤーキャラの一人サマルトリアの王子の妹姫のこと。
脇役ながら4コママンガ劇場での登場も多く、勇者ロトの血を引くはずだが、まだ幼いのかパーティーには加わらない。
ゲームブックではなんと異母兄妹という設定で、彼女はロトの血をひいていないという設定になっている。どうもこの設定は公式化したのか、『ドラゴンクエストⅡ』の遥か未来の世界を描く『ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート』に登場したサマルトリア王はロトの血を引いていないらしく、城の兵士からも今の王はその後釜に座っただけなのではないかという話しが聞ける。
レトロゲームなのでゲーム中には名前も出ない。しかし兄のことを「のんきもの」と評する一方で、死亡していた場合ちゃんと悲しんでくれるなど、仲の良い兄妹であることが確認できる。
書籍『ドラゴンクエスト 知られざる伝説 ロト2』では「ティア」という名前が設定されているが、容姿はスーパーファミコン版の公式ガイドブックに掲載されたものとは別のものである(ちなみに書籍発売は92年、SFC版発売は93年。なので現在の容姿はSFC版からのものと思われる)。
衝撃の没ネタ
しばしば最終戦でサマルトリアの王子に「メガンテ」を命令してラスボスを倒すと、凱旋の最中にローレシア城で兄のカタキとして妹にぶっ殺されるというバッドエンドが存在する、という都市伝説が語られている。
これは半分正解で半分不正解であり、正確には「ファミコン通信」という雑誌内の堀井雄二のインタビューによるとサマルトリアの王子が最終戦で死んだままクリアすると妹に刺殺されるとのこと。
この話が広まるにつれて「サマルトリアの王子=メガンテ」というイメージの強さも相まって尾ひれがついてしまったものと思われる。
それにしても没ネタとはいえよくやるものだ。(堀井自身も「悲しすぎるからやめた」と語っている)
関連タグ
表記ゆれ
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