ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

マッスルタッグマッチの編集履歴

2014-02-21 05:02:43 バージョン

マッスルタッグマッチ

まっするたっぐまっち

『マッスルタッグマッチ』とは、バンダイによるプロレスアクションゲーム作品の名称。

概要

ゆでたまごが手がけたプロレス漫画作品『キン肉マン』を題材とし、1985年11月8日にバンダイ(現・バンダイナムコゲームス)から発売されたファミリーコンピュータアクションゲーム


正式名称は『キン肉マン マッスルタッグマッチ』、国外で販売されたNES版での名称は『M.U.S.C.L.E.』。

構成

登録されている8名の超人の中から2名を選択してタッグチームを結成し、パンチキックバックドロップなどを駆使して3ラウンド制の試合を勝ち抜き、ゲーム終了時点の踏破面数と獲得点数に挑戦するスコアゲーム。制限時間内にライフポイントが0になるKO、または制限時間後に残ったライフポイント残量の判定で勝敗を決し、先に2勝するとステージクリア、2敗するとゲームオーバーとなる。


試合中、リングサイドに現れるミートが放つ光球『命の玉』を取るとキャラクターが光り輝き、全能力値の上昇、ライフポイントの回復、電気リングでの感電無効化に加え、支援効果が続く限りは各キャラクターに設定された強力な必殺技を使えるようになる。


ステージは3種類のリングを順番に85回ループする全255面で、一定の面数に到達すると徐々に試合時間が短縮されて攻略難易度が上昇する。エンディングは存在せず、255面をクリアすると0面(=256面)が、さらに0面をクリアすると2周目の1面(=257面)が始まる。

リングの種類

  • ノーマルリング:第1ステージ(1+3n面)に登場する、何の変哲も無い普通のリング。
  • リング:第2ステージ(2+3n面)に登場する、足が滑りやすい全面氷張りのリング。
  • 電気リング:第3ステージ(3+3n面)に登場する、触れると感電する高圧電線を張ったリング。

※電気リングに限っては、表現上の都合で黄色と黒の明滅が激しく行われているために光過敏性発作の危険性がある。

登場キャラクター

名称出身国必殺技
キン肉マン日本キン肉ドライバー
テリーマンアメリカブルドッキングヘッドロック
ラーメンマン中国空手殺法
ロビンマスクイギリスタワーブリッジ
バッファローマンスペインハリケーンミキサー
ウォーズマンソ連ベアークロー
ブロッケンJr.西ドイツナチスガス殺法
アシュラマン魔界阿修羅バスター

※1.NES普及圏の欧米では、ブロッケンJr.はナチスを連想させる表現規制対象であったためにジェロニモに差し替えられた。

※2.ブロッケンJr.をベースとしたジェロニモの必殺技は、一見するとトマホークを投げているように見えるが、説明書では『Apache War Cry』(アパッチのおたけび)と記載されている。

余談

特別仕様版

本作には、市販品とは別に2種類の懸賞用カセットが存在する。

グリーンカセット

正式名称は『集英社児童図書お楽しみプレゼント版』。集英社が出版していた児童向け書籍キャンペーン用の景品で、内容は市販品と同一だが緑色のROMケースに専用のラベルが貼られている。

ゴールドカセット

正式名称は『ゴールデンタッグカートリッジ』。本作の発売当時に全国8地区で開催された最終到達面数を競うハイスコアコンテスト『宇宙一ゲーム超人コンテスト』の景品で、各地区の優勝者は既存の超人1名を自身の希望する超人のグラフィックに差し替える権利を与えられ、優勝賞品である証拠としてゴールドメッキを施した特別製ROMケースを用いている。


各地区優勝者8名の第一位が記録した最終到達面数は2269面(=約8.8周)であり、現在までに下記の超人が登場する4バージョンが確認されている。


名称出身国必殺技差し替え元
モンゴルマンモンゴルレッグラリアートラーメンマン
ペンタゴンアメリカペンタバスターアシュラマン
ブラックホール英領バミューダ諸島ブラックホールバッファローマン
ザ・ニンジャ日本焦熱地獄ブロッケンJr.

同様のプレミアムソフトでは、『ロックマン4』の開発に際して行われた『ボスデザインコンテスト』の入選者8名に送られたゴールドメッキROMケースバージョンに59万円の取引価格が付けられたことで話題となったが、「8本それぞれで内容が違う可能性が高い」という抜群の希少性を持つマッスルタッグマッチのそれについてはいずれも75万円(ブラックホール版)、85万1000円(モンゴルマン版)、92万1000円(ザ・ニンジャ版)、100万100円(ペンタゴン版)という破格の取引価格が確認されており、『ファミコン史上最高のプレミアムソフト』として広く認知されている。


※ただし、NESも含めたファミコン全体の歴史で見た場合には『Stadium Events』(北米版『ファミリートレーナー ランニングスタジアム』)が2010年3月に記録した41300USドル(当時のレートで約367万円)がファミコン史上最高取引価格の頂点に君臨する。

ブロッケン禁止令

ブロッケンJr.の必殺技であるナチスガス殺法はゲーム中唯一の飛び道具であり、使いやすさと威力のバランスが群を抜いていたために「ブロッケンJr.=卑怯」の構図が成り立ち、2人用での対戦時はブロッケンJr.の選択を禁止するルールが提唱されていた。

移植作品

ワンダースワンカラー用の対戦アクションゲーム。基本的なゲームシステムは本作を踏襲している。

  • キン肉マン マッスルグランプリ2 特盛

おまけ作品として本作に加え、ディスクシステムアクションゲーム『キン肉星王位争奪戦』が同時収録されている。

関連イラスト

7人の悪魔超人

ドット絵19『マッスルタッグマッチ 魔界バージョン』

悪魔六騎士

ドット絵10『悪魔六騎士、参上!!』

運命の五王子

ドット絵11『運命の5王子』

王位争奪戦出場チーム

ドット絵17『マッスルタッグマッチ2009』

旧世代伝説超人(シニア・レジェンド)

ドット絵07『旧世代伝説超人バトルロイヤル』

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました