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うしおととらの編集履歴

2014-02-05 06:37:10 バージョン

うしおととら

うしおととら

うしおととらとは、週刊少年サンデーで連載されていた藤田和日郎の漫画である。または、同作の主人公たちを指すこともある。

概要

平成2年から平成8年まで週刊少年サンデーに連載されていた妖怪バトルアクション少年漫画。

退魔の槍を手に入れた少年と、槍によって封印されていた大妖怪が、反発しながらも息の合ったコンビを組み、人に仇なす数々の妖怪と戦う様子を描く。


90年代の古き良き少年漫画を代表する名作として、魅力的な登場キャラクターの数々、人情味や哀愁に溢れた小エピソード、そしてクライマックスに向けて天井知らずに高まっていく盛り上がりに魅せられたファンが多い。


また、極めて大きく広げた風呂敷を見事に畳みきった作品としても名高く、伏線をうまく回収した漫画、終盤に向けて大きく盛り上がる漫画などを語る場では、必ずといっていいほどその名が挙がる。


主人公「うしお」と妖怪とら」との出会い、「獣の槍」と「白面の者」との戦いは全くの偶然のようであったが、物語が進むにつれて、それぞれの深い関わり、長きに渡る宿命が明らかになっていく。人間と妖怪を超えた深い絆を主軸に置きながら、非常に多くの登場人物達のエピソードが描かれ、それらが終盤に向けて一つに収束していき、物語は最終決戦に至る。


ストーリー

寺に住む少年・蒼月潮は自宅の蔵の中で一本の槍に縫いとめられていた妖怪を解放してしまう。うしおが「とら」と名づけたその妖怪は、かつて近隣一帯を恐怖のどん底に叩き落していた大妖怪であった。また、とらを500年間縫い留めていた槍こそ、2000年以上も前の中国で妖怪を滅ぼすためだけに作られた「獣の槍」であった。獣の槍の伝承者となったうしおは、とらと共に様々な妖怪との戦いを繰り広げる。


初めこそ、降りかかる火の粉を払うごとく、襲ってくる妖怪を退治していたうしお達であったが、物語は次第に世界を滅ぼす大妖怪白面の者との決戦を中心に廻りだす。


登場人物

主人公

蒼月潮 とら


ヒロイン

中村麻子 井上真由子


光覇明宗(退魔の総本山)

蒼月紫暮 和羅 凶羅 引狭霧雄 秋葉流

関守日輪 杜綱悟 杜綱純


お役目様

日崎御角 蒼月須磨子


獣の槍の関係者

ギリョウ ジエメイ


その他

羽生礼子 鷹取小夜 桧山勇

設楽水乃緒 


東(関東)の妖怪たち

山ン本 雷信 十郎 かがり

一鬼 威吹 イズナ


西(関西)の妖怪たち

神野 求嵐   


その他妖怪

石喰い 飛頭蛮餓眠様)  オマモリサマ 雲外鏡

なまはげ 時逆 時順 山魚 朝霧  狒々

などか たゆら さとり はぐれ外堂 紅煉


サンピタラカムイ オヤウカムイ


ホムンクルス

九印


白面の者とその眷属

白面の者 婢妖 くらぎ 斗和子 あやかし シュムナ


武器

獣の槍 エレザールの鎌 穿心角

関連項目

藤田和日郎 妖逆門 少年サンデー


主人公コンビとしてのうしおととら

主人公の中学生「蒼月潮(うしお)」と、もうひとりの主人公である大妖怪「とら」のコンビのこと。作品タイトルの由来。個別の解説はそれぞれの項目を参照のこと。


当初、封印から開放されたばかりの頃のとらは極めて危ない存在で、開放してしまった責任を感じる潮といがみ合う関係にあった。とらにとって潮を含むすべての人間は捕食対象でしかなく、潮にとってのとらは人間を食べることしか考えていない危険な妖怪でしかなかったのである。しかし潮の持つ獣の槍に敵わないとらは、槍で脅され仕方なく潮に服従・協力するものの、「いつかお前を食ってやる」と公言し敵愾心を燃やしていた。


しかし、数々の強敵との激闘や長い旅などを経て、次第に潮ととらの関係は変化してゆく。潮はとらを「危ない奴だが頼れる存在」と認識し、とらもまた人間をただのエサとは看做さなくなっていった。表面上は相変わらずいがみ合いながらも、度重なるピンチを共に切り抜けてゆく過程で徐々に信頼関係が結ばれ、彼らは唯一無二のパートナーとなってゆく。


また、その一人と一匹の活躍する姿は、彼等に救われた人間や妖怪たちの瞳にしっかりと刻まれ、「銀に光る槍を振るう人間と金色の妖怪。二体揃えば最強。二体で一体の妖(バケモノ)」として、どんな強大な敵にも負けない希望の象徴と看做されていった。

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