概要
M551シェリダン空挺戦車に変形するミニボット部隊所属の戦士で、「(アメリカ先住民族の)出陣への道筋」や「敵対行為」を意味する名前(Warpath)を持つ。
主砲からは爆発、高熱、極低温、酸、音響等の様々な砲弾を発射可能。
基本的には陽気だが、赤いボディのサイバトロンなだけあって性格は血気盛んで、砲身を傷つけられると取り乱し大暴れしてしまい、戦車モードの時に横転すると自力で起き上がれないという弱点がある。
『ターゲットはコンボイ』の回では、仲間が突如として消息を絶ったことに対し、「そんなのデストロンの仕業に決まってまさぁ! さっそく奴らの隠れ家を襲いましょうよ!」とコンボイに進言し、仲間を拐った犯人が兵器コレクターのチャムリー卿だと判明すると「こうなったら皆で乗り込んでって、あの爺さんを痛い目に合わせてやりましょうや!!」と血祭りや引きずり下ろして細切れに負けず劣らずの過激発言を連発している。
(※なお、この時の彼の声はアイアンハイドと同じだった)
また、他の回ではとても正気とは思えない笑い声をあげており、そのこともファンからはネタにされている。
しかし基本的には陽気かつとっつきやすい性格で、おっかない発言が目立つ一方で『タイムトラベラー』の回ではスパイクを気遣う一面もあり、『ホイストハリウッドへ行く』ではトラックスやサンストリーカーらと共に映画出演のために撮影所に押しかけるような一幕もあった。
敵味方共に多くの戦死者が出たユニクロン戦争を生き延び、2010にも引き続き登場。
『クインテッサ星人の陰謀』の回では地球に残った仲間達と共にダイナザウラーへと果敢に立ち向かっていった。
なお、日本語吹き替え版では『対決!!ダイノボットPART2』のみ「ウォーパス」と呼ばれ、名乗っていた。
ただし『ウォーパス』で検索した場合、MARVELコミックスのキャラクターがヒットする(後述)。
ゲームシリーズ
声・ジェイミーソン・プライス
『War For Cybertron』から始まるゲーム独自のシリーズに登場するワーパス。本編では二作目『Fall Of Cybertron』に登場。
完全に若造キャラとなっており、どちらかと言えば北斗の拳に出てくる「ヒャッハー!」集団に似たテンションで暴れまわる。
オプティマス、アイアンハイドらとともに任務に赴くが、その血気盛んっぷりに老兵であるアイアンハイドも呆れるほどであった。
他の登場トランスフォーマーと同じく、デザインはほぼG1のものを踏襲しており、雰囲気はかなり似ている。
マーベルコミックスの"Warpath"
1975年に戦死したX-MENメンバーの初代サンダーバード(ジョン・プラウドスター)の弟にあたる。
兄を敬愛していたジェームスはその死の責任がX-MENにあると考え、二代目サンダーバードを名乗りエマ・フロスト率いるチーム・ヘリオンズに参加。
X-MEN及び新チーム・ニューミュータンツとの戦いを経て和解にいたり、1991年ニューミュータンツに参加、チーム名の変更(ニューミュータンツ改めXフォース / X-Force)に伴いジェームスもウォーパスと改名。
2006年にはX-MENに加入している。
能力は超人的なパワーとスピード、耐久力・反射力、飛行能力(やや遅め)と、Warpathの称号の由来となった暗闇をも見通す視覚、遠い位置の微かな音も聞き分ける聴覚。
素手の戦闘に関してはエマ・フロストから、棒術はシャタースターから訓練を受けており、またストームからワカンダ産ビブラニウム製の二振りの剣を贈られている。
実写映画『X-MEN: フューチャー&パスト』では、センチネルによって壊滅しかけている世界で抗戦を続けているX-MENのメンバーとして登場。
演ずるのはブーブー・スチュワート。