概要
ハシリヤンのボス、ワルイド・スピンドーが収監、服役している監獄かつ拠点でもある惑星。
鎖にまかれた岩だらけであちこちに鉄格子があり、その上に炎を噴出している工場らしき煙突が出ているのが特徴である。
内部は岩だらけの牢屋が多く存在しているが、一室だけスピンドー専用の豪華な部屋が用意されている。これは後述の様に大銀河警察と裏で通じていた事による物であり、更に惑星自体も改造された様で四つの巨大なタイヤが出現、煙突からハシリヤンマークの炎を出しながら移動形態へと変形する機能を持つ様になった。
スピンドーの部屋は中にペットはおろか部下も連れ込んでいる(しかも後者は処刑の為に呼ばれた)。それだけでなく通信機能がある王笏『メガマックスティック』を持ち込んで堂々と外部と連絡を取っていた。極めつけに部屋の鍵は内側から開ける事が可能でありスピンドーが出たい時に出れる造りである。
作中ではブンドリオにより大銀河警察に逮捕、監獄惑星で服役されるも、すでに大銀河警察上層部と癒着していた為、悠々自適に過ごしながら、大番頭にして右腕であるグランツに本家を任し、彼を通じ、宇宙に散らばる配下に指示を出して、悪事を進めていた。
監獄惑星自体を拠点にしばらく悠々自適に過ごしていたスピンドーであったが、始末したはずの裏切り者であるブンドリオの生存がディスレースに通じて本家からの報告を聞いて知り、隊長達が送られた地球のデータを拝見し、更なる目的とブンドリオに会うべく、前述の様に移動形態へと変形し、地球へ向かった。
そうして地球に降り立ったスピンドーだったが、紆余曲折を経てブンドリオらブンブンジャーに敗死。当人が我が身一つで散った為、監獄惑星やメガマックスティックといったスピンドーの所有物は、遺品として大小問わず無傷な形で残されたのだった。
その後、警察組織すら手玉に取りながらあえない最後を辿った、宇宙の悪を極めし男が残した膨大な数となるであろう遺品がどうなったかは明かされていない。