ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

小野不由美の小説『十二国記』の登場人物。

概要

戴国瑞州師右将軍として泰王驍宗に仕えている(『黄昏の岸_暁の天』時点)。

先王驕王の下では、禁軍左将軍だった驍宗の師帥を務めていた。

驍宗が登極して半年の後、驍宗に対する大逆が起こり現在行方が分からない。

人物

李斎曰く、“用兵家としては傑物”“王師の訓練で手を合わせるのが一番苦手な相手だった。”“臥信は奇計奇術の将だ。行動を読みにくく、油断がならない。それは英章も同様だったが、英章の陰に対し、臥信の詐術には奇妙な明朗さがあった。”

また、主君である驍宗にも遠慮がなく、気が尖っていた驍宗に「そばに寄るのは怖くて嫌だ」「腹を空かせた虎のそばにいるような気分がする」と言い放ったらしい。

友尚“臥信や基寮のように気のいい奴もいて、何度かその場の流れでやむを得ず一緒に飲んだが、すこぶる愉快だったな。連中と一騒ぎすれば面白かろう、とは思ったが”

作中での行動

土匪の反乱を治めに文州に発った驍宗には同行せず、白圭宮に留まっていた。驍宗出立後、驍宗に対する大逆の噂が出た白圭宮で、王宮に残っている王師将軍の李斎・巌趙阿選と話し合いの場を持った。

泰麒による鳴蝕の後は、泰麒の安否を確認するため数人と共に仁重殿へ向かっており途中で李斎と会った。

共に仁重殿に向かい、傾いた建物から這い出してきた潭翠と背負われた正頼と会い、更に手勢を連れて駆け付けてきた阿選と会った。驍宗失踪の報の後は驍宗を捜索し文州を治めるため、文州へと派遣された。

その後、『黄昏の岸_暁の天』で李斎は「当時文州にいた英章と臥信はそのまま姿を消した」としている。

以下、最新刊『白銀の墟_玄の月』のネタバレを含みます。

文州に派遣された後、軍の半数を率いて一旦鴻基へ戻るよう命が下され、文州に三師を残したまま鴻基へと帰還。(その残された三師の中に居たのが証博及び静之だった)その後、行方不明となっていた。霜元らは、その一旦帰還した際に正頼と接触し国帑を託され、それを持って地下に潜ったのではないかとの見立てを立てていた。

失踪後は藍州にて朱旌の元締めと言える人物に匿われ、やがて出身地である藍州に戻ってきた花影と再会する。

文州で阿選が派遣した王師と、土匪及びそれを支援する李斎らとの戦闘が起きた際は、何が起こっているのか状況を把握しかねていたが、白圭宮を出奔した項梁英章の許へと辿り着くと、臥信にも使いが出され、文州に居るのが李斎らだということを把握する。

李斎らと合流しようと英章と共に手勢を動かしている最中、馬州山中で偶然浩歌と出合い、驍宗が救われ、そして奪われたことを聞き、文州に向かうには時間がかかりすぎると方針を転換。花影の人脈の助けを得ながら兵力の全てを江州へ向け、江州城を陥落させる。

その際、満身創痍で騎獣にしがみつく若者(去思)を発見し、持っていた寒玉(驍宗の剣)と、それに結び付けられた泰麒の御名と慶王の裏書がなされている旌券に気付き保護。事情を聞き、部下を雁国へと向かわせ、延王に助力を確約してもらう。(この時点で延王並びに延麒が戴国へと出立したため、のちに江州に入った驍宗と迅速に再会し、諸国の支援を乞うことができた)

驍宗が鴻基にて弾劾の場へ出された時は、英章と共に軍勢を率いて駆けつけ、その際、江州城とそれに連なる街道を制圧しており、それを退路とし、驍宗、及びその麾下らは江州漕溝城へと撤退することができた。

驍宗と再会を果たした際、あの英章が泣き崩れたという噂を流布したが、李斎はなんだか微笑ましいと思いつつも、噂の出所が臥信ということで真偽のほどは相当怪しいと考えていた。

関連タグ

十二国記 戴国 驍宗 泰麒 李斎

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 十二国記

    挿頭の花

    人から見るとお似合いに見える李斎と霜元の話。実際二人は只の似た者同士なのではと思っています。 臥信と英章はちょっとです。 捏造注意
  • 年越小咄

    漣と戴の大晦日の過ごし方です。大晦日あるんですかね。 過ごし方含めあくまで妄想です。 きっと辻褄のあわないこと多数です。 漣は夫婦にしかみえないんです。 戴の男たちは視野が広くてフットワーク軽い。 そういう妄想です。 よいお年をお迎えくださいませ。
  • 慶本 戴極国遠征記

    七章 藍州往来〈承前〉

    七章 つづき 「風聞」… 臥信と毛旋の噂話。おそれおおくも神様を捏造してます。 「変わり目」… 花影と臥信のティータイム。藍州の話。 「試金石」… 陽子さんが藍州に来ました。やっと!
  • 十二国記・戴の話

    【十二国記】獣を飼う

    twitterにあげていたやつ。 臥信と花影。そして英章。人と獣の違い。 妄想過多です。何でも許せる方向け。 少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
  • ぎょそゆきひめ

    ぎょそゆきひめ5

    白雪姫パロディのぎょそゆきひめ最終回 カオスになりましたが、やっと王子も出てきてめでたしめでたし! 童話と違いますが心の優しいぎょそゆきひめは王の器なのでこうなりました。 いつにも増してアホな妄想を読んでいただきありがとうございますした。
  • 十二国記で綴る小倉百人一首

    あきのたの

    小倉百人一首の歌に十二国記の人物をあててみたらどんな話になるかという試み。 【お題の歌】  秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わがころもでは 露にぬれつつ 白銀後、お忍び驍宗様。 お供は臥信です。 ※原作と異なる設定・捏造あります。ご都合主義です。
  • ムキムキ筋肉大作戦

    最初はこんな話じゃなくて、もっとこう……………泰麒が頑張る話だったんですがね、何でだろう。どこでどう間違ったのか、違う話になってしまいました。 読み返せば読み返すほど臥信も英章も悪くない、そう思います。 完全にとばっちりの流れ弾です。 オマケ…………戴のイツメンに新加入しただろう友尚あたりが中心に声掛けしてます。男社会、こんな感じだったら楽しそうだな〜。
  • 十二国記SS集

    十二国記SS集 4 【大射・不帰・帰郷】

    「大射」「不帰」「帰郷」のSS3本です。 大射…驕王の時代、王の思いつきで大射の射手をすることになった英章と臥信のお話。丕緒の鳥を読んだら、陶鵲を射る臥英がめちゃくちゃ見たくなったので欲望に忠実に書きました。 不帰…基寮が英章から文州師将軍就任を伝えられた夜、そして息を引き取るまでのお話。不諱ではありませんが、意味はほぼ同じです。むしろこちらの方が意味が一つしかない。基寮が回生に名前を与えたことに罪悪感を持っていたとしたら、と思って書いた話です。死、そのものなので、重さしかありません。基→英。 2020.7.6. 追記 この前小耳に挟んだことですが、人は不安なとき「何かしている」と思うことで自分を落ち着けるんだそうです。コロナ流行時は自粛・自重が叫ばれ「何もしないこと」が尊ばれました。しかし、「何もしない」では不安が解消されない。だから買い占めや徹底的な消毒など「何か行動する」ことで安心するんだそうです。それと同じで、基寮も休むことが肝要だと解っていても、動かずにいられなかったのではないでしょうか。不安だったから……。読んでくださった方とお話していて、そう思いました。 帰郷…白銀後、久しぶりに承州州都・永霜に向かう李斎の話。霜元は出ていないけれど、霜李だと言い張る。いつでも前を向いて進んでゆく李斎様は、陽子と比肩する男前な女性だと思います。
  • 彼(か)の意、至りて

    彼(か)の意、至りて

    臥信と英章の里木をめぐる出来事。
  • 再会

    戴の短い話です
  • 似顔絵

    こんなことあったらいいな、という話
  • 蜃気楼に辿り着く

    蜃気楼に激怒する

    蜃気楼に辿り着く、のおまけのようなものです。いじられ英章です。CP無しですがアリでも。 このネタはずっと蜃気楼のシリーズで書きたかったんですが、辿り着くと沈み込む、どちらの続きにしようか迷って、辿り着くの方にしました。 沈み込むの方はしばらくの間、驍宗様に李斎の笑顔を見ると硬直する後遺症が出ていると思いますし。 ついでになぜ「辿り着く」というタイトルだったかというと泰麒がかつて夢見た幸せはもうあるんだよ、白圭宮で取り戻してるよ、という意味でございました。 軽ーく笑ってお読みいただけますと幸いです。
  • 十二国記・戴の話

    【十二国お題】最年少

    以前マシュマロで募集していたお題での作文練習。『最年少』(英章?)です。 リクエスト下さった方が、SNSをお持ちでないということで。こちらでお礼を。 お題、本当にありがとうございました。大変お待たせしてすみませんでした。 最年少ということで少しだけ甘いお話です。 少しでも楽しんで頂けたら嬉しいです。 また、臥英沼にハマって下さりありがとうございます。とても光栄です。 本当にありがとうございました! (今作品に関してはTwitterとの同時公開にしました〜)
  • 兆し

    冬狩の最中、花影について驍宗が李斎に相談する直前のお話です。臥信、英章、驍宗が登場します。
  • 月籠り日、君との距離

    臥英。ひととき。 タイトルはなかいさん(‪@knknk4747‬)につけて頂きました!!
  • 蜜月はつづくよ、どこまでも

    蜜月はつづくよ、どこまでも7

    最終回です。 新婚旅行出発の経緯と帰国した驍李を迎えるいつもの顔ぶれです。ふりふられから二人に巻き込まれていた臥信。発端の巻物は英章君が火をつけて漣土産の芋を焼いたとか焼かないとか。
  • 遠い昔話

    白銀〜のお話。捏造が甚だしいです。かなり酷い最後の話で、死ネタ。臥信の一人語りとなっております。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

臥信
0
編集履歴
臥信
0
編集履歴