CV:曽我部和恭
ヤミノリウスのタグで登録されている作品が多いが、正確にはこちらが正しい。
概要
魔王ゴクアークが再封印される瞬間放たれた大魔界の闇の魔導師。魔界歴43年5月8日生まれ。身長225cm(気分によって変化)、体重21kg。趣味は料理と散歩、魔人の召喚、新たな魔法の開発。特技はモップでの掃除。好きなものは魔界鍋と日本酒。嫌いなものはカレーライス。電気コードを見ると抜きたくなるのが癖。好きな異性はサマンサ。苦手なものはガンバーチーム。
人間界を混乱に陥れ、魔王復活を含め魔界獣を召喚し使役するのが任務。普段は青空小学校の理科実験室に置いてある骨格模型を隠れ蓑にし、一方でジャーナリストの闇野響史やバスガイトの闇野リウ子として雑踏に紛れる。左手に嵌めているのは魔人を遠方から呼び出す魔界リングでお洒落アイテム。
一応は大魔界のエリート家系の出であるが、その中でも落ちこぼれだったらしい(ゴクアーク談)。どうも他の魔界獣からはナメられている様子で、基本的に呼び出した魔界獣が繰り出す魔力の第一被害者。非常にタフで、終盤には超魔界獣諸共にガンバーソードにぶった斬られても頭のフラスコを割られた程度で済んでいた。…そこ、ギャグ補正とか言わない。
地上に降り立った時はすっぴん状態であったが、青空町の新鮮な空気を嫌い、大魔界の空気を充満させたフラスコを被っている。魔界獣の一種であり、首や関節、足は存在しない。
初期は一応美形悪役路線だったのだが、3話で早くもギャグキャラ化。以降視聴者を和ませる萌えキャラ化の一途を辿る。
性格
基本的に悪の幹部ではあるのだが、前述のとおり2枚目になり切れないのは性格面でも同じで、
「なんといい天気なんだ。これではいい事しちゃいそう・・・」
「いい気持ちだ、今日はもう帰って寝てしまうかな!」
などと、悪役にあるまじきセリフを口にしたことも。どうやら根っからの悪人ではないらしい。一方、地球を大魔界に変えるという任務にはとても忠実で、魔王への忠誠心も極めて厚いのだが、ドジでマヌケな性格が全てを台無しにしている。妙に公正なところがあり、野球の審判を務めた際にはまともに審判を行った。
またチクタークなどの魔界獣にいらんことを言って反論され、振り回されることも多い。そして魔界獣の能力を喰らい大概ひどい目に遭っている。最初だけは恐れられていたが、小学生の虎太郎や幼稚園児の哲哉と秋絵に笑われからかわれる挙げ句、青空町の住民からは「町で騒動を起こす迷惑おじさん」と認識されている。
ガンバルガーとゴクアークの決戦では、援護しようとしたら間違えてゴクアークを二度も攻撃してしまい、ガンバーチームを逆転勝ちさせてしまう。しかも攻撃力は高いんでこうかはばつぐんだ! …ドジっ子属性恐るべし!
責任を感じてしょんぼりとしていたが、電線に引っかかってたゴクアークの魂を吸収してパワーアップ。超魔界獣を作成できるようになった。
それからは魔界獣のネタ探しに頭を悩ませる姿が散見されるが、「魔界料理を食べたい」とか「バカップルへの憂さ晴らし」といったしょうもない理由で超魔界獣を作ってもいる(ゴクアークの魂を吸収した後で生まれた尻尾と肩はゴクアーク由来と思われるのだが、彼の間抜けさが感染ってしまっていた)。
人間界に一人ぼっちで寂しかったらしくお嫁さんを欲しがっていたが、その願いは思いもよらない形で叶うことに。→ヤミ亜衣
巨大化したゲキリュウガーにレンズドンと一緒に殴り飛ばされた時に、思わず『負けるもんか! 元気爆発だ!!!』と虎太郎の決まり文句を言ったことも・・・
彼の悪事では一切死者が出ていないが、それは「地上を大魔界に変え、その中で人間を大魔界の下僕とする」と言う目的に忠実な為。故に終盤でゴクアークが地球を分断し破壊しようとした時は…
「これは本当に私の望んだ結末なのか?」
「…違う。断じてこれは違う!」
「私が望んでいたのは破壊ではない、この世界を消し去る事などではない!」
分断された地球を魔法で再び繋げようとする。当然ゴクアークはそれを咎めるが、
「いいえ止めません。我らが望んでいたのは地球の破壊ではなく、大魔界に変える事だったはず!地球を消し去ってしまってはそれは叶いません!ゴクアーク様こそ、このような事はお止めください!」
と上司の暴走に(ジト目で)異を唱え、ゴクアークから痛め付けられる。
「私は…私は『いい人』などではない…だが、この地球を壊させはしない!」
犬に変えられたガンバルガーのパイロット達を元に戻し、元に戻した虎太郎の父・霧隠藤兵衛を伴って逆転のきっかけを作った。ゴクアークが打ち倒されると、
「全ては終わった。大魔界の魔導師ヤミノリウスは今日を最後に姿を消す。もう、お前達の前に『この姿』を現すことはないだろう」
「さらばだ、ガンバーチーム!本当に見事な戦いぶりだったぞ!」…と、いずこかへと飛び去る。
逆に最大の人間に対しての悪事は亜衣子の前で正体を明かし、闇野として写っていた彼女とのツーショット写真を引き裂いた事くらい。その時も目の前で大泣きしていた亜衣子を前に困惑する始末。その後彼女のタフさに舌を巻いていたが。
偉大なる大魔界
歌うとイケメンボイスなヤミノリウスのキャラソン。どんよりとしたイントロを裏切る軽快なカントリー調と、大魔界を称える歌詞のギャップが笑いを誘う。
曽我部さんの伸びやかなサビやハモりは一聴の価値あり。
ちなみにエンディングテーマの「ガンバー体操」の6番(ヤミノリウスパートその2)では
♪たまにはいいことしたいけど 魔界の法律破れない
だけどヒーローやりたいよ ガンバる元気で大勝利ってね
…なんて歌っちゃってます。
その他
次回挿話予告にて「魔界獣○○、次はお前だ、ハズラムサライヤ~!」と次回登場の魔界獣を紹介もしている。
またメディア版(いわゆる円盤や配信)において付け足された視聴の注意喚起も担当している。
「テレビを見るときは、部屋を明るくして離れて見るのだぞ! 」