概要
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』『ハリー・ポッターシリーズ』のドラコ・マルフォイ×ハリー・ポッターのBLカップリング。
二人の出会い
二人の出会いは入学前にダイアゴン横丁で制服を購入する時に偶然居合わせた事である。
当初、出会った少年がハリー・ポッターであると知らなかったドラコは無意識に色々と失礼な事を言っており、それによってハリーは「ダーズリーみたいだ」と悪印象を抱いた。
その後、ハリー・ポッターであったと知ったドラコはホグワーツ特急で再会した際に、そこに居合わせていたロンを貧乏なウィーズリー家だと鼻で笑い「友人は選んだ方が良い。僕が教えてあげよう」と握手を求めたが、ハリーは「友達ぐらい自分で選べる」と断り、それが二人の険悪な関係に繋がっていく。
作中描写
基本的にドラコか一方的にハリーに絡んでいる形であり、ハリーの一挙一動を監視しては常に口出ししてからかっている。
ハリー・ポッターと秘密の部屋ではドラコは家では常にハリーの話ばかりをしている事が判明し、ルシウスは「もう何度も聞いた。お前はハリーの事ばかり話しているな」と辟易していた。
ハリー・ポッターと謎のプリンス
今まではドラコがハリーに一方的に絡む描写が目立っていたが、この巻では逆にハリーがドラコに絡むようになっている。
マダム・マルキンで制服の新調をしようとしているマルフォイ母子に遭遇した際、いつものハリーならば直ぐに無視するが、この時はナルシッサとドラコをからかっていた。
また、ドラコの怪しげな行動を目撃したハリーは「ドラコは何か悪いことを企んでいるに違いない!!」と考えて忍びの地図でドラコの行動を常に監視していたりドビー(ハリポタ)にも監視を頼んでいた。
しかし、中々ドラコの行動が読めないのでハリーは常にイライラしており、必要の部屋をドラコが使用してると知った際には部屋の扉の前で待ち伏せ「僕がいるからドラコは出てこられまい」とニヤニヤしがら待っていたり(尚、失敗した)と半ばストーカー化していた。
ドラコからは当然鬱陶しがられており、ハーマイオニーとロンもハリーから散々ドラコの話ばかりを聞かされるので「ドラコの話ばかりするな、もういい加減にしろ」と辟易されていた。
ハリー・ポッターと死の秘宝
分霊箱探しの旅に出ている途中でハリーたちは人攫いに会ってしまい、マルフォイ家に連れ込まれてしまう。
その際、ハリーはハーマイオニーの機転で蜂刺しの呪いを被っていたので顔がパンパンに膨れていたのだが、ドラコにはそれがハリーだと分かってしまう。
マルフォイ家の復権を狙うルシウス・マルフォイやヴォルデモートに褒められたいベラトリックス・レストレンジに「これはハリーか?」と聞かれたさい、ハリーだと分かっていながらドラコは「分からない」と答えた。
その後、ホグワーツにてハリーたちが必要の部屋で分霊箱を探している現場にドラコたちも居合わせ戦闘が始まる。
ハリーはドラコに「君はあの時、僕だと分かっていた筈だ。なのに何故嘘をついた?」と彼の良心を揺さぶり、隙が出来た所を武装解除の呪文で杖を奪った。
しかし、ドラコの仲間であるビンセント・クラッブが悪霊の火を放ち、必要の部屋が火の海になる。
あわやドラコも燃やされそうになる中でハリーはドラコを救出した。
映画版の未公開シーンでは、死んだフリをしていたハリーが生き返った際にドラコが走って「ポッター!!受けとれ!!」とハリーに杖を投げ渡す場面がある。
戦争が終わった後、大人になったハリーとドラコはお互いに入学する子供を連れてキングクロス駅いる所で視線があい、軽く会釈する仲に落ち着いていた。
ハリー・ポッターと呪いの子
ハリーが息子のアルバスと仲が上手く行かない事や「ドラコの息子は、本当はヴォルデモートの息子なのでは?」という疑念から、アルバスとスコーピウスの友人関係を邪魔しようとする。
そんな事をするハリーに苦言を呈すドラコに対し「君の妻がヴォルデモートと繋がってて、スコーピウスを産んだとは思わないか?」と大暴言を吐いた事でドラコが大激怒し、二人は決闘する事となった。
喧嘩をしてある程度冷静になった頃にドラコは「本当は君を羨んでいたんだ」と当時の本音や彼なりの悩みを晒け出し、ハリーも自身の抱える悩みを打ち明けた事で和解につながる。
その後、逆転時計を繋がって過去にタイムスリップした際には二人は協力しあっており、ファン待望のハリーとドラコの共闘が描写された。
余談
特に海外での人気が高い。英語圏ではdrarryと表記される。