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ザンダバルドの編集履歴

2017-11-04 01:57:23 バージョン

ザンダバルド

ざんだばるど

宇宙幕府ジャークマターに仕えるカローの一人。かつてはチキュウに常駐していたダイカーンでもあった。

※注意:この記事にはVシネマネタバレが含まれています。






















センシティブな作品

「キュウレンジャー程度も始末出来んとは、コウチョウインダベーも使えねぇ奴だな」


CV:渡部勉/スーツアクター:坂井良平


データ

役職/ダイカーン(チキュウ担当)→カロー(ジョウギ座系担当)

出身/トテム星(ワシ座系)

身長/195cm

体重/176kg

装備/ザンダーバー刀(とう)

分類/甘言宇宙人


概要

半年前はチキュウに常駐していたダイカーンの一人だったが、とある功績を挙げた事で昇格、ジョウギ座星系を支配する立場に就いたカローラプター283の出身地でもあるワシ座星系・惑星トテム出身。トーテムポールを連想する頭部と青色の大鎧を纏った身体と言う、シンプルだが力強いシルエットの外見を持つ。

トーテムポールの顔が刀身に描かれた両刃剣『ザンダーバー刀(とう)』を振るって放つ斬撃は強力で、建物の一角に放てば瞬く間に瓦礫に変えてしまう程。


支配星系内にある惑星・スリービーに据えられた、ジャークマター学園都市を支配するスクールインダベー一家の上司だが、彼等がキュウレンジャーに敗北しても哀悼する所か「使えねぇ」と口汚く罵る冷酷非道な性格。キョダインロウは左腰前に下げている。

スティンガーチャンプとはチキュウ赴任時代に面識があり、因縁を持っている様である。
















ダイカーン時代

「私がお前を責める訳が無いだろう?もしお前が失敗し、ドン・アルマゲ様に糾弾されたとしても、私が必ずお前を守る」(建前)

「使えねぇが操り易い女でな。だがあの女を犠牲に消せたのがキュウレンジャー一人じゃ割りに合わねぇ、この代償はその内払ってもらうぜ!」(本音)


強い上昇志向故に兼ねてよりカローへの昇格を窺っており、その功績を積む為にチキュウ人とイッカクジュウ座星系人のハーフである女、ミカ・レーツを利用した計画を実行していた。

その内容は、支配地区付近に身を寄せていたチキュウ人達へ自身の配下を送り込み執拗に痛め付ける事で異形の宇宙人に対する憎悪を植え付け、それが右手が異形であるミカに向かう様仕込む。これにより心身に傷を負い孤独になったミカに上辺の優しさと甘言に満ちた救いの手を差し伸べ、彼女に『孤独から抜け出すには迫害する者達を殺してダイカーンになるしか無い』と吹き込む事でチキュウ人同士殺し合わせると言う、外道としか言えない最悪の物であった。

立案したザンダバルド自身はこの計画を実行させる為なら、本来自身とは真逆の存在である聖人の様な振る舞いや言動でミカに接する事も厭わない(※拠点のモライマーズ内の謁見部屋も教会風に作り替えているのがより胸糞悪い)。無論、計画が成功した暁にミカを救う気は全く無く、適当な扱いをして使い物にならなくなったら処分する腹積もりだった。


活躍

ダイカーン時代に前述の計画を進め、あと少しの所で目的を達する段階に来ていたがまだミカの心に優しさが残っていた為一線を越えさせる事が出来ないでいた。しかしミカの前に当時単独行動を取っていたスティンガーチャンプが現れた事を切っ掛けに、2人が一旦腰を落ち着けた廃ビルへインダベーツヨインダベーを伴ったミカを差し向ける。

そしてミカはスティンガーとビル内で激しく戦うが、そこへザンダバルドはザンダーバー刀からの斬撃を撃ち込んで瓦礫を生じさせ2人を巻き込む。しかしチャンプはインダベー達を引き付ける為、スティンガーと分かれていた事で巻き込まれずビルの外へ出てザンダバルドを発見。彼の糾弾に対して邪悪な本性を現しつつ攻撃を軽くあしらって撤退した。


その後スティンガーによって瓦礫から抜け出し、彼からの優しさを受けたミカだったが、憎しみに燃えるチキュウ人達に捕まりまたリンチを受けそうになった事で自らの憎悪が再燃・爆発。ザンダバルドの想定通りチキュウ人達を惨殺、遂に一線を越えてしまう。

これによりとうとう目的を遂げたザンダバルドは表向きの約束通りドン・アルマゲの力を借りつつミカをダイカーンへと変貌させ、自身を追って来るだろうスティンガーとチャンプに対する足止めとして差し向ける。そして結局、ミカは2人に負けた為彼女の背後より斬撃を撃ち込んで処刑。

「結局お前らはこの女を救えなかったようだな。この女を孤独から救ったのも、“夢”を与えてやったのも、苦しみから解放してやったのも全て俺だったって訳だ!」と言ってスティンガーとチャンプに勝ち誇りミカにはもう用済みと告げた直後、離陸したモライマーズに飛び乗ってチキュウから離れた。



その後、チキュウで成功させた計画がアルマゲに評価され、ジョウギ座系のカローに昇進。それから程無くしてキュウレンジャーが支配星系内の惑星・スリービーに現れたのを察知して出現、自身との面識があるスティンガーとチャンプに出会うや斬撃で2人を谷底へ叩き落とした。

だが程無く復帰したスティンガー(※チャンプは再び暴走が起こり何処かへ走って行ってしまった)と再び遭遇、自身がミカ達の人生を狂わせた事でカローに昇進出来たのを嬉々として語りスティンガーを激怒させた。そして直後にスティンガーと駆け付けて来たキュウレンジャー5人(ラッキーナーガ・レイハミィスパーダ佐久間小太郎)に対し配下を引き連れて決戦。配下達を他のキュウレンジャーが片付ける中サソリオレンジと一騎打ちするも、ダイカーン時代を上回る実力で圧倒する。


しかし、かつて自身が処刑した直後にミカが生み出したイッカクジュウキュータマをオレンジが使用、チェンジしたサソリオレンジイッカクジュウアームには敵わず、ザンダーバー刀を弾き飛ばされた上で猛攻を喰らい追い込まれてしまう。

そして最後は、ミカの悲しみを利用した事に怒るオレンジ=スティンガーの放つユニコーンアンタレスを喰らい、身体のど真ん中を貫かれて苦悶の声を挙げつつ大爆散。因果応報の最期を迎えた。


余談

モチーフはカナダアメリカの先住民インディアン(ネイティブアメリカン)に伝わる伝説の鳥・サンダーバード

ザンダバルドが出世欲の強いキャラクターの為、『上昇志向』のイメージから積み重なった柱や鳥を連想し、モチーフとなっている。


関連項目

宇宙幕府ジャークマター カロー ダイカーン

モズマ(キュウレンジャー):同じくワシ座系出身でチキュウに常駐していたダイカーン。

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