「ドロシーがそう言うなら…」
概要
アニメには12話から初登場。姉のドロシー・ウェストとは「ふたごのきょうだい」。キャッチフレーズは「テンション・リラックス」だがドロシーの「テンションMAX」に続けて「リラックス」とだけ言う事が多く、日常でも口癖のように「リラックス」と発している。
行動的な姉のドロシーとは対照的に引っ込み思案で「ドロシーがやるなら私も…」が口癖のようになっている。ドロシーに常に行動を合わせており、「ドロシーが気絶するなら私も…」と言って気絶してしまう程。
その言動は東堂シオンに当初「自分の意見がない」とマイナスに捕えられていたが、後にそういった言動は自分よりも誰かの幸せを喜ぶ天性の優しさからくるものであると認識を改めている。
もっともレオナ自身も周りに合わせてばかりな部分は気にしていたようで、同じように周りに頼りきりなことを悩んでいた北条そふぃとの会話をきっかけに、自分のやりたいことを考え自立していくようになった。
南みれぃに追い返されたドロシーや彼女に違反チケットを貼られた事が屈辱のシオンと比べ、らぁら達を敵視している様子はなく逆に積極的に仲良くしようとしている。特にそふぃとは、似たような悩みを抱えていた者同士なためか自然と話せると語っている。
男の娘疑惑?
メイン7人の中で唯一、または姉と違ってまつ毛が描かれておらず、ミルコレにおける下着姿で(双子にも関わらず)姉と違い胸に膨らみが無いことから、男の娘なのではないか?という疑惑が浮上している。
※メイン7人以外の女性キャラでまつ毛が描かれていない女性キャラは存在する(定子等)
また、レオナが紹介される際は「姉妹」や「妹」という表現は一切されず、「お姉さんはドロシー」「お姉さんは双子のドロシー」等と女の子と確定する表現が避けられている。ぷっちぐみではさらに「なぞの多いふたご」という謳い文句も。
「TVstation」という雑誌においては他のキャラクターの担当声優が自分のキャラを「○○な女の子です」と表現する中でレオナのみ「○○な子です」と表現されたとのこと。
さらに10月9日に発売されたプリパラ公式ファンブック 1st&2ndライブ号において公式サイトのキャラクター紹介にあるものと同じ立ち絵が掲載されたのだが、レオナの立ち絵をよく見ると胸部分の影が修正されて消されており公式サイトと微妙に異なったものになっている(ドロシーはきちんと胸がある)。
アニメのライブシーン3Dモデルでも、コーデチェンジの際やライブシーン等を比較すると他の5人と違いレオナだけ胸が無かったりと細かなところまで徹底されている(もちろんドロシーには胸がある)。
また、以下の要素も男の娘疑惑を補完するものとしてあげられる。
・過度に女の子らしい仕草をする(内股等)
・ピンクという本来女性らしい色、或いは女性の主人公色を配色されていること
・頬を赤らめていることが多い
・相方であるドロシーが男の子っぽい女の子であること
・色気があると作中で言われる
・めが兄ぃを見て恍惚とした表情を浮かべる
以上のようなことで男の娘ではないか?と疑われる…というより男の娘であって欲しいと言った声も上がる。
更なる情報として、ゲームにて排出されるマイチケの言葉に「ドロシーとレオナはふたごのきょうだいなんだよ♪」との文字が…。
姉妹と書いてきょうだいと読む用法は決して間違いではないが、何故しまいでなくきょうだいなのか?
このきょうだいという表現、兄弟以外に兄妹、姉弟とも表記できるが、ドロシーがおねえさんと明言されているということは…
真実
本当に男の娘だった。
18話にてウェストきょうだいがパプリカ学園に転入。レオナはパプリカ学園に、男子制服を着て現れたのだった。
さすがのみれぃやシオンでも全く計算できず、その時のショックは凄かったようで…(シオンはチームメイトにも関わらず知らなかったらしい)。
「小さい頃からドロシーとお揃いの服を着ていたから」というのが女装の発端らしいが、73話で「女装は自分のあるがまま」という意思を表明しているため今となっては自らの好みが大きいようだ(ちなみに85話での回想から、幼少期の時点で少女的な感性だった事が判明している)。
もうすでにアイドルとしてプリパラに出入りしてるので、当然といえば当然ではあるが正規のプリチケが届いている。
クラスでの扱いが男子なのか女子なのかは不明。男子生徒に惚れかけられたりしている辺り、女子寄りの扱いではあるらしい(雨宮に嫉妬されてはいたりする)。
プリチケは原則女性にしか届かないため、レオナは現時点で(運営側の赤井めが兄ぃを除く)唯一の「真っ当に」プリパラに出入りしている男性キャラ。
プリティーリズムシリーズでは過去にCallingsやラブミックス、OverTheRainbowと言ったレギュラーの男性アイドルも存在したがプリパラにはそのようなキャラが存在しないだけにかなりイレギュラーな扱いと言える。最もプリパラでは男性を全面禁止している訳ではないようで(小学館から刊行された『プリパラ&プリティーリズム パーフェクトワールド』掲載の漫画ではOverTheRainbowの3人がプリパラにゲスト出演しており「男子がプリパラに来ることが非常に珍しい」旨のリアクションが見られた)、こうした経緯から、レオナも広義の「プリズムボーイズ」に含まれる場合がある。
かなり初期から疑惑の目で見られていたものの、18話でショックを受けた人や絶対に女児向けでそんなことをするはずが無いと最後まで信じていた人もかなり多い模様。男の娘説があったことをその時点で初めて知った者も多い。レオナに関しては「女児向け」で既に「プレイアブルなキャラ」を男であると明かしたためかなり異例であると言える。かつて伊藤かな恵が主演した『しゅごキャラ!』にてとあるキャラが男と発覚した時の衝撃に匹敵する、と言う者もいる程である。
85話にて、幼少期は女子のような容姿や服装に加えておとなしい性格から、男子たちにいじめられておりその度にドロシーに守ってもらっていたという過去が判明した。パプリカ学園では男女ともにレオナの可愛さを認めており、そのような事は無くなっている。
・プリパラ憲章十二条(18話、みれぃの台詞より)
プリチケが届いたものは 何人もプリパラに出入りしていい
・18話で男であるレオナに心を奪われて何かに目覚めてしまった男子生徒曰く、
「これはプリパラの神も許すわ…。」
・放送前の特番にて濱口優が予言のように放った一言。
「女の子だけのアニメかと思ってたけど男も楽しいよ!」
しかし57話にて紫京院ひびきが「怪盗ジーニアス」を名乗りプリパラに不法侵入した際、観客の女子が男がプリパラに入ってきた事で騒ぎ立てレオナが動揺するシーンがあり、学校関係者以外は彼が男である認識が殆どない可能性が浮上(ひびきが正規ルートでプリパラに入った際「男子解禁!?」と騒ぎ立てられたためこの可能性はかなり高い)。めが兄ぃを除けば男が入る事自体異常扱いを受けている。
因みにこの回でひびきが男である確たる証拠にはなっておらず、むしろレオナの逆パターンの可能性が現状無いとは言えなかった(60話においてはジーニアスの女性説まで浮上していた)。
更に紫京院ひびきの執事である安藤玲がヤギに変装してプリパラに不法侵入している為、唯一では無くなった(しかも怪盗ジーニアスと同じくプリパラのシステムに引っかかっていない)。不正なので彼らの性別は関係ないが、後にひびきは女性である事が判明している。
余談だが、彼の性別明言後はコーデチェンジバンクのシルエットが専用のものに差し替えられた。
機械に強かったり自ら体を張った行動に出たりとレオナが男性という事は作中で活かされる事もあるのだが、作中では以下のようなシーンが存在する。
エピソード
・ドロシーと混浴している。家族とはいえ、中2の姉弟のはずだが…(お互いに驚く様子はなく、日常的なことのように描かれている)。そしていまだに部屋も姉弟一緒である。
・風邪で寝込んでいるらぁらの汗を拭くために服を脱がそうとする。このとき、小学生とはいえ同年代の女子であるらぁらを意識している様子が全く無い。下心の「し」の字もなく、あくまでも献身的な気持ちでの事である。
・なおシオンとみれぃに焦って止められ未遂に終わってはいるのだが、2人が止めたタイミングもドロシーが「自慢の弟だからね!」と弟の単語が出てきたことにしばらく間を置きようやく反応してからである。
・そして当のらぁらも、紛いなりにも年上の男子に服を脱がされようとしているという一歩間違えなくとも犯罪になりかねない事実だったにも関わらずレオナ相手には全く意識も反応もしていなかった。
・現実世界で普段女装することはないが、31話でドロシーと共に不良化した際に女子の服装を着用していた。この時、現実世界で女装することに対して特に抵抗を示していない(そもそも現実世界での私服も女物に近く、強いて言えばパンツスタイルが徹底されている程度である)。前述の通りレオナは小さい頃からドロシーとお揃いの服を着ていたとのことで、幼少期から日常的なことであった模様。
・32話でめが兄ぃに対してバレンタインに手作りのメガネ型チョコを渡すのだが、渡すまでの描写を見る限り完全に本命チョコであり、奥手な恋する乙女が中々渡せずにいるという様子そのものである。また、翌年のバレンタインデーにあたる82話でもめが兄ぃにチョコを渡している。
・第60話で雨宮の『(周囲がカップルだらけで、自分がドロシー&レオナと一緒にいると)傍目には、僕達もデートしているように見えるのでしょうか?』という問いに対して顔を赤らめながら『デートだなんて……』と言いつつ、小指を立ててストローで飲み物をかき混ぜている。更に雨宮が『デートだとしたら、これが僕の人生初のデートになってしまいます』と続けると、『雨宮くんの初めて……』と恥じらいながら呟いた。
・第63話で24.5時間テレビの合間に他のメンバー(全員女子)と同じ部屋で就寝しているシーンがある。しかも他のメンバーはそれを全く気にしていなかった(らぁらは眠れなかったが、それは目的達成への不安の為である。それ以外は普通に就寝していた)
・第74話で紫京院ひびきの舞台稽古をドロシーと共に手伝う。女性役が様になっており(因みにドロシーは男性役)、ひびきにお姫様抱っこもといお姫様が抱っこされている。当然王子は女で姫は男なため、性別というものの概念を忘れそうになるシーンである。もっともこの話はただの萌えシチュをやっているのではなく「舞台劇の形式を借りてレオナとひびきが互いに性別のあり方について持論を交わす」という、トランスジェンダーという現実の問題を児童アニメでどう扱うかについて興味深い視点を提示したエピソードにもなっている。
・『プリパラ』の姉妹作品である『プリティーリズム』シリーズのスピンオフ『KING OF PRISM』では、レオナと名前も外見も良く似たキャラが登場している(ただしあくまで公式は「単なる偶然」ということにしている)。そのキャラクターは「妹系男子」扱いされることを気にして常々「男らしくなりたい」と考えているため、女装を「あるがままの自分の個性」として肯定しているレオナとは対照的である。
考察
なぜ男子であるレオナ・ウェストがプリパラ空間内部で女性として扱われているのか。
年齢的に第二次性徴が起こってもおかしくない年頃のレオナに、なぜその兆候が現れないのか。
それについてさまざまな考察・議論が交わされているが…
そのひとつとして、レオナ・ウェストは《クラインフェルター症候群》である可能性がある。
…もちろん、それは染色体検査でもしないと確かめられないことであるため、
詳しい説明はウィキペディアの記事などに譲るが……
これは、性別が男性であるにもかかわらず、性染色体にXXの女性型が含まれることで起こる現象で、三毛猫のオスは、この《クラインフェルター症候群》で生まれることで知られ、
その発生確率は5万分の1以下とされる。
その特徴として、幼少期は男の子であるにもかかわらず女の子らしい、おとなしい性格に育つ。
また、『自分の性別に、こだわりを持たない』という特徴があり、自分の性別を気にすることが無く行動でき、衣服も男物女物問わずに違和感を示さずに身に着けられる。
最大の特徴として、第二次性徴が起こるころになっても声変わりもせず、ヒゲなどの男性的な体毛が生えないことが主に起こり、ホルモンバランスしだいでは、乳房などが女性的に成長していくという現象である。
この記事に記されていることを見るに、レオナ・ウェストは《クラインフェルター症候群》の見本のようなキャラクターで、
もし、この仮説が真実であるなら、レオナちゃんは
まさに、5万分の1の奇跡によって生まれた希有な存在だと言えるだろう。
その他
・ジュルルのパパ役らしいが、やってる事は母性的で完全にママ役だったりする(シオンの方が父親的な立ち位置に近い、というか本人が自認した)。3DSの「めざめよ!女神のドレスデザイン」でもジュルルにママと呼ばれていた(ドロシーはパパ)。
・102話のコレでジュエルチェンジを起こした際はクールタイプとなり、その影響で完全に男の子なイケメンキャラと化していた(雰囲気はイケメンな女子だが)。
関連イラスト
関連タグ
アイドル