バサミレ
ばさみれ
マクロス7における主人公とヒロインのカップリング…なのだが公式カップリングではない。
まずバサラが21歳、ミレーヌが14歳という年齢設定。そう、大人と子供なのである。
マクロスの世界では戦争で人類の人口が大幅に減っており、15歳ほどで結婚する例もあるので世界観的に問題はない。
現にミレーヌの母親であるミリアがそうなので彼女は年頃のミレーヌにお見合いを勧めている。なんならバサラにミレーヌとの結婚を持ち掛けたこともある。だがミリアの勧めもバサラには「どうして俺がガキの相手しなくちゃいけないの」で一蹴されてしまう。
やはり大人と子供の恋愛は全年齢向けのアニメ作品としてはあまりよろしくないのだろう。他作品では大学生と中学生や教師と小学生の公式カプがあったりするのだが…。
そしてバサラは根っからの歌バカであり、自身の恋愛や異性にまるで興味がない性質のキャラである。
女の子のファン達に囲まれてもどこ吹く風、セクシーな巨乳美女に言い寄られようともノーリアクション。
三角関係を特徴とするマクロスシリーズの中でマクロス7は三角関係が薄いと言われる最大の要因となっている。
そんなバサラだがミレーヌを口だけは達者な子供としてあしらう反面、歌に関しては実力を評価しており彼女の成長を期待して色々と諭している、師弟のような関係でもある。それだけに歌の力を信用しきれないミレーヌについつい過剰に厳しいことを言ってしまうことも。
何かとつっかかってくるミレーヌをガキ呼ばわりしてよく口喧嘩をしている様はまるでケンカップルだが、いざミレーヌの身に危険が及ぶと自分の身を盾にして守ったり必死で助けに向かったりしている。
第1話で暴風からミレーヌを庇ってあすなろ抱き状態になっている二人にときめいた人も少なくはない。
ミレーヌを守ったことについて言及されると「グババが心配だからな」と言う。確かにバサラはグババには一貫して優しいのだがこの場合はバサラなりの照れ隠しも含まれているのではないかと思われる…多分。
一方、ミレーヌの方は明確にバサラに恋愛感情を持っている。
普段の彼の自分勝手でマイペースな性格に憤りつつもアーティストとしてのバサラには憧れと尊敬の念を抱いており、その複雑な感情は恋心へと変化していく。
初期の頃はまだ自覚がなく、自分を子供扱いするバサラへの対抗心でお見合い相手であるガムリンとのデートやプレゼントをひけらかしていた。
だがミレーヌの感情と同調しているグババがレックスにキスされたバサラを見て不機嫌になったり、シビル(に憑依された北条アキコ)に催眠をかけられたときはバサラにキスされそうになる幻を見て顔を赤らめるなど深層心理で恋心が描写がされている。
それ以外にもバサラとレックスやシビルの絡みに何度も嫉妬する様子が描かれているが、ミレーヌがはっきりと恋心を自覚するのは最終決戦の最中。そのまま怒涛の最終回に突入し、ミレーヌの恋路は決着がつかないまま本編が終わってしまう。なんてこった。
ちなみに彼女のバサラへの恋愛感情はミリア、ビヒーダ、レイといった周囲の大人達には本人が自覚する前からバレている。
バサラの前では常識人に見えるミレーヌだが実はミレーヌも突っ走って無茶をしがちなタイプでわりと似たもの同士なところがあり、そういうときはバサラがミレーヌを叱ったり冷静にツッコミを入れたりと立場が逆転している。
マクロス7本編終了時から1年後を描いた続編となるOVA『マクロスダイナマイト7』でもミレーヌの恋心は変わらずなのだが、その1年の間にバサラに告白などはしておらず片想いのままで全く進展していない。そしてそのままバサラは宇宙を渡り歩く旅に出てしまう…なんてこった。
とはいえ次回予告では二人の夫婦漫才さながらの会話を聴くことができる。遠方からの通信という設定なのかバサラの声にはノイズが混じっている。
というわけで公式カップリングとまでは至らないのだが作中での二人の兄妹のような関係に萌えるファンは多い。
未だに決着がついていない分、二次創作の余地があり、ミレーヌをガキ扱いしていたバサラもミレーヌが大人になった場合はどうなるか?という可能性も残されている。
主人公とヒロインにしてバンドのツインボーカルなので二人が仲良く並んでいる公式イラストも多数ある。しかもだいたい距離感近め。
ミレーヌ視点でバサラへの想いを綴っている歌、『あなたへのLOVE SONG』はバサミレファン必聴。歌手はミレーヌの声を担当している櫻井智で、作詞作曲はなんとリン・ミンメイの中の人飯島真理である。
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