概要
バードマン(初期設定ではスーパーマン)の母星・バード星で作られた変身アイテム。マスク、マント、バッジの三点セット。これにコピーロボットを加えることで対象をパーマンとして認定する。
脱いで一か所に置いておくと自動的にくるまって消しゴムくらいのサイズになり、保有者の意思で元のサイズに戻すことが可能。
原作ではドンガラガッチャ共和国の科学者がスパイとしてカバ夫とサブを騙しセットを奪いその一端を用いて複製を製作したというシーンがあり、地球の現代科学でも施設があれば量産可能である。
但し、チラッと見ただけなので伸縮する事は知らず、チョッとした生理的現象でコントロール出来ずに力を失う欠陥品である。
また、バッジの有効性も同様に分からず局地でも行動ができると予測しなかった。これだけでもバード星の科学力が繊細な操作技術を保有するアドバンテージが多分に有ると推測される。それでも大量生産には踏み切れず、時間と予算が必要だとバードマンは1号に語っている。
パーマンマスク
パーマンの力の源であるヘルメット。これを被ることでパーマロゲンという新物質が作られ、被った対象は筋力が6600倍にまで増強され、骨はダイヤモンド以上の硬度になる。顎紐を締めなくても載せるだけで効果があり、作中では象やゴリラもパーゾウやパーゴリラになっていた。
マスク単体はナイフが刺さるくらい脆く、拳銃に当たっても損傷するものの、被ると被った当人は同じパーマン同士で殴り合っても平気なまでに頑丈になるものの、木の棒で殴られただけで気絶する、蜘蛛の糸が混入しただけで本調子が出ないなど頭部に関しては例外のようである。また、酸素さえ吸入できれば宇宙空間でも活動は可能になる。
耳のような部分はダイヤルを回すことで自動的に(地球の)多言語を翻訳することが可能になる。ほんやくコンニャクとは異なり文字列も普通に解読できるが流石に書くのは無理。
色は1号が青、2号がオレンジ、3号が赤、4号が緑、5号が黄色、バードマンは黒で先端が長いものを使用している(使用なのかオプションなのかは不明だがアニメで1号がバードマンとなった際は彼のマスクに先端部を後付けしている)。
前述の科学者による複製品はよく見ると耳の部分が縦に垂直に真っ直ぐなデザインになっている。
なお、余談ではあるが、読切版では連載版よりはるかにダサいデザインになっている。
パーマンマント
特殊繊維パーマロン製のマント。自身の身体にかかる重力ベクトルを自在に捻じ曲げたり伸ばしたりすることで、浮遊、飛行を可能とする。飛行速度は119㎞/h(初期設定および白黒版アニメでは91㎞/h)とそんなに速くもないため遠出する際には新幹線の屋根の上にただ乗り(パーマンじゃないと死にますから絶対に真似しないでね)することもある。
但しパータッチと言う機能が存在し、パーマンマントを付けている者同士で体をくっつけると飛行速度は倍化する。つまり4人なら8倍の952㎞/h、5人なら1904km/h(マッハ1.55)になる。抗生物質の搬送時、偶発的に重ね合わせ速度が増した事から、これ以降は現場に急行する場合に使用する。
槍が簡単に貫通するほど脆い上、肩の留め具は以外と簡単に外れてしまうようだ。
一部設定と異なるが逆さまにつけることで「飛べ!」という意思を逆に読み取り地面にめり込むという機能(?)があり、これを用いて悪人を退治したこともある。
前述の科学者による複製品はよく見るとマントの模様が異なる。
パーマンバッジ
アルファベットのPに似たバッジ。ブービーが普通に肌に付けている辺り、安全ピンは無いと思われる。包丁で刺してもビクともしない。
通信機として使用されるほか、口に咥えれば酸素ボンベの働きもする。前述は音の大きさで発信源を特定可能で、後述は固形酸素により一ヶ月分呼吸が出来るが、砂が詰まって作動出来ない場合もある。
アニメではその発信音が特徴となっているほか、起動時に目玉が回転する。多くの悪者はマスクとマントの有用性ばかり気を取られ、能力を知らず蔑ろにする傾向があり逆転の一手になるケースが多々ある。
原作では腹を下したときの音に似ているようで何度か腹痛を心配されている(同作者のT・Pぼんのタイムシーバーと共通する)