終末の N everland
喧騒の N arrative
爽快アクションの N ovelty
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Zenless Zone Zero
Welcome to 新エリー都!
概要
『ゼンレスゾーンゼロ』は、災害後の世界を舞台とした、アーバン(都市)ファンタジーがテーマの新作アクションゲーム。略称は「ゼンゼロ」。
全体的にストリート系の印象が強い作風で、「ひとつの大都市」に密着したシナリオと、細部まで作り込まれた現代調の街並みが確認できる。
キャラクターや世界観にも、これまで以上に多種多様な種族やSF・魔法要素が詰め込まれている。
世界観
舞台は、現代文明が「ホロウ」という名の超自然災害によって壊滅した世界。災害であるホロウは突如として世界に現れ、異常な空間領域を形成する。
その内部は時空さえも無秩序で混沌としており、「エーテリアス」と呼ばれる恐ろしい怪物が徘徊している。滅亡をもたらしかねない災いの中、新エリー都はホロウ災害への対抗策と資源を手に入れたことにより、逆境を乗り越え発展していき、いつしか現代文明の最後の光となった。
「奇跡の都市」の名に惹かれ、様々な想いと信念を持った者が集い、都市が大きく豊かになる程、財閥、暴力団、陰謀家、狂人、等々内部勢力の衝突は水面下で激化を辿ってゆく。
これはそんな街の中で、逞しく己が仕事に奮闘する者たちの物語。
ストーリー演出
大まかに、3Dムービーのアニメーションパート、アドベンチャー形式の会話パート、バンドデシネ調の漫画パートで構成されており、ゲームでもすっかりお馴染みとなった“画面の両端にパーフォレーションが入る演出”が採用されている。
物語のハイライトとなる外連味に溢れた3Dムービーの出来栄えは言わずもがな、要所で挿入される漫画形式のために用意された大量のコマではイラスト表現の強みを存分に活かし、互いに緩急を付け合う相乗効果を生み出している。
また、主人公の兄妹がレンタルビデオ屋を経営しているという設定は、そのまま各エピソードを映画鑑賞さながらに見返す事のできるギャラリー機能へと落とし込まれており、ビデオケースとして描き下ろされたジャケットイラストも豊富。
一方、カラフルな色彩がめちゃくちゃ動き回るため視覚的に人を選ぶ部分もあるが、設定のカラーフィルターである程度抑制可能。
システム
アクション
『崩壊3rd』に並ぶアクション性の高さがウリで、同作と同じく3人(+1体)による連携プレイを主体とする。
お馴染みの通常攻撃、スキル、必殺技(終結スキル)、回避に加え、敵の攻撃を弾き返すパリィ支援、回避やパリィからのカウンター(回避反撃/支援突撃)、後続にバトンタッチしながら追撃を繰り出す連携、被弾して吹き飛ばされた味方を援護するクイック支援など、多彩なアクションが可能。
中には複雑な操作を求められるキャラもいるが、オープンワールドの『原神』やコマンドRPGの『スターレイル』とは違った爽快感が味わえる。
本質はパーティを育成してストーリーや高難度コンテンツ等の課題に挑むアクションRPGだが、強敵相手のバトルを楽しむアクションの側面もあり、あえてパーティを組まないソロプレイ、低レベルクリア、ノーダメージ縛りといったやり込みも行われている。
エージェント
プレイアブルキャラクターに該当し、多くが作中で問題解決の代行を生業としており、主人公のプロキシ兄妹に代わって現場に赴く設定から「エージェント」と呼ばれる。
RPGでお馴染みの属性に加え、能力傾向により「強攻(アタッカー)」「撃破(ブレイカー)」「支援(サポーター)」「異常(デバッファー)」「防護(タンク)」の5種類に分別される。
特定の分野に特化しているというよりは、複数の要素を兼ね備えた器用なキャラクターが多く、プレイヤーの選択次第である程度性能をカスタマイズできる。
パーティは3人構成だが、「陣営」か「属性」を最低2人ずつ一致させると強力な恒久バフが得られる為、ある程度キャラを集めシナジーを考えた編成にするのが基本となる。
- 強攻
敵にダメージを与えることに特化しており、いわゆるアタッカー/DPSに該当。ただし非ブレイク状態の敵は動き回るうえダメージも与えにくいため、普段の立ち回りは撃破や防護に任せ、敵が体勢を崩したタイミングで瞬間火力を出す運用が中心になる。
一部は回避反撃の性能が優秀で、カウンターを決めながらブレイクまで持っていく撃破のような運用も可能。
- 撃破
敵の体勢を表すブレイク値(スタレの靭性に該当)を削ることに特化している。ブレイク値が0になると敵は動けなくなり、そこへ特定アクションで追撃を行うと「連携スキル」に派生しつつ、敵をダウンさせる。
ダウン中の敵は一切動けず被ダメージも上昇するため、撃破で体勢を崩し、本命のアタッカーに繋げていくのが戦闘でのセオリーとなる。
- 支援
攻撃力や会心率のバフ、敵の防御力デバフといった火力サポートに特化している。共通の仕様として特定アクション後に「クイック支援」に派生でき、バフ/デバフを振り撒きつつ後続に繋げる立ち回りが中心になる。
バッファー/デバッファー採用が基本だが、一部は強攻エージェントに匹敵する攻撃性能も持ち合わせており、強攻の代わりにアタッカーを張ったり、サポートついでにダメージを稼ぐサブアタッカー運用も可能。
- 異常
状態異常による定数ダメージやデバフに特化している。デバッファー採用が基本になるが、一部の状態異常は動作強制中断&行動不能の効果を持つため、ボスの強力な大技を妨害するけん制役としても働く。
- 防護
HPや防御力、シールドに特化している。ガードによる反撃や弾き返し(動作中断)を得意としており、衝撃力(ブレイク値を削る力)も次点レベルなため、被弾が厳しい状況では撃破に代わって前線を張る。
タンクに該当するが味方のダメージを肩代わりするような仕様はなく、代わりにシールド付与を中心としたサポートを得意としており、実態はバッファーに近い。
また現時点でヒーラーは(ボンプ以外)存在しないため、防護によるシールドが被ダメージを帳消しにする数少ない手段となっている。
キャラクター
詳細はゼンレスゾーンゼロ登場キャラクター一覧を参照
用語
- ホロウ(空洞 / Hollow)
この世界に"現象"として発生する様になった、ブラックホールを思わせる巨大なドームに包まれた異空間。
内部は結晶化したエーテルが点在しており、人間や機械は次第に浸食されて、エーテリアスという怪物に変異してしまう。加えて空間が無秩序に連結・変化しているため、手がかりのない状態での探索や脱出は極めて困難。
- 新エリー都(新艾利都 / New Eridu)
本作の舞台。多くの地がホロウに飲み込まれ文明が崩壊したこの世界において、ホロウの調査・対処技術やエーテルの資源利用などを確立した事で、逆に大きく繁栄を遂げた「奇跡の都市」。
ブラウン管TVやレコードが現役というレトロな雰囲気を持ちつつも、電子世界の情報網「インターノット」やSNSが日常的に使われている等、様相は現実世界の先進国に近く、それゆえ裏では数多の勢力がしのぎを削りあう混沌とした様相を呈している。
- ボンプ(邦布 / Bangboo)
本作のマスコットである、ウサギのぬいぐるみのような形状をした小型ロボット。それなりの知能を搭載しており、店番や現場作業、ホロウ探索などでも重宝されている。モジュールの追加や着せ替えなどのカスタマイズ要素も豊か。
余談
- タイトルの『Zenless Zone Zero』は「神の居ないゼロ領域」、または【神に見棄てられたホロウ(空洞/虚)災害領域】という意味。
- 「Zenless」のZenは古代ギリシャ神話における主神ゼウス(Zeus)をはじめとする神の代名詞である他、ヤヌス地区などの地区の名前は古代ローマの神の名から取っている。
- SNS上ではよく間違える人がいるが、ゼレンスではなくゼンレスである。2022年以降の報道でゼレンスキーという名称をよく耳にするのと、ゼンレスという名称に馴染みが薄いのが原因だと思われる。
- 本作を開発するにあたり、各部署のスタッフを集めるだけでは新しい試みが生まれないとして、『崩壊3rd』のアニメーション担当を務めていた李振宇をプロデューサーに抜擢。彼の学生時代の友人や懇意にしていた同期を募って10人程度でプロジェクトをスタートし、運営開始時には200人規模まで増えたとの事。miHoYoも3人で創設した事を考えるとちょっと類似した胸熱な話である。
- 本作の世界観を構想するにあたり、『崩壊』シリーズや『原神』といった『平行世界観』に倣ったままだと新鮮味がないとの判断から、一部のキャラクター造形を踏襲しつつも全く新しい世界観を創り上げていったとの事。
- それら別作品よりグループ単位での「箱推し」要素が強く、一人入手すると全員が欲しくなる贅沢な悩みが発生し易い。
- ガチャにおける凸効果はゲーム内では「映画」として表されるが、最初の3凸は色がつくだけだが、4凸からは衣装が変化する演出がある。一部キャラはいわゆる脱衣状態に(未成年を思わせる外見のキャラには適用されない)
- YouTubeショートの事前キャラクター紹介ではレアリティの表記は無いが、アニメーションの有無でSかAか判定できる。限定S級エージェントは、属性/役割が既存の恒常S,A級と被っている者が多く上位互換になりがちだが、逆に言えば引かずとも代用が効き易いメリットもある。
- パロディも多く含まれているが、実際にゲームをプレイしてから発見して見ると良い。
関連リンク
- 『ゼンレスゾーンゼロ』公式サイト
- 『ゼンレスゾーンゼロ』Twitter
- 『ゼンレスゾーンゼロ』Youtube
- 二次創作作品の投稿受付開始のお知らせ(小説家になろう公式)
- 『ゼンレスゾーンゼロ』開発者に聞く、「ゼンゼロを作ろうと思った理由」- 電ファミニコゲーマー
- 「触りやすさ」と「奥深さ」をどう両立する? 娯楽が溢れる現代で「ゲームの面白さ」を知ってもらう方法 - 電ファミニコゲーマー
関連イラスト
関連動画
リリース前
Trailer - Welcome to 終末世界!(2022/13/05)
「調律テスト」PV「初仕事、お手並み拝見!」(2022/08/05)
「吸音テスト」ティザー「ヘルメットをかぶって、いざ出発!」(2023/11/04)
『ゼンレスゾーンゼロ』TGA 2023 デビュー映像(2023/12/08)
『ゼンレスゾーンゼロ』State of Playデビュー映像(2024/02/01)
『ゼンレスゾーンゼロ』OP | Come Alive(2024/06/28)
リリース後
リリースPV | おかけになった電話はただ今ホロウ内に(2024/07/04)
奇跡のはじまり | 『ゼンレスゾーンゼロ』世界観紹介PV(2024/07/06)
関連タグ
小説家になろう:ゼンレスゾーンゼロの二次創作が投稿可能な小説サイト。原神も含めた作品が投稿可能になった6月28日の段階では、ガイドラインが正式公開されていなかったために原神と崩壊:スターレイルのガイドラインに従ってほしいとのアナウンスがあった。現在はガイドラインが公開されているので、ゼンレス側のガイドラインを参照のこと。
ファミリーマート:2024年12月にコラボ実施予定のコンビニ。
別名・表記ゆれ
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