恐竜グリード
きょうりゅうぐりーど
設定
概要
他のグリード同様セルメダルを利用して恐竜系ヤミーを作り出すことができる。
恐竜系とはいってもそのモチーフにはユニコーンといった架空の生物も含まれる。
ここでは現代には存在しない全ての生物が「恐竜系」という分類になっている。
物語開始時点では、他のグリードたちのように個別の自我を持った怪人としては存在していなかった。
本編終盤にて真木清人が紫のメダルを自分の中に取り込み、変身するという形で登場。
44話にて弱っていたとはいえ完全体のカザリを瞬殺し、ガメルにも一撃で致命傷を与えるなど桁違いの能力を持っている。
また、キヨちゃんは怪人態に変身する際に彼に同化している。
「ギル」(後述)の名前の由来の一つであろう「裏切る」の言葉通り鴻上会長を裏切り、伊達明も裏切り、そしてグリード達をも裏切って狂気の理想へと暴走。
最終決戦時には、今までに手に入れたほぼ全てのコアをウヴァに強制的にぶち込む事でメダルの器暴走形態を生み出し、世界の終末を引き起こす。
それを阻止しようと挑んできたオーズプトティラコンボの必殺技グランド・オブ・レイジを食らって爆散するが、メダルの器が発するエネルギーフィールドの力を受け復活し、プトティラコンボを退ける。
だが、タジャドルコンボで再び挑んできたオーズと幻影アンクの連携攻撃に一方的にボコられまくり、体勢を立て直そうとメダルの器に戻るものの、タジャドルコンボの最後の必殺技ロストブレイズの直撃で大ダメージを食らい、直後に発生したブラックホールにバラバラになりながら飲み込まれて消滅した。
「ギル」について
TV本編での恐竜グリードの登場に先立ち、『MOVIE大戦CORE』において「ギル」という名の恐竜系グリードが声と名前のみ登場している(声:浜田賢二)。
しかし、本作の制作時点では恐竜系メダルの設定などが確定していなかったためかTV本編と食い違う描写が多く、この「ギル」は本編における恐竜グリードとは異なる存在である可能性も高い。
後に発売された『小説 仮面ライダーオーズ』の一章にして本編の前日譚にあたる「アンクの章」でも、アンクの800年前の回想部分に「もうすぐコアメダルを破壊できるグリードが完成する」といった記述がある一方、恐竜系グリードそのものや「ギル」という名前は登場していない。
公式媒体においては本編で真木が変身したグリードは「恐竜グリード」と呼称されており、こちらを指して「ギル」の名称が使われることは基本的にない。
しかし、このピクシブ百科事典では映司グリードとの差別化のためか、前述の「ギル(グリード)」の名前の記事が先に作成されていた(この記事が作成されたのは『仮面ライダーOOO』の放送終了より3年近く経過してから)。
そのため、pixivにおけるタグとしては「ギル(グリード)」も少なからず使用されている。
他作品では
オール仮面ライダー ライダージェネレーション2では、世界を支配しようとするゴウラの手によってオリジナルの真木博士の記憶を持ったコピー怪人として登場、各ライダー達と戦う事になる。
偽りの命とはいえ仮面ライダー達がゴウラに怒りを覚えるのに十分であった。
仮面ライダー生誕45周年記念としてYoutubeにて配信される『仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂』のオーズ編にも登場する。声は当時と同じく神尾佑が担当する。
フレイの力によって白い魔法使いと共に召喚され、自身は仮面ライダースペクターと対決。この時、スペクターに「もし大切な者がいるのなら、それが醜く変わってしまう前に終わらせる事をオススメします」とに告げている。
最終的にオーズ魂となったスペクターに敗れ、最期は「この世界はまだ、美しい…」と言い残して爆死。再び自らが完成してしまうという結末を迎えた。