概要
1981年2月17日、東孝(1949年-2021年)によって宮城県仙台市で発足した団体「大道塾」が起こした武道。設立当時から「実戦性と安全性」を追求している。
※東は極真空手を実践、1977年の第9回全日本空手道選手権で優勝した他、講道館柔道3段も允許されている。
発足後、1980年代後半から1990年代初頭にかけて、K-1やU系団体と共に日本における格闘技ブーム興隆も担った。初期のUFCに選手を派遣しているが、後にプロの興行などから距離を置くようになる一方でサブミッションアーツレスリング、中国の武術太極拳散打や合気道S.A.、パラエストラ、覇天会などの団体と技術交流も行っている。
当初は「空手」であったが2001年に第1回の世界大会が開かれるのを機に「空道」と改名した。
また、競技人口も日本よりロシアの方が多い。
試合では頭部にスーパーセーフという防具着用のもと、空手の突き技、蹴りの他に頭突き、肘打ち、金的蹴り、寝技、寸止めマウントパンチ、関節技、絞め技なども認められている。
大道塾の空手・空道出身者には
K-1やパンクラスで活躍した「セーム・シュルト」(セミー・シュルト)、同じくK-1の「堀啓」、プロレスラーの「黒木克昌」(「マグナムTOKYO」の名で闘龍門JAPAN及びDRAGON GATEに所属した。離脱後大道塾の支部長兼師範を経て現:総合武道 絆會 黒木道場の師範)、総合格闘家の平直行(修斗、ブラジリアン柔術、シュートボクシングと多くの格闘技を習得、プロレスのリングにも上がった。範馬刃牙のモデルにもなった人)などがいる。