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近江鉄道本線の編集履歴

2016-08-09 07:35:07 バージョン

近江鉄道本線

おうみてつどうほんせん

近江鉄道が保有する、滋賀県米原市の米原駅から滋賀県甲賀市の貴生川駅に至る鉄道路線。

概要

近江鉄道本線は、近江鉄道が保有する鉄道路線

沿線の多くが田園風景で、八日市以北は最高70km/h、以南は60km/hしか出さないのんびりとした路線である。

JR琵琶湖線とは違い、駅前の平和堂率はひかえめ。

かつては快速が走っていたが2013年のダイヤ改正で廃止された。


愛称

区間愛称ラインカラー
米原-高宮-多賀大社前米原・多賀大社線
高宮-八日市湖東近江路線
八日市-貴生川水口・蒲生野線

ただし高宮-多賀大社前は多賀線


駅一覧

駅名接続路線快速(廃止時)
米原東海道新幹線/東海道本線/北陸本線
フジテック前
鳥居本
彦根東海道本線
ひこね芹川
彦根口
高宮多賀線
尼子
豊郷
愛知川
五箇荘
河辺の森
八日市八日市線
長谷野
大学前
京セラ前
桜川
朝日大塚
朝日野
日野
水口松尾
水口
水口石橋
水口城南
貴生川草津線/信楽高原鐵道

沿線

近江鉄道本線の起点駅で、東海道新幹線東海道本線北陸本線の集まる乗換駅。

駅は大きいが、町は大きくなく、隣の彦根のほうがずっと栄えている。

JRをはさんで向かいには平和堂米原店がある。

付近には鉄道総合技術研究所(鉄道総研)の風洞技術センターがあり、新幹線の「WIN350」、「300X」、「STAR21」が保存されている。

また、米原市役所前には除雪車の「キ555」が保存されている。


  • 鳥居本

1932年に建てられた洋風建築の駅舎が現存している。

かつては駅構内に油槽所があり、国鉄彦根駅を介して石油輸送が行われていた。

周辺は中山道の鳥居本宿である。


  • 彦根

言わずと知れた国宝彦根城の城下町、彦根の中心駅である。

JR琵琶湖線と接続している。

JRをはさんで向かいにはアル・プラザ(平和堂の大型店舗)彦根店がある。

かつては山側に住友セメントの施設があり、近江鉄道の貨車が専用線を行き来していた。

また、2004年の整理までは広大なヤードが広がっており、廃車体が放置されており、歴史的に貴重な電車もあった。

しかし、住友セメントがあったのも広大なヤードがあったのも今や昔。東口再開発で駅前にはケーズデンキが建ち、住友セメント跡地もショッピングセンターとなっている。

国道8号沿いには「佐和山遊園」というテーマパークがあり、佐和山城などが再現されている。男性一人で経営しているようで、探偵!ナイトスクープでいう「パラダイス」である。


  • 高宮

中山道の宿場町にあり、多賀線との分岐駅。多賀線は左に分かれていく。

駅裏側には貨物用側線があり、かつては多賀線からのキリンビールや石灰石を積んだ貨車が行き交っていた。

駅舎はコミュニティハウス併設の近代的なものに置き換えられたが、「多賀ゆき のりかへ」と書かれた歴史ある看板は現役である。


けいおん!でお馴染みの豊郷小学校旧校舎の最寄り駅。

駅にはイラストが設置されている。


  • 愛知川(えちがわ)

この辺りには、丸い瓶の中に鞠が入った縁起物の「びんてまり」という伝統工芸が伝わる。

駅から10分ほど歩くと「愛知川びんてまりの館」というびんてまりの資料館も存在する。


  • 五箇荘

「ごかしょう」の漢字が駅名と地名で異なる。駅は「五箇荘」、地名・旧町名は「五個荘」である。

五個荘は近江商人の町であり、駅から約20分ほど歩くと近江商人博物館が、さらに10分弱歩くと近江商人屋敷が残る。

また、付近を流れる愛知川への砂利取り線が分岐している。


  • 八日市

八日市線(万葉あかね線)が分岐するターミナル駅。

駅付近にはアル・プラザ平和堂八日市店がある。


  • 京セラ前

京セラ滋賀蒲生工場がある。

駅のすぐ北側を名神高速道路が走っている。

駅前はファミリーマート東近江川合町店しかなく、一日平均36人しか降りないような駅。

しかし名前が「京セラ前」であるから、京セラドーム大阪と間違えた人がいたのか、近江鉄道某駅には「本当に京セラ前駅ですか? 京セラドーム大阪は京セラ前駅ではありません!」といったラミネートが貼りだされたそうな。


  • 桜川

1900年の開業時からの駅舎が残る。

付近を流れる川は「佐久良川」といい、駅名とは読みは同じでも漢字が異なる。

千日前線阪神電車には乗り換えできない。


  • 日野

桜川と同じく1900年の開業時からの駅舎が残る。

日野町中心部は駅から東へ約3km離れている。

また、駅から東に1.6km先にフレンドマート(平和堂の小型店舗)日野店が、2.7km先に平和堂日野店がある。

シャクナゲの群生地や中二病でも恋がしたい!で有名になった「旧鎌掛(かいがけ)小学校」、野菜の日野菜の発祥地である、鎌掛集落へはこの駅が最寄り。

しかし、鎌掛へは6kmほど、徒歩では1時間以上かかるため、コミュニティバスタクシーで行くことをおすすめする。(コミュニティバスは本数が少ないので時刻は要確認)

中央線には乗り換えできない。


  • 水口

駅から西へ200mほど歩くとアル・プラザ水口店がある。

バイパスができるまでは駅南側を国道1号が走っており、踏切で平面交差していた。

駅の東にある古城山(大岡山)にはかつて水口岡山城という城があり、この城は天守が2つあったのではないかという説がある。


  • 水口石橋

旧東海道水口宿にある駅。

駅のすぐ北側の踏切で旧東海道と交差する。

ここから東側の旧東海道は約1kmにわたって三叉に分岐し、その間の数カ所にはからくり時計が設置されていて、決まった時刻にからくりが動く。


  • 水口城南

水口城城下町である水口の中心駅。

水口城資料館は駅から北に300mほど。


  • 貴生川(きぶかわ)

近江鉄道本線の終点駅。

JR草津線信楽高原鐵道と接続する。

かつてはこれより先伊賀方面に路線を伸ばし、近畿日本鉄道に乗り入れて伊勢方面へと直通運転する構想があった。

実際に1928年に免許を取得、用地買収も進めたが、昭和恐慌や戦争などで着工できず、戦後の農地改革で用地を失い、計画は頓挫してしまった。

また現在は、近江鉄道・信楽高原鐵道の路線を改修・改築したうえで京田辺方面へと延伸するびわこ京阪奈線構想がある。

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