「ただ生きて帰りたいってことに理由が必要?私は若い身空で死にたくないっ!それだけ!」
曖昧さ回避
一般
- 小さな橋、よこぎ、旗竿の意味を持つ漢字。音読みは「コウ」「ク」。訓読みは「ちき」「ちぎり」「はたざお」。
- 日本の名字の一つ。「ゆずりは」または「ゆづりは」。
キャラクター名
概要
プロフィール
人物
漫画及びアニメ「地獄楽」の登場人物。"傾主の杠"という呼び名を持つ、不揃いのパッツンヘアーを頭の上で高く留めた髪型が特徴的なくノ一。イメージカラーはつつじ色。
鷺羽城侵入騒動を起こし、家臣を一人残らず制圧した。城内侵入及び殺人など多数の罪状で死刑囚となり、画眉丸と同じく死罪人として無罪放免のため神仙郷へ行くことに。
常に合理的な考え方で冷静に物事や状況を判断し、頭の切り替えが非常に早い。
監視役は山田浅ェ門仙汰。
性格
冷酷で強かだが、苦しみに共感した相手には苦しみがないようにとどめを刺すなど徹底した冷徹ではない。人懐っこく、最初は利用するために接した画眉丸や佐切を何かと気にかけるようになり、仙薬探しに一緒に同行することに。常に飄々とした態度で他人に接し、自分の本心は始終誰にも教えない。
杠という名前は「食べると中毒を起こす花」から名付けられた。美しく狡猾な彼女にぴったりな命名である。
戦闘能力
常人離れした身体能力の高さに加えて機転を利かせて冷静に戦えることから、その戦闘能力は作中屈指の高さ。相手の攻撃を素早く飛び回りながら躱し、くないや刀といったくノ一の武器や、自身が毒などを飲んで代謝した粘液を繰り出す忍術を使用して戦う。彼女の戦闘能力の高さはこの多彩な攻撃手段に表れている。
また、生まれつき“氣”【タオ】が高く良質で、相手の氣を感知することが出来る。
忍術
石隠れの忍たちとは違う忍衆であることから、画眉丸とは異なった忍術を使う。
「粘糸」
→読み方は「ねんし」。粘液を蜘蛛の糸のように伸ばし巧みに操る。その強度はかなりのもので相手を切り刻む。杠の忍術の基本となる技。
「変わり身」
→氣を弱めることにより意識を逸し、身代わりを立てる忍定番の術。
「蜜牢」
→読み方は「みつろう」。ヘビ毒の溶解性を持つ粘糸を相手に絡ませて溶かす。
「線斬鞭」
→読み方は「せんざんべん」。粘糸を鞭のようにしならせ攻撃する。
「線斬行」
→読み方は「せんざんこう」。粘糸を束ねて太くし、相手にぶつける。
「廻し毒」
→粘毒をまわして攻撃。
「水裁切り」
→読み方は「みずたちぎり」。粘毒を水を斬るようにとばす。
「死蝶」
→読み方は「しのちょう」。粘糸を蝶の形で飛ばして攻撃。
「殺し飴」
→粘糸を口と両手の指で引いて飛ばす。
「操り粘糸」
→粘糸を操り糸として使用し、赤飴備を動かす。
「凝甲」
→粘糸で赤飴備の武器を作る。
「赤飴備」
→読み方は「あかあめぞなえ」。操り粘糸と凝甲を合わせた大技で、粘液から出来た強靭な甲冑侍を操って攻撃する。杠の奥一手となる大技。
ノベライズ
地獄楽の小説の第一弾「うたかたの夢」の第3話“心動かすもの”では島に上陸してから画眉丸達に遭遇するまでの小話が仙汰視点で語られ、第二弾「波間の追憶」の第2話“暗闇に咲く花”では彼女の過去と鷺羽城侵入騒動の経緯が綴られている。
この2つの物語は杠の忍としての戦闘態勢や性格をよく表しており、彼女が仙汰や佐切らの前で度々口にした「自由に生きる」という言葉の真意を語っている。杠の事を知るには欠かせない物語のため要必見。