概要
主にゲームセンターなどで見かける銃(ガンコントローラ)を持って画面内に現れる敵を撃つシューティングゲームの一種。
筐体の前に立ってケーブルで繋がれたガンコンを持ってプレイするオーソドックスなものから、座って直付け式のガンコンで敵を狙うゲーム、更には乗り物を模した筐体の中でプレイするものもある。
映画や漫画を題材とした作品も多く、過去には『エイリアン』や『ターミネーター』、『ロストワールド』等の著名な作品を基にしたガンシューティングなどもリリースされていた。
ちなみに伝説のクソゲーの一つとして名高い『デスクリムゾン』もガンシューである。
一人称視点でのプレイ画面という点は近年において盛況なファーストパーソンシューティングと同じだが、実戦さながらの雰囲気やリアリティを楽しむFPSに対し、ガンシューティングではこれらの要素は度外視され、爽快感を突き詰めた作りになっている場合が多い。
画面のスクロール方式は強制スクロールが採用されている場合が殆どだが、『タイムクライシス』のようにプレイヤーがペダルを踏む事で任意にスクロールを停止させられる作品もある。
また、大抵の作品には弾数制限が設けられており、一定の数の弾丸を撃ち尽くした場合は画面外に向かってトリガーを引くなどして弾を装填(リロード)する必要がある。
一方でマシンガン型のコントローラを採用したゲームはリロードを気にせずガンガン撃ちまくれるものの、ゲームによっては撃ち続けると銃がオーバーヒートして連射力が低下したり、弾数が0になると連射が出来なくなる等のペナルティが課せられる場合もある。
変わり種な物では、『ゴルゴ13』のように1ステージ内で発射可能な弾が1発のみという狙撃に重点を置いたガンシューティングも存在する。
操作が全て銃型コントローラに集約されている仕様上、敵からの攻撃に対する防御手段は撃たれる前に撃つ・飛来する敵の弾を撃ち落とす・敵に接近される前に一定数のダメージを与えて怯ませるといったものに限られるが、作品によってはコントローラにジャンプ等の動作の為のボタンが付いている事もある。
ガンシューティングの歴史
ガンシューティングの歴史は非常に深く、1977年頃から銃の強力な反動や騒音に悩まされないゲームとして注目を浴びた。
家庭用ゲーム機においてもファミコンの「光線銃」の時期から様々なガンタイプのコントローラが発売されている(ナムコが発売したプレイステーション用「ガンコン」シリーズが有名)。
しかしながら、これらはコントローラの大きさ故に置き場所を取り、企業ごとに異なる規格のコントローラを使用していたり、そもそも銃型のコントローラを使うゲーム自体が少ない事もあってかやがて廃れてしまう。
しかし、近年はWiiやPSmoveの登場によって再燃し、過去にリリースされたアーケードゲームが移植されるといった事も行われ始めている。
代表作
アーケードゲーム
- 2SPICY
- 悪魔城ドラキュラ
- アクション刑事
- ヴァンパイアナイト
- オーシャンハンター
- スティールガンナーシリーズ
- ガンスリンガーストラトス
- ガンバレット
- 機動戦士ガンダム ~修羅の双星~
- COBRA THE ARCADE
- ゴルゴ13
- サイレントヒル・アーケード
- ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドシリーズ
- ダークエスケープ
- ターミネーター サルベーション
- タイムクライシスシリーズ
- ニンジャアサルト
- バーチャコップシリーズ
- バイオハザード
- ホーンテッドミュージアム
- メタルギア アーケード
- ランボー
- レールチェイス
- レッツゴー!シリーズ
- ルパン三世 THE SHOOTING
- ロストワールド ジュラシックパーク
- リーサルエンフォーサーズ
- ザ・警察官
- セイギノヒーロー
- サイレントスコープシリーズ
家庭用
関連タグ
ミュージックガンガン こちらはガンシューティング風の筺体を採用しているが、ゲームのカテゴリーとしては音ゲーとなっている。