概要
CV:奥田啓人
ワラジとは同僚であり、居合で、戦闘シーンを見る限り抜刀術を得意とする。
アニメ版では波の国編 第十話チャクラの森 で初登場している。
関連項目
母ちゃんに感謝するんだな?坊主…
波の国編では大工のタズナを殺す為、人質として愛娘のツナミを連れ去ろうとし、交渉として息子(タズナにとっては孫)であるイナリを見逃す事にするが、母を助けようとするイナリを斬り捨てようとする。
だがうずまきナルトがイナリを助け、ゾウリとワラジを変化の術と影分身の戦法で二人の隙をつき倒す。気絶してるゾウリとワラジの扱いがひどい。
ちなみにこの戦法はペイン戦でも見れる。
アニメ版ナルト疾風伝のオリジナルエピソード(というか、後日談)「過去編 木の葉の軌跡 イナリ試される勇気」ではナルト達第七班がいなくなる機会を伺い、イナリやアカネ達を拉致し監禁する。
ガトー亡き今、ゾウリとワラジを含めたガトーの残党は、波の国を再び支配下に置くべく動き出す。異変に気が付いたうずまきナルトとうちはサスケはイナリ達を助け、ガトーの残党達と交戦となる。
逃げる先には、タズナを中心とした波の国の人々がゾウリ達を包囲していた。
ゾウリは見下していた波の国の人々の勇気に驚愕し、ガトーの残党と共に降伏する事になった。
こうして事件は幕を下ろし波の国に平和が戻ったのである。
アニメ版ナルト疾風伝〜 再不斬の大刀では波の国のゴロツキとして出て来る。
363話の忍連合軍の術の回にも参加しており、この時は霧隠れの中忍ベストを着ていた。
人物像
人質は一人いれば良い…
金さえ積めば赤子にさえ躊躇なく殺すなど残虐な性格である。(臨の書にて
ただ仕事以外はサスケ同様無駄な殺生は避けているが、イナリを斬る時の表情からして、サスケの心情とは違う事が分かる。
ガトーが波の国の英雄であるカイザを公開処刑した際には、処刑人を務めた。
カイザの息子である、イナリが泣いてる目の前で父親を斬り捨てるなど、非人道的な事をしている。
「イナリ試される勇気」では繊細なのか、プライドが高いのか人と群れるのが嫌いな描写がある。
ただガトーの部下達を指揮する時は大体はゾウリがリーダー格である為、カリスマ性はあるようだ。
剣技は一つ一つの動きが華麗であり、その上無駄もなく戦いの最中でも納刀し抜刀術を行うなど侍としての居合の剣筋は中々のものである。
下段後ろ回し蹴りなどする事から体術もそれなりにできると思われる。
口数が少なく残虐なゾウリだが、それは三年前の事である。何故なら…
鬼灯水月に肩ドンし、ゾウリが喧嘩を売るがうちはサスケの殺気を感じビビりながらも引く訳だが…
意味不明な歌を口ずさみながら遠ざかり、最後は舌打ちし「気をつけろよ」としたっぱ用語を使い去る。
しかも去りながら…
「んだぁ〜馬鹿野郎阿呆野郎阿呆ロクで野郎っボケェ〜」など
完全なるいじられキャラとなってしまった
鬼灯水月に目を付けられてしまい、フードを掴まれ波の国の人々に醜態を晒してしまった後、ゴミ捨て場に放り投げられ涙目。
その上、水月にクナイと不敵な笑みで迫られ、完全に水月に怯えてるなど散々な目に合っている。
ツナミを人質として連れてく時の状況と似ており、イタチの言う因果論はこれも当てはまるのだろうか…?
侍にして忍び
疾風伝の出来事だが、侍であるゾウリとワラジは忍連合軍の術の回で霧隠れの中忍のベストを着ていて刀は背中に固定されている。
ナルトやガイ達と一緒に十尾を倒そうと、みんなで共闘する描写が一瞬だがある。
再不斬の大刀の回では、ワラジは国側に着いてる描写もある為、もしかしたら元々霧隠れとの繋がりはあったのかもしれない。
だが最初はガトーの部下として所属している為、ある矛盾が生まれる。
ガトーの発言で『 霧の国の忍者は余程のヘボと見える 』『 正規の忍びを雇えばやたらと金がかかる。だからお前達抜け忍を雇ったのだ。 』と正規の忍びを雇うような事はしない台詞を再不斬に吐き捨ている。
つまりゾウリとワラジが霧隠れの正規の忍である事を知らなかったとも言える。
水月がサスケに対しても言っていたが、再不斬のクーデターにより、大量に部下を失った霧の国大名の側近であるテンゼンは再不斬を殺そうと因縁を買っていたが死んでいた為、代わりに再不斬の刀を持っていく事にした。この時ワラジが居た為、国との繋がりがあったのは明確である。
そして犯罪者である再不斬を雇う闇の帝王ガトーは、侍のゾウリとワラジが、霧隠れの忍である事は知らなかった。となるとこれは…
ガトーが死んだ後に霧隠れに入ったとも考えられるが、可能性は低い。
犯罪者を雇うようなガトーの下に着いてた者を、仲間に入れられるとも考えづらいし、現にゾウリは波の国のゴロツキをやっていた為、霧隠れに入り中忍になるまでの時間が無いからである。
それに水月から逃げる時、忍びみたいに跳ぶような行動せず、ただ走っているだけであった。
ワラジはともかく、今までのゾウリの行動や発言などは演技だった可能性もある。
まぁ戦場にロック・リーのソックリさんも一緒に居た為、ゾウリとワラジも戦場に居たのはネタだろと言われればそこまでだが。
余談
余談1
ゾウリとワラジがアニメ版で登場する時(あるいは出終わった時)は何かしらあるというジンクスがある。
1、ナルトに十三話で倒された後、十四話では冒頭にこれまでの流れを解説する
2、サスケが大蛇丸を倒し旅に出る時、再不斬の大刀の次回予告する時解説した声が三代目火影 猿飛ヒルゼン(CV:柴田秀勝) が担当した
4、ネジの死 忍連合軍の集結
上記からしてゾウリとワラジが出る、出終わった後、は偶然にも何かしらある。
これは偶然だろうが、もし製作者達が狙いでやっているならゾウリとワラジは何かしらの区切りに使われやすいキャラクターと言えるだろう。
余談2
アニメ版ナルト疾風伝の最後にあるおまけ「木の葉のクイズ大会」でゾウリとワラジの名前を当てるものだが、サイにタカアンドトシと答えられてしまっていた。
サイにとってゾウリ=タカ ワラジ=トシ に見えたのだろうか?
ワラジ 「 なんか撃ちてーなぁー 」
ゾウリ 「 欧米か! 」
余談3
ゾウリの容姿なのだが、NARUTOオフィシャルアニメーションBOOK 秘伝・動画絵巻で、ナルトの生みの親である、岸本斉史氏は、好きなゲームを書かれている。
ゾウリの容姿は、ここで書かれたとあるゲームの勇者の容姿をモチーフにされたのでは…?
ハッキリ言おう、これは 余談 である。ファンのみなさんごめんなさい。
ある国の大将との考察
侍であるゾウリだが鉄の国との関係はあるのかないのかは不明だ。
まず髪の毛の色は、ゾウリもミフネも灰色であり、眼つきも似ている。
得意技は、居合であるのも共通点である。(天と地の差があるが)
そして何よりも侍が一番の共通点である。
これらからして、ゾウリはミフネの元部下あるいは、息子である可能性がある。
ゾウリの年齢は31歳(意外とシビアだ…)で、ミフネは60〜70歳辺りと思われ、息子がいても可笑しくはない。
それに霧隠れの忍びでもあるから、五影会談で血霧の里の逸話もあってミフネから見れば岩隠れの次に信用出来なかったのはこの里だった為、ゾウリとワラジを忍ばせていた可能性もある。(鉄の国から追放されてから霧隠れに入った可能性もあるが…
ちょっとした共通点がある為挙げてみたが、まぁ…こじつけでしかない。